ブラック企業

深夜の友人の運転で車を走行していたら、タイヤの聞き慣れない音が
もしやと思って友人が停めて見たら、タイヤが完全に空気が抜けてパンクをしているではないか。

スペアに交換だけならできるけど、某有名ロードサービスならタイヤの応急修理もしてくれる
サービスもあるので、電話をして車を安全な場所に移動して来てもらうことにする。

この時間は立て込んでいるので、40分くらいかかると言われて車内で待つことに。
こんな深夜でも混んでいるとは。

実際は30分弱ほどで来てくれて、すぐにタイヤを見てもらう。
寒い外で作業をしてくれている最中、中で待つのは申し訳ないので外で待つことに。

最初にまずパンクしたタイヤに空気を入れてくれたんだけど、空気が抜ける音がして
これはタイヤ自体に釘穴どころではない穴が空いてそうだ。

そこでタイヤを外してもらって見てもらう。
タイヤ自体の劣化で、これは修理のしようがないとのことでスペアに交換することになった。

自分も何度か利用した事が有り、
作業中に、この夜中なのに大変な仕事だな。
この仕事はいったいどのような勤労形態なんだろうと思って、さりげなく世間話を振ってみることにした。

まずは深夜なのにお忙しくて大変でしょう。
タイヤのパンク程度ですみませんね。

と、軽いところから入ると
こんな程度では、普通で全然問題はなく、この前の2回の大雪で車がスリップして動けないと呼ばれて、
大しそがしフル稼働で大変だったんだそうだ

ロードサービスは、あくまでも車の故障や付随するパーツの故障で呼ぶものであって、
雪なら自分で雪をかくなりして自走するのが普通じゃないの?と思った自分は、
少々驚く。

都内で雪にハマって抜け出せなくなったことはあるけど、1時間以上かけて自分でなんとか雪をかいて脱出したし、それくらいのことでロードサービスを呼ぶ選択肢は微塵も頭には浮かばなかったからだ。

半ば便利屋のように呼ぶお客も多くて、そんなことでも稼動しないとならないので、
やれやれと思うことも日常的らしい。

そこから勤務形態の話になって、これには驚いたんだけどデフォルトの勤務が、
夕方の6時から朝8時までの14時間労働だというではないか。
忙しい時はその合間に休憩が取れなくて飯すら食えないこともあるらしい。
キツイ仕事だ。

残業をしてそうなったのではなく、最初から14時間労働が前提で
あきらかに労働基準法違反だと思うのだけど、日にちをまたいでいるのでそれにもかからないらしくて、
いわゆるグレーゾーンの雇用形態で、話を聞くだけでも理不尽な話だ。
夕方から朝8時まで。おまけに雨天に関係なしの外で毎回違う作業とは、体力的なキツさは想像に難くない。

それならタクシー運転手のように夜勤明けが休みかと思えば、5日に1日しか休みがないという。
労働時間の割に休日自体も少ないのだ。

誰しもが知っている、ロードサービスの会社の実態がそんな理不尽な会社だったことに驚きを隠せない。
安定している会社だ。
それなら給料だけはいいに違いない。と思いきや安いんだそうで、聞いているだけで気の毒になった。

彼の言ったとても定年までは勤められませんよ。の言葉が重さを伴って聞こえてくる。

これもある種の現代版の奴隷だよなあ。
好景気だ、賃金上昇がニュースでは流されているけど、まだまだブラックな環境が多くてこんなものなのだ。
どうせ、上役の天下りの職員が高い報酬を得ていて、現場は激務薄給の労働者に還元しない構図なのだろう。
それなら年会費を上げてでも還元してあげるべきなんじゃないだろうか。

友人と真冬の寒い中で粛々と作業をしてくれた彼になにか申し訳ない気持ちになってしまった。
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by masa3406 | 2014-02-24 00:07


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