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指針

ここ数日は残務処理やクレーム対応をしているわけだが、
仲間の何人かが結構あくどい事をしている事が判明して、
おれはその尻拭いに奔走させられた。

その結果、この期間はあのまま最終日に別れていたら知り得なかったであろう、
様々な仲間の裏の顔が見える副産物をもたらした。

できれば知らないまま終わったほうが良かったのだろうけど、
これもまた一緒に過ごした期間に起きた現実だった。

一度は千葉の奥地まで2時間をかけて行き、契約先が廃墟なんて冗談のようなことにも遭遇した。
汗だくになって何もない片田舎の畑の間のあぜ道を歩きながら、
まあ、よくまあ次から次へとあくどい事を考えるものだと呆れるより
何が人をそこまでさせるのだろう。と感心してしまった。

傾向的に、営業成績が良い人間ほど強引であくどい事をしているようで、
それだけグレーなことや、無理をしないとある程度以上の数字は上げられないのであろう。

例外はあるけど簡単にいえば営業成績が極端に良い人に、あまりいい人はいないと言える。
それだけ癖が強かったり強引だったり狡猾だったりするものだ。

帰りに内勤の女性も含めてみんなで飲んだのだが、
ストーカーチックに内勤の女性に迫っていた人がいたことや、どうもいい仲にあった人がいた事実も
俺はそこで初めて知ることとなった。
また、内勤の内情は人間関係が悪く複雑だったようだ。

マイペースな俺には、アンテナが立っていないので
社内の人の細かい人間関係や人の粗が見えないのだが、
結果としてその仕事だけのスタンスが良かったように今になって思う。
人間関係も、気のいいひととしか付き合わなかったし上司や同僚とももめることもなかった。
色々と仲たがいをしていた人もいたらしかったのだが、
あいつがどうのと俺はまったく何にも巻き込まれることもなかった。

俺にしてみたら、会社や人間よりも次から次へと出る商品や機能へ関心が向いていたので、
そこに目を向ける関心や余地は微塵もなかったのだ。
また仕事や数字だけで疲れ果てていたのもあったかもしれない。

内勤の人から見たら、俺は、お客さんからのクレームもなく仕事を着実にこなしている
まじめで礼儀正しい人の印象だったようだ。

俺自身、計算をして特にそうしようとしていたわけではなかったのだが、
自然体でいたら結果としてそうなったのだ。

本当は短気だったりむらっ気があることも、バレなかったのだ。

目の前の仕事を一生懸命こなして知識を得る努力をしていれば、結果や評価はついてくるし
むやみに敵も作ることもないのだろう。
また、付き合う仲間も波長が合ういい人を選んで付き合うことだ。
斜に構えずにシンプルに接していれば、人にも不快感を与えることもない。

これは、これから人生でしていく仕事や会社仕事をしていく上で、
今回、今後の指針というか処世術を学んだ気がしたし、
遅まきながら人間として少しは成長できたのではないだろうか。

ここで学んだことを次の部署でも生かしていきたいと思う。
by masa3406 | 2012-07-24 19:08


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