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義務

ここのところ仕事が多忙すぎて、帰宅すると寝てしまう日々で、
ネットをする時間すら事欠く生活だ。

仕事をしていなかった時は、金欠だけど家でネットをしたり、のんびり考える時間があったのだが、
今は自分の時間がなさ過ぎる。
家に帰るときに疲れた顔をしているねえ。といつも言われる。のだが、
その通り俺は疲れている。

心身ともに疲れているときは、俺は1人でマイペースに過ごすことこそが癒しなので、
これを言ってはお終いなのだが、この生活には彼女の存在が微妙だ。
そんな時は、デートをすることよりも
俺は焼き鳥屋のカウンターで、1人ちびりちびりと酒でも一杯やりたいタイプの人間なのだ。

金のない生活も不自由で辛かったけど、
今の生活の自分の時間のなさからくる不自由さも辛い。
定収入がある分だけ、今の方がマシなのだろうか?

金が入るということは、最低限、誰にも親にも迷惑をかけずに済む。のだから。
今、他人様に言える事はたったそれだけのことだ。
世の中で、俺は生きていて義務を果たしていると声高に主張する人がいるけど、
もしかしたらそれは、俺のように好きではないことをしている人なのかもしれない。

仕事を始めてから自分が変わったことと言えば、
無職のときは切り詰めていた外食を、食べたいものを気にせずに食べるようになったくらいだ。
その瞬間だけは、かすかに幸せを感じることはできる。
俺は食べることが好きだから。

あとは、一緒に試合に行ったときのジムの後輩に、
財布を気にせずに心置きなくご馳走をしてあげられることくらいだろうか。

仕事場では、口を開くと気がついたら愚痴ってしまいそうなので、
あまり、無駄口を叩かないようにしている。
口は災いの元。だから。

明日は久しぶりに休みを取り、身売りをすることがほぼ確定的となっている
昔から応援してきた横浜ベイスターズの最終戦を
ファンとしては、居ても立ってもいられずに1人横浜に観戦しに行くことにした。
俺が応援してきたチームの結末も、皮肉なことに俺同様にしょぼいものだ。

親会社がオフに大金をかけて大型補強をして、
電通から引っ張ってきた新社長が、笛吹けど踊らぬ不甲斐ない選手たちは、
さながら小学生から、親がお金をかけて家庭教師をつけたり勉強しろと尻を叩き続けても
まったく期待に応えなかった残念な俺のようでもある。

せめて応援するチームくらいは夢を見たいものだが、
どうやら俺にはそれも叶わぬものらしい。

よく学生時代、友と観戦をして乗った帰りの横須賀線の中で、
俺は何を思うのだろうか。
by masa3406 | 2010-10-07 05:12


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