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記憶喪失

ジムのプロのランカーの試合の応援に行った。

試合前にタイオイルにワセリンを混ぜて彼の体に擦りこみ、念入りにマッサージをする。
この人は足に凝りがあって、硬くなった箇所をもみほぐすときに骨折してまだ完全には
くっついていない手首が少し痛んだ。
俺は勝ってくれよと念じながら、念入りにマッサージした。
この試合はとても重要な試合だ。
彼に巡ってきたビックチャンスをつかんで欲しかった。
表情もリラックスしていて、試合前のミットも調子はよさそうだ。

皆で入場して試合が始まった。
相手は上位ランクのサウスポーだ。
その人は普段は硬くなりがちでスロースターターなのだが、
今回は序盤から手数が出ていていつもよりリラックスしているように見える。
得意なパンチに前蹴り ミドル 肘と調子が良さそうだ。
ただ俺には時折、相手のミドルを手でつかむのが気になった。
いつもの試合はつかまないのだが、最近練習したのか
今日はやけに多用しているように俺にはそれは映った。
この試合はいけるぞと思った最中、
1ラウンドの中盤ごろ突然ランカーがダウンした。
俺には一瞬何を食らってダウンしたのかよく見えなかった。
パンチをもろに食らってしまいかなり効いている様子で、
立ち上がるも足元がおぼつかない。
その人はボクシングもしていて、パンチのディフェンスにも長けていて
パンチをもらうことがめったにない。
そんな人が、まともにパンチを食らってダウンをしたのを見るのは初めてだ。

そこからは何とか意識を取り戻し攻撃を続けるも、ダメージが完全抜けていないようだ。
3ラウンドでもインローで1回ダウンを取られてしまった。
普段ならローなんかで倒れないのだが、ダメージが抜けていないので足元が
おぼつかないのであろう。
最後に怒涛のパンチのラッシュをするも
余裕の判定負けを喫してしまった。

試合後に、そのランカーが驚くべき事を口にした。

試合の記憶が全然ないと言うのだ。
パンチをもらってダウンする前あたりから、まったく覚えていないそうだ。
ダウンしたのも覚えていないらしい。

俺、まったく記憶にないよ。なんてことを平然と口にしていて、
セコンドに必死に試合内容を確認している。
つまり本能だけで戦っていたらしいのだ。

なんて恐ろしいことだろうか・・・。
俺は黙ってそれを聞いていた。

後でセコンドについていた人に聞くと、
ダウンをしてからはセコンドの指示が聞こえていない様子で
指示通り攻撃をしないし
試合の組み立て方もいつもと違うし、時計を1度も確認しないし
どこか異変を感じ取っていたらしい。
ただ、インターバルのときに目を見ると視線はしっかりしてたそうだ。

俺にはわからないレベルの話なのだが、パンチの組み立ても本能で
戦っていて頭を使えていないので、セコンドいわく
それは普段のクレバーな彼とは違うへたくそな攻撃だったらしいのだ。

ランカーは試合内容を確認すると、
そうか・・。俺は負けたのかと号泣しだした。

口調はしっかりしているし、鼻が少々折れて曲がっているのと
ローで足がパンパンに腫れ上がっている外傷以外は
いつもの彼となんら変わりはない。

ちなみにダウンしたパンチは、ミドルをつかみにいこうとして、
相手がそれを誘ってフェイントしたミドルに引っかかり
ガードしていない顔にもろにパンチをもらったものだったとのことだった。
つかみに行くのがうまい選手は必ず顔をガードしているのだが、
彼は最近練習で覚えて使いこなせていない段階で、
この大事な試合で多用したのが裏目に出てしまったようだ。

しかし、俺には1つだけ腑に落ちない点があった。
最後のラウンドの残り30秒の怒涛のラッシュはなんだったのだろうか?
時計も見なかった、セコンドの指示も聞こえていない彼が
なぜ試合の終了時間に合わせてラッシュをしたのだろうか。

試合後に皆で会場を出ると、ランカーは会場の外で待っていた彼女と
彼の両親と兄弟と合流した。
口調はいつもと変わりはないが、足を少々引きずって歩く彼とは
そこで別れ俺たちは駅へと向かった。

