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自分にとって人生で大切なこと

友達に飯に誘われたので仕事が終わった9時に会った。
俺がいろいろと忙しかったせいで、会うのは1ヶ月ぶりだ。
腕のギブスを見るなり痛々しい。と言われた
俺は週末の休み明けで、今日一日しか働いていないのに少し疲れていた。
友達は俺の顔を見ると、疲れてる?と言った。

土曜日に会った友達に続いてこれで言われるのは2人目だ。
俺、そんなに顔に疲れが出ているんだろうか
友達が言うには、無職のときの俺よりも疲れている顔をしているらしい。

仕事をしていないと時間に余裕があるが金がないし不安だ

けれど仕事をすれば疲れる

幸せってなんだろうか

今日はこの後、バイトがあって長居はできない。
そこで車でラーメンを食いに行った。
行こうとしたラーメン屋が既に閉店していたので、俺たちは駅の反対口にある
九十九ラーメンに行った。
ここは芸能人の田中義剛の牧場で採れたという牛乳から作ったチーズが
ラーメンの上にまぶしてある、チーズラーメンが有名だ。
ちょっとした行列を待った後、俺たちは2人してそれを頼んだ。
ややこってりした醤油のスープで上には黄色い色のこんもりとチーズの粉の山が乗っていて、
俺はそれを溶かしながら食べた。
溶かすとどろっとしたスープに混じり、クリーミーでポタージュのような感覚で美味い。

帰りの車の中で近況報告になった。
俺はあまり仕事の話はしなかった。
せっかく友達といるときくらいは忘れていたい。
話題がお互いが最近、熱を入れてしているプライベートの活動になった。

友達はずっと彼女が欲しくて、ネットのヤフーのそういうサイトだかなんかで探しているのを
最近も続けているとのことだった。
あんたも好きだねえ。
俺は心の中でつぶやいた。

現在、3人だかと毎日やり取りをしていて、明日は最近やり取りを始めた子に会いに行くらしい。
複数と毎日メールをするなんてマメな奴だ。
俺は仕事を合間を縫って、よくそんなパワーやテンションがあるよ。
パワフルなやつだなあと感心した。

人は、人生において自分にとって好きなこと重要なこと
 『上位3位』 までは努力をしたり、時間を使うようにできているという。

ある人にはそれが仕事だったり恋人だったり、趣味だったり、友だちと遊ぶことだったり
体を鍛えることだったり、映画を見ることだったり
それはもう各々人それぞれだ。
みんな違うのだ

反面、それよりもランクが下の『圏外』のことには、
いくら心がけようが面倒くさくなったり関心がもてなかったりして
努力しても続かなく、やがて時間を割かなくなるようにできているらしいのだ。

やりたいんだけどねえ いつかやろうとは思うんだけど、なかなか機会がなくてねえ
時間がなくてねえ 気がつくと忘れていてねえ

なんて言っているようなことは、たいがいその自分にとっては圏外のことなのだ。
あまり重要なことではないし、本当に好きなことではないのだ。
だから努力が苦痛になったり、飽きてしまって続かないのだと思う。
人間、たいていの人はそんな器用にはできていないのだ。

たぶん、俺の友達には女とか彼女を作るが上位3位以内に入っているので
それに仕事の合間に暇を見つけて力を注げるのであろう。
毎日、マメに複数とメールをできるのであろう。
俺にはそれらは圏外なので、時間を割くことすらおっくうだ。
いや、すでに時間を割いていると思ってしまっているのがおかしいことだ。
友達にとっては楽しいことで苦とは程遠いのだから。

現時点の俺には、仕事の合間にキックの練習をしたり仲間の試合を応援に行くことは、
とても楽しいし時間を割いている感がまったくない。
それは俺の上位3位以内に入っているからなのであろう。

単純にただそれだけのことなんだと思う。

最後に、いい彼女ができるといいな。
そう言って俺は友達の車を降りるとバイトへと向かった。
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by masa3406 | 2008-04-29 05:49

失った恋愛モード

午後に目覚めた俺に、今日飯を食いに行く女の子から着信があった。
今、仕事が終わったという。
心なしか電話の声がうれしそうだ。
なら後1時間後に家を出ればいいな。。。

