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トラウマ

更新が遅れました。
遅れたのは、女ができたからであるとか
まったくそういうことではなく、ただ仕事が忙しくて疲労困憊で
帰宅したらそのまま寝てしまう日々だったからだ。

付き合いについてだけど
さっそくこんなことを言ってしまっては何だけど
どうも俺には、彼女とか交際は向かないなあという思わせることが起きた。

ある日、ちょっとしたことから喧嘩?になった。
なんてことないことで彼女が怒り出した。
男同士だったら喧嘩にならないようなことだ。
原因がわからずに事態が飲み込めずに呆気にとらわれた俺は、
鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていたと思う。

それは、思ってもみなかったことからそうなったわけだが、
その中で俺はマイペース(悪い意味で)だとの指摘を受けてしまった。
また様々なことも言われもした。
俺は、それに対しての言いたいことを我慢をして納め、
怒りを静めんと言葉を選んだつもりだった。
だが、感情的になった彼女は収まりがつかないようで
俺を責め続けた。
その様は、今まで外側の関係であった俺には見せたことがない面だった。

俺という人間が、マイペースな点はまったくその通りなのだが、
親以外は他人にお互いに根本的な事を言わない
距離感の生活を送ってきた俺には、他人に性格の根本的な欠点を指摘され
ああ、これが内側の付き合いなのだなと
過去のトラウマが蘇り、付き合うとああまたこれかと疲労感を同時に覚えた。

女の人はなにぶんにして感情的だ。
気分の上下も男よりは激しい。
頻度に差こそあれ、付き合うということは同時にこういうことの連続なのだ。

簡単に言うなら、そういうことを面倒くせえな。と思ったわけで。
過去は放り出してきたことを思い出したわけで、
その俺の抱える根本的な問題をレスしたいと思う。

以前のブログにもどこかでレスしたであろうか。
俺は、母親とは非常に不仲で幼少から罵詈雑言を言われたり
口論が耐えない家庭で育った。
幼少時は、筆舌に託しがたいほどの言葉の暴力や暴力も受けた。
母親は、出来が悪く自分の期待通りに育たない俺を憎んでいたのだ。

身体が大きくなった小学生6年くらいからであろうか、
前は体力でかなわず怯えるだけだった俺が、いつしか反抗するようになった。
父親とも不仲だったのだが、そこには根本的な大きな違いがあった。
父親には俺への憎しみはなかったからだ。

相変わらず俺と母親は性格から趣向まですべてが合わずに、
なにかにつけて些細なことから口論へと発展した。
お互いがお互いを憎み、高校までの実家は、
修羅場と言っても過言ではなく怒鳴りあいが絶えなかった。
時に真夜中まで続き、今にして思うと、近所迷惑で恥ずかしかったと思う。
お互いの感情の赴くままに憎しみをぶつけ合い、怒鳴りあいお互いを否定しあって、
言いたいことを言い合った。
どう言い負かせようかとありったけの辛辣な言葉を浴びせることに執心して、
お互いに言葉を選ぶ思いやりなんて、これっぽっちもない家庭だった。
俺は高校3年の3学期にそんな実家を出て、遠い湘南の地に移り住んだ。

よく、お互いが思っていることの思いのたけや本音
感情をぶつけ合うことはいいことだと言うが、
俺は全てをさらけ出すのは、良くないことだと実家での体験を通して学んだ。
そこからは何も生まれないし、生まれるのは憎しみでしかなく
俺が体験してきたそれは、ただの言葉を使う動物の醜い姿でしかなかったからだ。

その影響で、他人と感情をぶつけ合う
争うことがほとほと嫌になった俺は、いつからだろうか
他人との感情のぶつけ合いを避けるようになった。
またキツイ言葉を言い合って育っただけに、反面教師でそうならないように
他人とは言葉を選んで接するようになった。
そうしてきたつもりだった。
俺も感情の起伏が激しかったり、他人に吹っかける激しいタイプではない。
だから、大人になってからは友達・交友関係において口論をしたり
争ったりすることはほとんどなかった。
また、そういう友達や環境を選んできた。

よく女の子が俺という人間を穏やかそうで、優しそうだと評することがあるが、
それは単に過去のトラウマの裏返しで、反面教師的な行動が起因したものである。
だから、この人は怒らないだろう。
感情をぶつけたり、言いたいことを言えそうと思われて、
実際にそうされると
実は、一番俺の触れてほしくないところに触れることになるのだ。
また感情を揺さぶらんとされることも大嫌いだ。

俺は、それに対して矛盾を突いたり辛辣な言葉を浴びせたりすることは
ずっと封印してきたがやろうと思えば容易い。
だってそういう環境で育ってきたから。

だがもし、そこで俺が怒りの感情をぶつけ合ったら
またうんざりだった過去の繰り返しになってしまう。
それは、俺が高校3年で飛び出した過去の逆戻りになるのだ。

いままで付き合ってきた彼女もそうだが、
女の人はひとたび喧嘩をすると感情的になり、
やり取りの中の何気ない言葉のひとつひとつのちょっとした所も逃さず、
言葉尻を捕えて詰問したり、納得がいく答えが出るまで徹底的に解明せんと
追い詰めて離さない開放しない怖さがある。
また感情にまかせて、責め続けたり言い過ぎるところがある。
俺がそうじゃない子と付き合ったことがないだけかもしれないけど。

感情的に追い詰めると表現したらいいだろうか。
男同士みたいに言葉を選んで、言いたいことの3・4だけ言ってスッと引いて納める文化がない。
俺は、本当は思いやりでそうして欲しい。
俺もそうしたい。

同時に俺は、他人の感情面の把握や感情を言いあらわしたり説明することが得意な人間でない。
だから、そういうやり取りが続くとたちまち疲労したり
ああ、こうなる関係は面倒くせえなと思ってしまうのだ。

まあ、俺が求めていることも都合よく身勝手だってことはわかっている。
ただ、俺は静かで穏やかな生活がしたいだけなのだ。

長々、支離滅裂な文章になっている気がするけど

やっぱ、互いに遠慮がある関係の
外側の人間で良かったんじゃないか俺は?
なんて後ろ向きな事を早くも思ってしまった。
by masa3406 | 2010-08-15 04:11


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