ランカーは近いうちに、彼女との結婚を考えていることを俺は後で聞かされた。
勝負事に絶対はないが今日対戦する相手は、
実力どおりなら彼が勝てていただろう相手だ。
大事な試合で晴れ舞台になるであろう、
今日の試合にあえて彼女や両親を呼んでいたのだろう。

俺もこの試合をとても楽しみにしていた。
彼の晴れ舞台を見たかった。
仕事中は、この試合に思いを馳せて楽しみに心待ちにしていたほどだ。
だから、試合後にとても残念な気持ちになった。

携帯でプロ野球の速報を見ると、横浜ベイスターズも逆転負けを喫していた。
俺の応援するものは負けてばかりだ。
悲しい気持ちになった。

今は彼にしっかりダメージを回復させて欲しい。
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by masa3406 | 2008-07-27 05:04

友情の変化

新潟に住んでいる大学時代の同級生に、
半年ぶりにメールをしてみた。

前は年に1度は新潟の実家に遊びに行っていたのだが、
友達が前の会社を辞めたくらいから、行かなくなっていた。
いや、正確には行けなくなっていた。と言ったほうが表現としては適切だ。

地方は東京以上に就職先が少なく厳しいらしく、
友達は、激務のスポーツ洋品店を辞め
毎日ハローワークで就職活動をするも2年間決まらなかったのだ。
確かに、そいつの故郷に行ってもおおよそオフィスビルみたいな
建物をほとんど見たことがない。
スーツを着たサラリーマンが街中を歩いている光景にも
ほとんど出くわさない。
それでも、友達は卒業して帰った故郷を出たくないようだった。

ちょうど俺も会社を辞めた時期で、友達が会社を辞めて数ヶ月くらいの時に、
最後にたずねたのだが
その時に2人で富山・金沢を車で小旅行したときは、
俺たち無職ーズだぜ。
まったく平日の昼間っからいい大人の男が
2人でぷらっぷらしててどうしようもねえよなあ~
なんて、のんきに寿司をつまみながらまだ2人で笑っている余裕があった。
友達は実家だったし、一人暮らしで生活するために
バイトしなきゃいけない俺よりは、まだ恵まれているなと思っていた。

それから半年後くらいからメールをしても、レスポンスが遅くなり
翌年、今までのように遊びに行こうとしてメールをしても、芳しい返事が来なくなった。

2年間の無職生活は、友達から色んな余裕を奪ってしまったみたいで、
付き合っていた彼女とも別れたらしかった。
以前のように趣味のスノボーや大好きなバイクのツーリングの話も
しなくなっていた。
メールをしても返ってきたり返って来なかったりで、
俺は次第に連絡を遠慮してしなくなっていた。

去年、新潟の地震があったときにメールしたら
ようやく紹介で工場に就職したと返信が来たのだが、
仕事は不規則で激務らしく、それからも送ってもメールの返事は相変わらず遅いままだ。

友達とは大学時代は、お互いに悩み事や夢を話しあったり
しょっちゅう飯を食ったりドライブをした。
そいつの部屋には入り浸っていて、何度行ったかわからない。
大学の友達の中ではかなり仲良しだったと思う。

それだけに、
もう、昔とは関係性が変わっちまったのかなあ・・・。
俺がなにか悪かったのかなあ・・・。
なんて俺は寂しい気持ちにとらわれていた。

久しぶりに送ったメールの返信は、翌日の夜中12時に来た。

工場内で移動があったりで、人間関係で苦労していて精神的に疲れているとあった。
ストレスでしょっちゅう風邪をひいたり、目がおかしくなったりして
手術をしたらしい。
俺も夜中もバイトをしているとメールでレスしたので、
体調を気をつけてねとあった。

俺が最後に遊びに行ってからのここ数年間は
友達にとってはいい時期ではないみたいだ。

そんな時だからこそ大学時代にお互いに苦労した仲
会って話を聞いてやりたかったのだが、
俺は東京。 彼は新潟
彼にも俺と同様に地元友達がいて、
寂しいことだが、もはや俺はその役ではないのかもしれない。
もしかしたら、過去の人間になりつつあるのかもしれない。