俺は、なんとなく部屋にあった北野武の映画キッズリターンを見た。
この映画に出てくる登場人物は主人公の安藤がボクシング 金子賢がヤクザ
その他の登場人物 皆パッとしないやつが各々の道を進むが
結局、皆、挫折してしまうという駄目なやつは何をやっても駄目
人生は世知辛いもんだぞという非常にリアリティーがある映画だ。
駄目な人生を送っている俺には、とても感情移入できる映画だ。
しまった!こんな映画を見たせいでさらにテンションが落ちた。

1時間したので重い腰を上げその子の自宅に迎えに行った。
その子の家に着き電話すると5分ほどして出てきた。
大きな目をパッチリと見開き楽しげだ。
あらためて見ると目鼻立ちも整いなかなか美人だ。
いかん。テンションをもう少し上げねば。
レストランに向かう道すがら俺は、低くもなく高くもないテンションでとりとめもない話をした。
俺はなんでこの子と仲良く話すようになったんだっけな。。。

店では、俺は生ビールを大ジョッキで頼んだ。
別に気合が入っていたわけではない。
テンションが下がらないためだ。

酒が大好きだと言うその子は中ジョッキを頼んだ。
飯を食べつつお互いにバイトしている店の話や昼間働いている仕事や、
学生時代の話や相手の子の夢ととりとめもない話題になった。
趣味も酒を飲むこと以外は特にないようだ。
いわゆる普通の子だ。
その後、テンション維持装置の生ビールを2杯追加するも、
テンションがそこそこなままの俺は、
特に笑わせようとするわけでもなく、なんとなくな会話を続けた。
面白い話も、ワハハというよりもアハハ程度だったと思う。
俺はなんか疲れているのかな・・・。

が、その子は目を輝かせてうれしそうだ。
なんでかは知らないけど、俺に対してまあどんな種類だか分からないけど、
とりあえず好感は抱いているようだ。
なぜなんだろう。。。

俺は正直、話していて特にこれが合うなあと感じたわけでもない。
バックグラウンドも似通っていない。
話していて普通な子でこれが個性的だとか面白いなあとは感じない。
性格は優しそうだ。

逆に俺と話してて楽しいか???

共通項をしいて上げるならお互いに車が好きなのと、
酒が強く、その子も追加した2本の生ビールを飲んでも
まったく酔ってなかったことぐらいだ。
話の流れで、GWにドライブに行くことになった。
楽しみ。とその子はうれしそうだ。

女はわからん。
興味を持って食いつくと素っ気無くなるのに。

家まで送ると、飼っている小さくてかわいいチワワを見せてくれた。
俺は犬が大好きなので抱いてなでたりした。
犬は犬が好きな人をわかる能力がある。犬好きな俺がわかるのか、
すぐになついてくれた。
犬を渡してじゃあそろそろ帰るべ。と思うがその子はなかなか家に入ろうとしない。
俺の経験だと、俺に興味ない子ほど家に着くなりさっさと帰っていく。
それか切りがいいところで帰る。
俺は切りがいいタイミングで明日もあるし悪いからそろそろと、俺から切り出して帰宅した。

自宅に帰宅したら、不思議と疲れはなかった。
その子はおっとりしていて特に一緒にいて疲れない要素はあったが、
俺が無理にテンションを上げたり、好かれたいがために媚びたり
自分を良く見せようとしたり
必要以上のサービスをしないで終始淡々としていたからだと思う。
俺には異性相手の心の高揚がほとんどなかった。
つまり俺は何も頑張らなかったのだ。

今の心境としての俺は、恋愛や異性を欲していないようだ。
理由は俺にも分からない。
この先、俺は何がしたいのだろうか・・・。

とりあえず、日常生活に戻ることにしよう。
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by masa3406 | 2008-04-28 01:28

心境の変化

明日は俺はバイト先のお店の女の子と飯を食べに行く約束をしていた。
俺がたまたまうまいレストランの話をしていたら、ぜひ連れて行ってくれと言われたからだった。
その時の俺はまだ元気だった。
約束したのは先々週で、俺はそれ以来は電話をしていなかった。
その間に俺は手首を骨折したり、慣れない仕事や得意先客への気遣いに疲れていたこともあって
あまり週末に人とどこかに行きたい気分ではなくなってしまったからだった。
かわいい子なんだけど、今は1人の時間が欲しい。
そんなわけで、この2週間約束をしたことはすっかり頭の片隅に追いやられていた。

