真実

PCが壊れてしまい久々にブログ復帰です。
前の続きはそのうちに書きたい思います。

気がつけば、2013年も越え、早くも2014年の1ヶ月目が終了した。

簡単に振り返るなら、去年の俺は謎の胃痛に始まり
そのほかも色々と良くないことに見舞われ、ろくな年ではなかった。
いや、ろくな年でもないなかでさらにろくでもない年と言ったほうが適切だろうか。

そこで、大晦日が明けてすぐにジムの高校生と一緒に神社に真面目に願掛けの初詣をしたのだが、
俺は生まれて初めて金運を祈った。
今までは、俺は人生のテーマは金よりも自由な生き方とか、
いわば理想を求めてきたけど現実路線になったのだろう。

昨日、以前の会社でお世話になった熱い性格の先輩と久々に地元の街で飲んだ。
気苦労があるのか、以前よりも白髪が増えたような気がした。
駅の近くの小さな居酒屋で乾杯した。
彼の近況話を聞くときの語り口調も仕事に対する思いも、前と同じでエネルギッシュで変わっていない。

今は紹介で入った会社で営業をしていて、ほとんど部署を1人で担って頑張ってきたのだそうだけど
社長と折り合いがつかずにそれで2月にやめるとのことだった。

中小の会社の社長はトップダウン方式でワンマン経営が多く、
一般的に自分が絶対的に正しいと思っているような人の意見を聞きたがらないタイプが多い。
彼曰く、人に命令されたくない人間が中小の社長を志すんだそうだ。

彼は、自分の今までのキャリアや仕事のやり方に絶対的な自信を持っている人間。
信念を貫くことややり方に徹底的なこだわりを持っているタイプの巻かれないタイプだ。

同時に頑固でもあるので、折り合いがつかなくなった時にぶつかるのは必然的でもある。
その前の会社も最後は社長と大喧嘩をして辞めていた。

彼はよく絶対に真実は1つだから。と俺に言う。
真実は真実で普遍的だから、それに基づいて何が正しいか、あるいは誰が間違っているか判断できるという考え方だ。

それがわかる自分の考えは正しいよと言っているのと同じことでもある。

それ自体は、本当に真実を間違いなく見つけ出せているなら論理としては間違ってはいないとは思う。
でも、とても不器用で妥協ができずに流せないことも意味している。

次も誘われている会社に行くと言うのだが、聞くとワンマン会社の体質のようで、
この人はまた喧嘩をして辞めてしまうんじゃないかなと聞いていて心配になった。

物事や人の機微によく気づいて聡明な彼は、その会社でも入社をしたらすぐに真実を見つけると思う。

そして、それに基づいて判断をしたら納得がいかずに理不尽に思えることが、
次々に炙り出されてくることだろう。
でも、相手も自分が正しいと思っているがゆえに正しく導くことなど至難の業である。

自分でも常日頃いうほど短気な彼が、そこで折れることで忍耐をしておさまっていくようには、
とても思えなかった。

多分、一般的な労働者やサラリーマンは真実にあまり目を向けなかったり、そこにこだわらずに見ないようにして折り合いをつけていくのだと思う。
そうすることで、きっと家庭や生活を守っているのだと思う。
そうしないと、いつまで経っても職を転々としないとならなくなる。

でも、彼も俺も守るものもないので、かーっときて短気にやめてしまう。
守るものは自分の信念とか生き方やプライドで、つまりは自分のことを第一に考えていてわがままなのだ。

彼は事務の女性に自由人と言われて、なんでそんなことを言われたんだろうというエピソードを語っていたのだけど、
彼は、俺も人のことは言えずにそうだけど真実にこだわるそこも自由人気質がゆえなのだ。

会社経営とは利害追求をする組織である以上は、正しく清廉である真実のみが存在する会社にはそうそう行き当たるものではない。
いい真実がある、そういう労働環境の良い会社は人の出入りはほとんどないと思う。

でも、この人の良いところはお客さんの事をすごく考えていて、
口八丁で仕事を取ろうと嘘をついたり決して強引な真似をしないところだ。
とてもフェアにクリーンな仕事をする。
その部分は俺も同じで、彼もよく俺に言ってくれるんだけどそこを共有できているんだと思う。

一本気でまっすぐで男っぽいタイプで、飾り気もなくて
人に嘘をついたり使えるか使えないかで人を値踏みをして
態度を変えるようなこともなければ、腹に持っていて俺にも本音と違うことを言うタイプではないので、
俺も安心して付き合える。

狭い居酒屋で、となりのいくつかのテーブルではガテン系の人たちであろう。
会社の飲み会をしていて、酒が進むにつれて騒がしくなり時に男同士でじゃれあったりしていた。

俺は、短気な先輩がいつイライラして怒り出しやしないかをヒヤヒヤしながらの飲みになった。

この会っていなかったあいだに俺が丸くなっていたのか、彼のテンションや語る話の内容が
あまりにも熱くて攻撃的に見えて会話をしていてちょっぴり疲れたのも事実だ。

長年付き合っていた彼女と復縁を今でもできていないので、ずっと戦いづくめの毎日で
彼をより攻撃的にさせているのかもしれないなと思った。
この彼女と別れるきっかけになったのも、彼が妥協ができずにとあることで折れなかったことだった。
いつでも、彼は頑固だった。

俺と毎日のように飲んでいた時は、最愛の彼女がいつもいたので、それが攻撃的な気質の彼の心のオアシスであり、精神緩和剤になっていたのだと思う。

彼女の話をするときの先輩は、とてもやさしい顔をしていたものだ。
良くも悪くも、女性の存在は男を変えるものだ。

そんな先輩の今年の目標は彼女を作ることなんだそうで、
一緒の会社だったときのように今でも会社帰りによく酒を飲むんだそうだけど
きっと戦いだけの日々はさみしいんだと思う。

帰りに別れる時にがっちりと熱い握手をされた。
たぶん、俺たちはこれからもずっと変われないと思う。

生き方に不器用で同じ気質を持つ
無骨で朴訥としたこの先輩とはずっと付き合っていきたいなと思う。
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by masa3406 | 2014-02-02 10:46


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