東京の幼少・小学校・中学高校からの友達は、
ずっと昔からのまま続いているのだが、
時とともに男の友情も変化してしまうのかもしれない。

メールの返信の最後に また遊びたいね。と送ったけど
返信は来なかった。

そろそろ俺も、現実を受け入れなくてはならないのかもしれない。

友達に前のようにいい時期が来たときに、
また、笑って遊べたらいいなと思う。
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by masa3406 | 2008-07-20 03:53

貧乏旅行

朝、会社に向かっているときに友達からメールが来た。
明日から2日間の連休だそうで、国内旅行をしたいらしい。
どこがいいかな?とメールにあった。

俺は自分が行きたいと思う札幌 函館 博多が浮かびそれをメールした。

返信が来て、さすがにそれは2日間の休みでは行けないな。
とあった。
友達は幼少のころに住んでいた広島に行くことを考えているらしい。
しかも深夜バスで。
確かに、深夜バスならそれらは2日では足りないであろう。
バスに乗っているだけで終わってしまう。

俺は高校時代にダブっていたおかげで、広島は修学旅行で2回行った経験があるが、
原爆ドームと宮島以外は特に見るものがなかった記憶がある。
繁華街もぶらついたが規模はあまり大きくなかったし、
正直、あまり面白い都市には感じなかった。
友達には故郷なので別なのだろうが。

しかし、広島まで深夜バス
すげえ体力だ
若いなあ

俺も高校のときや大学時代に、深夜の東海道線で大阪や名古屋を
旅したものだった。
俺は野球が好きだったので、何度か甲子園で高校野球を見たり
名古屋で中日戦を見たり
ついでに大阪や名古屋をブラブラして深夜の電車で帰ってきたものだ。

大垣から出ている夜通し走る、東京行きの快速電車は、
俺みたいな貧乏旅行をする人間でいっぱいで、
深夜だというのに向かい合わせの席はすべて埋まり、
通路にしゃがんで寝ている人もいた。

深夜の鉄道旅行は旅情の風情があるイメージがあるのだが、
実際はほとんど真っ暗で車窓も何もあったもんじゃない。
結構、退屈だ。
快適さとはかけ離れた相席の狭いシートに座り、
音楽を聴いたり読書したりその長い時間を潰したものだ。
明け方に東京に着きそこから在来線に乗り換えて自宅に着くころには、
すっかり疲れてヘトヘトになっていた。
腰は痛いしちょっとうんざりな気分だ。
今じゃ新しい車両に変わり、座席は指定席になり
変わらずその深夜の快速は走っているようだけど、
もうあの快速での旅にチャレンジする気力はない。

深夜バスも福島県に住んでいたときに、よく実家の東京から乗ったものだ。
運賃は安いのだが、狭い席で相席だ。
高速バスなのでたいしたスピードも出さずに遅い。
俺は自分が運転する人間なので、俺が自分の車を運転して行くときと比べて、
なんて所要時間がかかるものかと思ったものだ。
またこちらも車窓は同じく真っ暗だ。
高速なんか退屈でしかない。
その狭い席に身を縮めてひたすら寝るしかない。
旅情気分に浸るというよりは、時間をやり過ごす感覚だ。
あれは結構、苦痛であった。

友達は行く先を広島に決めて旅立って行ったようだ。

友達に刺激されたわけでもないが、俺もぶらりと旅に出てみようかな。
なんて思った。
友達のいる岐阜や京都どちらにしようか。
近々、打診してみることにしようと思う。
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by masa3406 | 2008-07-15 03:47

好きな子?

髪が伸びたので2ヶ月ぶりに美容院に行った。

以前、小学生からの友達の妹に美容師さんを紹介してもらい
ここ数年はずっとその人に切ってもらっている。
最初は美容院は原宿にあったのだが、美容師さんがお店を移ったので
それからここ代官山で切ってもらっている。
原宿は自宅からはわりと行きやすかったのだが、
代官山は渋谷まで出てさらにそこから東急に乗り換えなければならずに
ここまで来るのにいささか面倒だ。
金もかかる。
だが、あらたに探すのが面倒で美容師さんとは話しやすいし
まあいっか。
そんな惰性で来ている。