土曜日は出かけるし日曜日は寝たり、久しぶりに1人でじっくり色々と考え事でもしたいかなと
仕事が終わる金曜日は思い描いていた。
ここのところ毎日人とずっといるので、たまには1人で自分のペースで過ごしたい。
無職期間はたまに1人でマイペースに過ごす日があったのだが、
仕事をしてからは平日は朝から晩・夜中と他人と一緒にいて
すっかりそんな時間は無くなっていて、そんな状況にちょっと俺は疲れていたのだ。
週末まで人に気を遣いたくない。

だからできれば流れたらいいな、なんてひどいことを心の中で期待していた。
過去の経験でも、それほど親しくない間柄の女の子相手の約束は
約束してから間が開きその間連絡をしないと、急用ができたとかで流れることがあった。
約束そのものを忘れられていることすらある。
今回も丸々2週間開いている。
これは期待できそうだ。

連絡しないのは悪いので、夜に携帯に電話をした。
電話をすると出ない。
これはいい。
俺は3回ほどコールしたところで早々と電話を切った。
とりあえず俺はちゃんと電話はしましたよと。
それから3時間して携帯を見ても着信はないようだ。
もういい時間だ。
俺は乗り切った事を確信した。
明日は夜は実家の犬にでも会って来ようかななんて。頭の中で考えていた。

夜中になり、家でひとりCDTVを見ていると携帯にその子からの着信が。
・・・お店が終わった時間だ。

電話に出る俺

俺「も、もしもし」
♀「明日待ち合わせはどうする?仕事が18時に終わるんだけど。」
俺「じゃあ、駅に迎えに行くよ・・」

アウトーッ!

自業自得とはこのことで。
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by masa3406 | 2008-04-27 04:09

呪われた月

今週はどうもついていない。
取引先で例の取引先のババアにまた捕まり説教25分だ。
今度は俺の立ち方や姿勢が悪いとやらでみっちり姿勢を正された。
俺は背が高いから猫背なんだよ。
ほかにもこの業界は客が偉く絶対服従だの、今度姿勢が正されていなかったら
出入り禁止だのチンピラ口調で言いたい放題だ。
どうもこの俺はこのタチの悪いババアにロックオンされてしまったらしい。
俺は腹立たしさよりも、ただただ呆れていた。
これが行くたびに続くのはたまらんと会社でその話をすると、
そのババアは会社にも痛いクレームの電話をしているらしく
さすがに困り果てた会社も取引停止も辞さないとのことだ。
実はそのことには俺が知らない伏線があって、勤怠態度に問題があった俺の前任者を
ほぼ解雇同然で会社がしたことを、前任者をかわいがっていたそのババアが
怒り、それで会社が後任に送り込んだ俺を面白く思わないで辛く当たっていたのだ。
つまり、俺には何の非もなくとんだとばっちりを食ったことになる。
入社早々とんだ洗礼だ。
支店長には取引停止になってもいいから、
今度何か言われたら突っぱねていいと言われたが、
大喧嘩をやらかして面倒くさいことになるのも困るしなあ。
仕事でもめてそんな疲れることをしたくないし。
素直に俺を担当から外してくれよ。。。頼むよ。

翌日は近所でガソリンを入れ、いつものようにUターンしたらパトカーの赤色灯を点滅させて
追っかけてきた。
なんとそこはUターン禁止場所だという。
そんなのは知らねーよ!!!初耳だ!!!

