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長い男子校生活

例の、合コンの打ち合わせと再会を兼ねて
高校時代の友達2人(1人は既婚)とちゃんこ鍋を食べてきた。
俺は留年していたので、今回会うのは元々いた学年の友達だ。

その中で、既婚の奴がもし将来子供が出来たとしたら
果たして自分たちの母校(小中高男子校)に子供を入れるか?
という話題を切り出した。
3人とも入れない。
共学の勉強がうるさくない楽な学校に入れる。で意見が同じだった。

俺にとってのそこは進学校で勉強に落ちこぼれて留年。
おまけにずっと男子校と、友達にこそ恵まれたけどデメリットも多く、
何も分からない幼稚園の時に、親によってなされた選択にとても後悔している。
東大に入る奴が普通にいて、早慶入学が普通だったその高校では
俺はなんとも場違いな存在で、なぜ俺がそこにいるのか?
ただ、ひたすらに疑問しか残らない日々だった。
ボクシングジムで、ただエクササイズをしたいだけなのに
プロコースに放り込まれて、ついていけないようなもんだ。

その友人達も、どちらかと言えば勉強で苦労していたので
あんな思いは二度としたくないと思っていたようだ。
1人は中学で全国に出たほどサッカーが上手かったけど、
勉強との両立や監督の干渉に嫌気がさして退部していた。

それと共通して、小中高と存在しなかった女に慣れ克服するのに
各々卒業後に苦労したようだ。
12年間封印されたパンドラの箱から、突然飛び出した
得体の知れない女という存在や対応に俺達は皆、過去大いに戸惑ったのだ。

俺らにとっては、この小中高での経験を総括すると、
その後の社会に出た時にあまり汎用的ではなかったのだ。
まあ、挫折と言いますか。

大人になった今も同じことを思っていた友人がいて、ちょっとうれしくなった。
ほかにも付き合いがある2人も同じことを過去に言っていた。

昔話が終わり合コンの話になると、紹介する友人(既婚)が
連れて行く友人に直接、趣味やら血液型やら熱心にリサーチして
あまりにも真剣なので2人して笑ってしまった。
それをうまい具合にまとめて、相手方に伝えるつもりらしい。

俺も過去に何度か紹介をしたりされたことがあるが、
そこまで真剣に綿密に打ち合わせをして合コンをしたことはない。
頑張っているのはわかるけど、そんな様子がとても面白かった。

大事な青春期のいびつなあまりにも長い男子校生活は、
その後の人生に色んな形で影響しているようだ。
by masa3406 | 2007-03-25 01:24


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