最初にシャンプーをしてくれるアシスタントの女の子が来ると、
その子が妙にフレンドリーに俺に話してくる。
髪が長くてかわいい子だけど、見たことがない顔だ。

ん?俺はこの人と話したことがあったっけ??
おっかしいなあ・・・この美容院はまだ2回目だから
話したことがある記憶はないんだけどなあ・・・

ここは紹介者の友達の妹の兄貴 つまり俺の友達が来ているのだが
そいつのことも話してくる。
ということは、確実に俺はこの子と話したことがあるようだ。

その子が唐突に俺に、前に話したのを覚えていますよね?と聞いてきた。

うーん・・・。 鏡に映る顔を見ても思い出せない 
記憶をたどっても出てこない  返す言葉が出てこない俺・・・。
俺はアルツハイマーなのか

実はいつも切ってもらっている美容師さんと一緒にこの子も
この美容院に移ってきたそうで、
俺は前の原宿の美容院でその子と話していたらしいのだ。
言われてみれば誰かと友達の話をした記憶があるのだが、
ぜんぜん顔も思い出せない。

気まずいので、ふたたび友達の話題に戻った。

以前、友達にいつも俺が美容院に行くと、美容師さん(男)と
お互いに好きなサッカーの話をよくしているよ。と言ったら、
俺は女の子とばかりと話しているから、と言っていたのを思い出した。
つまり、この子がそのよく話している人なんだな。

友達は幼馴染なんだけど、普段俺にあまり女の話をしないやつだ。
毒舌で悪ふざけが好きで女相手には無愛想で、あまり話さない印象すらある。
そんな奴にしては珍しいことだ。

そいつは髪をほぼ坊主にしているので1ヶ月に1回と小まめに通っているそうだ。
友達はとても面倒くさがりの奴だ。
これも珍しいことだ。
しかも、ここはカットだけで7000円と決して安くない。

もしかしたら、友達はこの子がどの程度かは知らないけど好きなのかな?
俺はふとそんなことを思った。
この子も俺は友達の話をすると、ちょっとうれしそうな気もしなくもない。
とりあえず仲がいいみたいだ。
とりあえず、俺は友達のヨイショ話をしておいた。

俺は友達が普段、この子といったいどんな話をしているのかと疑問に思って
普段、あいつってどんな話をしているの?と聞いてみた。

友達はプログラムの仕事をしているので、PC関係の話とか
そいつがガンダムのゲームにはまっているので
ゲーセンによく行く話しとか、
あとこの間は、エヴァンゲリオンの話で盛り上がりましたね。
エ エヴァンゲリオン??? な、なぜに今エヴァンゲリオンなのだろうか

どれも、女相手にはなんとも膨らまなさそうな話題だ。
俺ならそれらの話題をたとえ話したくても、女相手には引き出しに引っ込めているだろう。
聞けば、その子はインターネットしかPCをいじらないらしく
ワードやエクセルも知らずにPC音痴らしい。
その子相手にPCの話?

PCを買いたいと言っていたので、あいつに作ってもらうか
買いに付き合ってもらえばいいじゃん。みないなことを言っておいた。

そいつはオタクじゃない面も多いのだが、
なぜあえてオタクっぽい話題を選んで話しているのだろうか。
ゲーセンといい、女相手には盛り上がらなさそうだから
あんまり選ばない話題だよなあ

それとも、俺が女相手に話しやすそうな話題を選びすぎているのだろうか。
知らず知らずのうちに気を遣いすぎているのだろうか。

世間話をすると、その子は質問上手の聞き上手で話しやすい子の印象を受けた。
人見知りもしないし、性格がいい子みたいだ。
会話は特に話していて面白いというようなこともない、
言い方はよくないかもしれないけど、水商売が長くて
ちょっとだけ女の子と会話をしている自分の印象では
どこにでもいるような普通の子だ。

うーん 友達はこの子のことが好きなのか
別にそうではないのかわからなくなってきた。
はたしてどっちなんだろうか。

わ わからん・・・。
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by masa3406 | 2008-07-13 06:50

ボクシング教室

ようやく今週の昼の仕事が終わった。
夜のバイトが長引き、2日連続で2時間半睡眠だったので
昼間は体がずっとだるく重い状態でヘトヘトだった。
本来はここで帰宅したら寝てしまいたいところだが、
家に帰り車に乗ると隣の市の体育館に向かった。