俺は今までここでガソリンを入れたら必ず50回以上もUターンしていたというのにだ。
なら、なぜ今まで捕まらない!
交番からも近いというのに。
減点1で6000円の罰金だ。

そして極めつけは、家の中で車のキーを紛失した。
汚部屋を探せど探せど出てこない。
おかげでバイトに行かれなくなり穴を開けてしまった。
翌日、鍵専門の業者を呼んで開錠してもらい鍵を作ってもらったら、
2万円もの出費を余儀なくされた。
た たけえ
これでは、なんのために毎日睡眠時間を削ってバイトしてるんだかわかったもんじゃない。

金曜日に俺の歓迎会があり、1次会早々に2人が座敷で酔いつぶれていた。
完全ダウンで1人は座敷でゲロまみれになって寝ている。
もう1人は階段でしゃがみこんだままの姿勢でゲロを吐いて寝ていた。
おいおい まだ1次会でいい大人がだぜ・・・。

俺はタクシーを止めて、その人を皆で運んで乗せた。

思えば4月はとことんついていない。
犬は死ぬ 手首を骨折する
そしてこれらの出来事。
仕事の気疲れも加わり、週末になるとどっと疲れを感じた。

ジムのプロのキックの試合があるので、友達を誘って会ったら
俺はずいぶん疲れているねと言われた。
顔に疲労が出ていたようだ。
チャンピオンが快勝してくれたのが、こんな俺にはせめてもの活力だった。

来週からはジムに通おう。
骨折していないほうの手と蹴りだけでも練習しよう。
このままではストレスが溜まりそうだから。。
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by masa3406 | 2008-04-27 00:43

大人の社会でのいじめ

会社では日々、引継ぎをしてくれる女の先輩について取引先まわりだ。
俺は手を骨折していて重いものを持てないので、
車に積んだり、取引先に運ぶときは女の先輩に持ってもらっている。
これではどっちが男だかわからなくて、非常に申し訳ない。
ただでさえ、俺はまだ仕事がわからずに役立たずなのにこれじゃ本当の役立たずだ。

会社では友達の弟の総合格闘技をしている人に習い、
理由は自宅の風呂場で転倒して手を変な角度で突いて骨折したことにした。
周りに迷惑をかけているわけだし
とても趣味のキックで折りました。なんてことは言えない。

会社でみんなにあれ?キックでじゃないの?と言われたけど
風呂場での事故で通した。
皆は事故だからしょうがない。じっくり治してねと言ってくれた。
ボクシングをしている人にだけ、実はと本当のことを話した。
取引先では俺のギブスが目立つのか、どうしたのと聞かれて
先輩がそれに大して答え、それにあら~それは大変ね。かわいそうにと
おおむね同情的であった。 

先輩女性とある取引先に入ると、前に来たときには不在だった
経営者の奥さんなる人間と遭遇した。
小柄で細身で服装も派手で髪は派手に茶色く品がないおばさんだ。
俺は先輩に後任者と紹介されると、ほかでもそうしているように名前を言い
よろしくお願いしますと挨拶をした。
すると、その人はなぜか俺の前に詰め寄るように正面に立ち、
うちでもし取引しているものを後回しにしたら取引中止にするよ。
わかってる?売り上げが○○万円があんたのせいでだめになるんだからね。
この仕事をなめちゃだめだよ。といきなり説教口調で始まった。
俺は、なぜこの人は初対面でいきなり喧嘩腰なんだろうか?

目は見開いていてマジだよ。やべえおばさんだなあ。
なんて考えながら、ただただ神妙な顔をしてうなずいた。
容姿も口調も、どこか昔若かりし頃ヤンキーだったような気がしなくもない。

こういう相手は腰を折らずに、ひたすら話を聞いて気が済むまで話させておくに限る。
下手に刺激したら後が面倒なことになるのだ。
その後も、そのおばさんの説教は続き、俺はさながらなにかミスをして
切れた客から叱責をされ続ける担当者のように申し訳なさそうな顔で
じっと話を聞きうなずき続けた。
乱暴に要約すると、客は偉いんだから客の要望には応えて、しっかり仕事しろよ。
じゃないと取引を俺のせいで会社が切られて損失するんだぞ。
なめるなよ。
なんて、立場が強いものが弱いものをいじめる理不尽な脅しめいた内容だ。

あの・・・。俺は今あんたと会ったばかりで、まだなにもミスしてないんだけどね・・・。

俺は過去の営業経験でチンピラみたいな取引先に脅されたり
癖のある人間にネチネチとやられたり、それなりに変な客 痛い客
との付き合いを経験をして免疫はあるので、
多分、最初にガツンとかますタイプの客なんだろうなと分類をし
自分なりに解釈をした。

