ロケ地訪問

バイトの帰りにたまたま川崎に行く用事があったので、
前から訪れてみたいと思っていた映画 「キッズリターン」のロケに使われていた
京浜急行の小島新田駅にある陸橋に寄ってみた。

最後のセリフの「マーちゃん、俺たちもう終わっちゃったのかな?」
「バカヤロウ! まだはじまっちゃいねぇよ」で有名な
キッズリターンは北野武監督の映画で、俺が大好きな映画だ。

主人公の安藤政信と金子賢(留年している)は勉強から落ちこぼれた
同じ男子校に通う不良の高校生で、
安藤政信はボクシングの世界へ、金子賢はボクシングを早々に挫折して
やくざの世界に行くが、最後は2人ともその世界でも落ちこぼれてしまう作品だ。
同時進行で出てくる映画の登場人物は、みなぱっとしない落ちこぼれの人生を歩んでいるか、
落ちこぼれてしまう。
唯一、漫才師を目指した同級生だけが、順調な人生を歩むのがたけし作品らしいと
言えるのだろうか。

この映画の解釈はいろいろあると思うが、
俺なりには、ダメなやつは何をやってもダメ 
な無常さと挫折が描かれているリアリティーさが好きだ。

また、安藤政信のボクシングシーンも、彼は非常にボクシングセンスがあり
カッコいいのだ。
続けていればプロテストも受かるレベルだ。

俺も男子校で高校時代に落ちこぼれて留年していたので、
この映画で描写されている彼らの男子高の生活が懐かしいのと、
部分的に自分と被って共感を覚えるのだ。
ありがちなハッピーエンドもなく、
青春映画にありがちな恋愛シーンがほとんど描かれていない
武骨さも好きだ。

結局、ダメな人間は何をやってもダメで何者にもなれない。のだ。
俺もまさに今そんな人生を地で行っている気がする。

この陸橋は、映画では安藤政信と金子賢がボクシングのロードワークのシーンで
使われていた場所だ。
着いたのは夜中だったのだが、京浜急行の支線の終点の小島新田駅の真横から
真っ直ぐに伸びている歩行者専用の陸橋で
車で着いて、降りて見てみるとおおお!これだ!これ!
映画で見るよりも小さい何の変哲もない陸橋だ。
入口は車止めがあって入れないようになっている。
とりあえず、主人公のように橋を全部渡ってみることにする。

陸橋には小さい街灯はあるのだが時間が時間だけに く、暗い・・・。

下には大きな貨物のヤードが広がっていて、たぶんこの辺は工業地帯で
真横には工場が隣接していて、非常に寂しい雰囲気だ。
これから、刑事ものに出てくるような、
麻薬の取引が行われている倉庫にでも向うような雰囲気だ。
陸橋を降り切ると道があり、正面には大きな工場がある以外は
なにもない。

周囲を歩いてみたが、ジムに使われていた場所はわからなかった。

訪れる前は、橋を渡りながら映画への思いを馳せて感傷に浸ろうと思ったのだが、
真夜中の川崎の工業地帯は、なかなか寂しいもんだぜ・・・。

で終わってしまった。
いつか昼間に行きたいものだ。

皆さんも興味があったら、キッズリターンをぜひ見てほしいと思う。
http://www.office-kitano.co.jp/contents/MOVIE/WORK/sixth.html
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by masa3406 | 2009-02-12 14:20


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