ちょっとマニアックな話題を。
老舗でもある格闘技雑誌の2大専門誌のうちのひとつの 格闘技通信が休刊・廃刊されるかもしれない。 ことをまだ噂の段階のようだが記事で読んだ。 真偽の程は定かではないが、売れていない雑誌はやたら定価が高いものである。 あなたの購読している雑誌の定価が高いとしたら。 それは、売れていない雑誌なのである。 昔は700円くらいだった定価が、デフレ時代に反するように 上昇し、最近では920円まで急上昇していたことからも、 売り上げが低下し続けていることは伺える。 普通のスポーツ雑誌、及び媒体は選手のインタビュー記事を載せるときは インタビュー料や取材費を選手に支払い、 それを選手も収入の一部にしているのが一般的である。 たとえばプロ野球やプロサッカーの有名な選手ともなると、そのインタビュー料や 取材費は、年俸以外のかなりの副収入にもなるとも聞く。 一部の有名選手などは、その取材費の多寡でインタビューを拒否 することも普通にあるそうだ。 がしかし、この格闘技雑誌の世界。 有名選手なんかに聞くとインタビュー料は、 原則的に飯をご馳走する程度で、タダであることが一般的だ。 載せてあげて顔を売れるからそれが選手のメリットになるから、それでチャラね。 みたいな慣習なのだそうだ。 プロの格闘技の選手で、ファイトマネーだけで食える人はほんのひとにぎりだ。 ファイトマネーをもらえる試合のペースは、せいぜい2.3ヶ月に1回。 試合だって練習で怪我をしてしまったら、出場できずにそのファイトマネーだって入ってこない。 だから、大体の選手はアルバイトや仕事をしていたり、 有名選手には、ファイトマネー以外に個人スポンサーがついているもの。 最初から個人スポンサーがついている、総合格闘家の秋山選手や石井選手 吉田選手みたいな例は かなり稀な例。 大多数は、下積み時代に練習との両立に苦しみながらも、副業をしているものだ。 あのボクシングの内藤選手も今では個人スポンサーがついていて、 ファイトマネー以外にも数千万円をもらっていると聞く。 有名選手が、現役か引退してから個人でジムを出すパターンがあるけど それはほとんどが、個人スポンサーの出資があってできているものだ。 そんな、競技を続けていくことも厳しい格闘技の世界。 格闘技ブームが去った今、大きな専門誌の廃刊でさらなる地盤沈下にならなければいいが。 と思う限りである。
by masa3406
| 2010-01-16 02:25
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