途中、俺のギブスを見てその理由を聞かれ風呂場で骨折したと説明すると
そんなへまをしてこの先輩に迷惑をかけてるんだから、ちゃんと謝るんだよとか
飯でもご馳走しなさいよ。わかってるの?あんた?
と言われたときには、さすがの大人の俺もちょっとムカついた。

そんなことは俺がいちばんよくわかっていることだし、俺の会社の上司でもない
あんたに言われる筋合いはない。
それに怪我をしている初対面の人間に言うことがそれか?
と正直、俺はあまりにずかずかと人の領域まで土足で踏み荒らし
直接的にものをいうこのおばさんには呆れた。

たかだか経営者の奥さんだか客だか偉いんだかなんだか知らないけど、
あんたどんだけだよ?と
口の利き方の知らなさと礼を欠くにもほどがあるんじゃないか?と

資本主義社会、大人の社会ほどこうやって強い立場の人間が弱い立場の人間に
威張り散らして根が深いんだなと思わされた。
ジムには不良や不良だった人間がいるけど、よほどこういう人たちのほうが
礼儀正しいものだ。
立場や環境がそうさせたのか、出る杭は打たれぬままに
勘違いした人間が増長してしまうと、手に負えないとはこのことである。

ただ、まだこうやって自分の思いや不満を素直に表に出す客は
客としてのややこしさではマシである。
最初に気をつけろと言っているので、こちらも扱いや対応の用意があるからだ。
言ってくれる分にこちらも理由がわかる。
本当に怖い客は、普段はにこやかだったり何も言わないで、
いざミスをしたり気にらないことが起きたときに、いきなり会社に直接クレームを言ったり
取引中止を切り出すようなタイプの人間なのだ。

ともあれ、これからこのキツイ性格の客と付き合っていかないとならない。
早くも仕事のしがらみが始まったのだ。
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by masa3406 | 2008-04-20 23:30

骨折

ジムでいつものように練習して、マススパーをした時にそれは起こった。
相手は体重が10kgは上のマッチョな人で、小さいフォームでフェイントを交えて
重いローと前蹴りをコツコツ出してくる俺が苦手な嫌~なタイプだ。
予備動作が小さいしガードが堅くて隙がない。
おまけにガッチリマッチョなのでうかつに近い距離に入ると重いパンチが危険だ。
俺は遠い間合いから近い間合いに入るときにカウンターの前蹴りを食らい
、体重差もあり俺は一瞬宙を浮いた。
落ちたときにとっさに体を支えるために右手を突いたときに、
手首にぐきっ!とひねった時の様な激痛が俺を襲った。
一瞬これは普通の痛みではないな。と思った。
もしかしたら捻挫かな。靭帯かな。

俺はそのラウンドでスパーを終了して、何食わぬ顔でその人に
今のマスのアドバイスを求めた。
右手が痛いのでサンドバッグやミットは無理だ。
後は蹴りの練習をしたり
人のミットやスパーを見、そのまま帰宅した。
みんなに痛いのを悟られまいといつものように振舞った。
家に帰り手首に湿布を張り、バイトに出かけた。
途中、運転するときに痛くて右手でハンドルを握れないしウインカーを作動できない。
仕方ないので左手でハンドル操作からすべてをカバーした。
バイトから帰宅すると手首が腫れてきていた。
明日は仕事だ。
寝ないとならない。寝たら少しはマシになるだろう。。。
なってくれ

翌朝起きると、さらに手首が腫れてきている気がした。
しかし今日は残り少ない大事な引継ぎ期間だ。
休むわけにはいかない。
俺はシャツを着ようとしたら痛みで左袖のボタンをとめられないことに気づいた。
ネクタイも痛くて締めるのに難儀した。
会社に行き引継ぎをしてくれる女性の先輩に同行をして得意先を回る。
手首はだんだん太くなり1・5倍は腫れあがっている。
途中で客先でドアを開けようとノブを回そうとしたときに、さらなる激痛が体中を駆け巡った。
また、客先に持っていくものを両手で持とうとしたら痛くて持てない。
骨にひびでも入っているかもしれん。。
これは限界だと思った俺は、午後で早退させてもらってかつての地元でかかりつけだった
病院へと向かった。
1時半に病院に着くと、診察は2時からで今日はすでに整形外科は終了したという。
なんてこったい。
外科でいいなら診察はできますけどと言われて、いまさらこの自宅から遠い町の
他の病院を探し歩いて行くのは辛いので
30分ほど待合室で待ち、レントゲンを撮り診察してもらうと
これは骨折していますね。と言われた。
レントゲンには親指の下の手首の太い骨が折れていて、横から撮ったレントゲンでは
骨がややズレているのがわかる。

こ、これは思ったよりも酷い。
骨折ははじめての体験だったので、こんなにも簡単に折れてしまったことに驚いた。
専門医ではないので、具体的な治療はできないので、明日の整形外科の診療に
来てくださいと言われ湿布に添え木をされて会計をした。
俺はまだ新しい会社からの保険証が届いてないことを告げると、
とりあえず預かり金として1万円を取られた。
た 高いぜ・・・。

すごすごと自宅のある町に戻った俺は、明日の午前中も会社を休むのは嫌だな
と思い、駅前の交番で整形外科を聞きそこで診てもらうことにした。
今日のうちにすべてを終えてしまいたい。
病院は駅から歩いて5分ほどのところにあり、ラッキーなことに4時半まで診てくれるようだ。
中に入ると待合室は人であふれ返っていた。
30分ほど待ち診察を受けると、俺はさっき病院でレントゲンを撮って折れていたことを
告げると、ここには写真がないのでまたレントゲンを撮りますと言われた。
ああ なんという無駄金・・・。
再び撮ると当然折れていて、骨がくっつくまで4週間で全治3ヶ月の診断を受けた。
痛み止めの処方箋をもらい、ギブスをはめられてしまった。
今から未体験の本格的な不自由な生活の始まりだ。
仕事もし辛いし、これで練習もできないし外れるころには筋力も大分落ちてしまい
リハビリに費やすことになるだろう。
俺は頭が真っ暗になった。
会計ではまたもや1万円を預かり金として徴収された。
こっちも痛い・・・。

家に帰ると、左手一本の生活は実に不自由なことに気づく。
手で顔を洗う チューブから歯磨き粉を捻り、歯ブラシにつけて歯を磨く
ドライヤーで髪を乾かす 布団を持ち上げる シャツを着る脱ぐ
袖に腕を通す 体を洗う 切符を買うために財布から金を出し、切符を買う
携帯のメールを打つ キーボードを打つ 運転をする 財布から家の鍵を取り鍵を開ける
ありとあらゆる日常の動作を両手で行っていることに改めて気づかされる。

こんなのが後、最低1ヶ月は続くのだ。
キックは怪我がつき物のスポーツとはいえ、この日常生活の不便さには
俺は暗澹たる気分になった。
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by masa3406 | 2008-04-19 00:45

結婚生活というもの

また今日も明け方、夜のバイトからフラフラで帰宅して
一気にノンストップで爆睡
起きたら夕方だった。
これで貴重な土曜日の半日がお終い
ああもったいない・・・。

仕事の掛け持ちで1週間、ろくに寝ていないので
金曜日朝に貯め寝のこのパターンからは抗えないようだ。
つまり体が休息を求めているのだ。

仕事はというと今週からようやく引継ぎが始まり、前任者の女性とともに
毎日得意先回りだ。
この人は結婚していて小さい子供がいて、子育てと仕事との両立が困難になり
退職を決めたそうだ。
30半ばのこの人は非常にエネルギッシュでとてもよく話す人だ。
それが子供がいるせいなのか理由はわからないが、年齢のわりにおばさんぽい。
若いころはかなり派手な遊び人だったらしいが、今は面影がなく見た目も完全に
落ち着いたどことなく生活臭がする、どこにでもいるような既婚女性だ。
俺は無口な人と長時間一緒にいるのが苦手なので、話してくれる分には楽だ。
車で移動なので、仕事以外の会話も多い。

人生経験もかなりあり多趣味で、それなりに会話の引き出しもあり
色んな話題になるのだが、いわゆる主婦特有の自分の子供や旦那や家庭の
生活の話題の比率が高い。
俺はこれほど長時間、主婦の人と一緒にいたことはないので、
とりとめもない子供や生活の話題をこれだけ聞くことは、人生初体験で
ああ。結婚すると奥さんにこういう話を帰宅したら旦那は延々と聞くんだろうな
となんとなく一般的な結婚生活というものの想像がついた。

思い返してみると、小さいときに俺の母親も親父が会社から帰宅するなり
今日あったことや生活のとりとめもない話を堰が切ったように延々と話していた。
女性はこうしてとりとめもないことを果てることなく延々と話すことで、
己のストレスを発散するのであろう。
そして会社から疲れて帰宅した男は、さらに疲れるのであろう。
男はそれを聞かないで怠ると、女は発散できずにだんだんストレスが溜まるのだと思う。
離婚の理由に家庭での会話が少ないというのをよく見るけど、
それは、こういう女性特有の話を聞く時間を男が割かないことを指していると思われる。
それをコミュニケーション不足とも言うのだろうが、
男からすると聞いてあげる作業を放棄すると言ったところであろうか。

友達に既婚者や子供がいる奴はいるのだが、その友達らが自ら奥さんや
子供やとりとめもない日常の話しをすることはほぼ皆無である。
一般的に主婦同士の会話は旦那や子供の家庭に関する話題が多いが、
女の人は家庭に自分の所属というか人生の重きを置くようである。
そういや、20歳そこそこの女の子同士の会話も彼氏の話題の比率が高いのも、
若くしてこの兆候が現れている。

俺みたいに自分の時間を自分のやりたい事や趣味に時間を割きたいタイプの男には、
基本的に結婚は向かないようである。
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by masa3406 | 2008-04-12 17:56

睡眠

ようやく長い長い一週間が終わった。
昼間仕事と夜中のバイトとで睡眠時間が毎日4時間から4時間弱で、
毎日頭が少しボーッとしている状態だった。
俺は毎日 会社が終わって金曜日にようやく取れる、まとまった睡眠を渇望してやまなかった。
今はとにかく寝たい・・。 

会社が終わってジムに行き、その後の夜中のバイトから
頭が朦朧としてフラフラしながら明け方帰宅した俺は、
そのまま寝て夕方に目覚めた。
本当に死んだように眠った。
今まで寝ていなかった分をまとめて睡眠時間を取ったような感覚だ。

これほど疲れた一週間は、ここ最近ちょっと記憶にないほどだ。
ただ、ようやく生活の心配がなくなって精神的には楽になった気がする。
これからは休みに好きなところに出かけたり、友達に付き合ったり
好きなものを食べたりできるのだ。

会社はいい人が多く、今のところはなんとかやっていけそうな気がする。
ボクシングをしている人が同じ部署にいて、新人の俺は同行した時に話して仲良くなった。

慣れるまでは大変だが、なんとか頑張っていこうと思う。
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by masa3406 | 2008-04-05 18:36

初出勤と愛犬の死

今日は初出勤の日だ。
夜中のバイト明けで目に隈をつくり寝不足の俺は、朝礼で皆の前で簡単な挨拶をした。
朝礼が終わり上司から仕事の資料を渡され、午前中はひたすらそれを読んだ。
上司は俺にかなり気を遣ってくれて優しくゆっくり慣れてくれればいいからと言ってくれた。
事務所はぶち抜きのフロアで人が沢山いて、他人の縄張りにぶち込まれたみたいで微妙に落ち着かない。
借りてきた猫の心境になった。
資料を読み続け、たまに時計を見るとほとんど進んでいない。
時間が経つのが異様に遅く感じる。
自分の部屋にいた時とは、時の流れが倍にも感じた。午前中がこんなに長く感じたのは久しぶりだ。
昼休みになり、ようやく一人になれた俺は駅近くでうどんを食った。
どっと疲れを感じた。
だらだらした生活をするうちに、すっかり仕事の体力がなくなっていたようだ。こんなんで大丈夫なのかよ俺は
午後は授業形式の研修だった。
同じく中途で入った女の子と一緒に受けたが、初めて勉強する内容でなかなか面白かった。
それから社内見学をして、再びフロアで資料とにらめっこになった。
定時まで、まだ3時間以上ある。
夜中のバイトで睡眠不足のせいか、少し眠くなってきて辛い。

そうしているうちに携帯に着信があった。
親父からだ。
仕事をしているとわかっている、この時間にいったいなんだろうか。

フロアの表に出て電話をすると、
昨日マリちゃんが死んだよ。
と力ない声で親父が言った。(マリは肺癌の実家で飼っている犬だ)
日曜日に会って翌日である昨日にもう死んでしまったことに俺は大変驚いて、
え?本当に?と言った。
今日俺が仕事中にも寺で焼いてしまうと言うので、俺は最後に逢うことができないだろうか?
と親父に言って、明日の朝に延期してもらった。
一昨日実家に様子を見に行ったときは、あと1ヶ月は持ちそうだと思ったのに
嘘だろと驚きが止まらなかった。
新人なので仕事を定時で上がることができた俺は、その足で実家に向かった。

実家に着くと、もう1匹の犬がワンワンと吠えて俺を出迎えてくれた。
当たり前のことだが、もう1匹のいつものようなお出迎えがない。

リビングで親父は1人静かに巨人 中日戦を見ていた。
母親は仕事で遅いので帰宅していない。
親父は昨日、犬をトイレに連れて行こうとエレベーターに犬を抱いて乗ったら
突然がくっとしなだれて、そのまま死んでしまったと半分泣いているような声で言った。
そして隣の部屋に俺を導いた。
ドアを開けると遺体が傷まないように、部屋にはクーラーがかかっていて、
生けたビンに挿した花と、犬が眠るように横たわった遺体があった。
ドライアイスが胴部分に乗せてあった。
それはそのまま呼びかけたら起きだしてきそうなほど、
穏やかで安らかな寝顔だった。
遺体なのにかわいいまんまだ

親父が泣きながら、遺体をなでながら再び昨日死んだときの状況を説明した。
見た目にはいつもと変わらないのだが、
俺もなでてみたら死後硬直して、冷たくなって硬くなっているのはわかった。
見ていると涙が自然に出てきた。
泣けて泣けて仕方がない。
俺は感情を出すのを必死にこらえながら、ポケットに入ったティッシューで
何度も何度も目を拭いた。

親父が呼びかけながら、生きていたときのように持ち上げて抱こうとしたので、
俺はもうやめなよとそれを止めた。
親父が持ち上げかけたときに下側がペタンコになっているのが見えて、
俺はそれをとても見るに耐えなかった。
遺体は一見表面から見たら普通にかわいく
まるで寝ているようにさえ見えるのだが、
下になってるほうが、生きていたら横になって寝ているだけでは
ありえないほどに死後硬直と重力でペタンコになっていた。
もう死体なのだ。 

この子にはずいぶんと楽しませてもらったからね。 親父は涙声で言った。
花瓶に挿して真横に生けてある花が、なんとも物悲しかった。

リビングに戻ると親父が作ってくれた、サラダとトマトパスタを一緒に食べながら、
死んだ犬の話をした。
生きているもう1匹の犬は、元気だったころはあんなに一緒にじゃれたり遊んだりしていた
お姉さんが死んだことをよくわかっていないようだった。
なでると嬉しそうに無邪気に尻尾を振る。
俺にはそれがまた悲しかった。
これが動物の世界なのだろう。

途中でテレビでは、メジャーリーグのシカゴカブスの元中日の福留選手が、
3打数3安打3ランホームランと大活躍の開幕デビューを果たしたニュースが流れていた。
俺はこんな状況なのに、福留すげえとそれを見て思った。

ただ、再び中継に戻った巨人 中日戦にはいつものように試合が頭に入ってこなかった。
慣れない仕事環境と犬の死で疲労感が増した俺は、夜の仕事は休みたかったけど
そうはいかないので、そろそろ帰るよと親父に言った。

俺は隣の部屋に入ると、最後のお別れをすることにした。
明日は俺の仕事中に焼き場で、この生きていた形はなくなってしまうのだ。

今、この瞬間で本当の本当に見納めなんだなと思った。
後は心の中の過去の生きていた時の記憶しか残らない。

頭をなでながら 今までありがとうな。バイバイと心の中で言った。
再び涙があふれてきた。

家に帰り少し仮眠を取ってから、俺は夜中のバイトへと出かけた。
忙しくて悲しみの余韻に浸っている時間もないようだ。
この1ヶ月は体力的にキツイだろうけど、頑張るしかない。

頑張ろう
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by masa3406 | 2008-04-01 20:22