この体育館では週に2日、格安でボクシング教室が開かれており
俺はかねてから行きたかったのだ。
ジムではなかなか体系づいたパンチの細かい基礎や
パンチのディフェンスを本格的には教えてもらえない。
キックのジムはその辺が我流だったり、アバウトなジムが多い。
それら パンチをレベルアップさせるには、餅は餅屋
ボクシングのスペシャリストにボクシングの基礎を習うほうが得策だ。

体育館では同じ時間、キック教室も開かれていて
そこは元同じジムだったプロが数人が教えていて、以前出稽古に行ったことがあった。
入り口に入ると、偶然同じジムだったプロの人に出くわした。
この人はたんまにジムに練習しに来る人で、選手は半分引退状態だ。

俺は今日はパンチの基本を勉強しようと、隣のボクシング教室に勉強に来たんですよ。
と説明すると、その人は教えている会長を知っているということなので
紹介してくれることになった。
一緒に隣の剣道場に行き紹介してもらう。
俺は挨拶をしてボクシングの基本を学びに来たという来た趣旨を話した。
会長は50歳くらいだろうか。
小柄なおじさんで腰の低い人だ。
元に日本ランカーで有名なトレーナーからも教えを受け、
アメリカにもボクシングの勉強に行ったこともあるそうで、
大学でも教えていたこともあり、この世界ではかなり有名な人らしい。
恐縮する俺に、ここはキックや総合の人もたまに勉強に来るのですよ。
大歓迎ですよと言ってくれた。

時間になると10代後半か20歳代から30代前半までだろうか。
男性が15人くらい集まってきた。
会費が安いからか、10代20代前半が多くて全体的に若い。
教室は空手のような全員一斉に先生のフォームをまねる
合同稽古のような形式だ。
多種類なストレッチから筋トレ
ロープ(縄跳び) 筋トレ パンチの基本 ステップ ディフェンス シャドー
ディフェンスからのシャドー
約束事を決めた受け返し。
と行われていく。
見よう見真似でやるが、なかなか難しくぎこちない。

ボクシングはすべてが体系づいていて、すべてが具体的でただただ感心する俺。
キックだとある程度本当の基本部分を教えて、放置状態が多いが
ここではステップからディフェンスから、すべてが理論的で具体的だ。
教え方ができているのだ。

下半身を苛め抜くメニューが多く、そこそこだがキツイ。
3分動いて1分間のインターバルは、休まないで筋トレとハードだ。
この教室は基礎体力もつけさせる趣旨もあるようだ。
もし俺が日ごろ運動をしていない人間だったら、途中でギブアップしていたことだろう。

会長いわく、インターバルには完全に体を休めてはいけないそうで
むしろ軽く体を動かす習慣をつけたほうがいいらしい。

合間に俺のところに来ては、動作の具体的な体の使い方や
それをする趣旨を理論的に細かく話してくれる。
今までプロに教わって練習してきた理論とはまったく逆だったり、
ジムでは教えてくれない体の使い方を教えてくれて目から鱗状態だ。

それらすべてが必ずしもキックにイコールではないのかもしれないが、
俺はこの機会にぜひとも吸収せんと真剣に聞き入った。
今日教わったことをジムに持ち帰るためだ。
会長はかなりの理論派で、理論を話すのが相当に好きなようだ。
時に皆の練習をそっちのけて俺に説明をし続けるので、
皆に迷惑じゃないかと気が気ではなかった。

体育館には先生が持ち込んだサンドバッグが設置してあり、
ときたま生徒が思い思いにパンチを打っている。
なかには、なぜか蹴りをしている生徒が2人ほどいるのが気になった。
観察すると蹴りはお世辞にもうまいとは言えない、素人に毛が生えたようなレベルだ。

先生相手にミット打ちの時間になり、その生徒の1人に話しかけると
同好会で空手をしているのだと言う。

先生相手にミット打ちをすると、俺の欠点を教えてくれた。
間違って覚えているものもあるし、いわゆる根本的な体の使い方を
もっと覚えないとならないそうだ。
ある程度はできていると思っていただけに、これはショックだ。
これはしばらく通って身につけ修正する必要が出てきた。
言うは易し、行うは難しでこればかりは反復し続けるしかない。
教室の時間が終わっても親切な会長は、俺に基本の説明をしてくれた。

うちはキックの人も総合の人も来るからサンドバッグを蹴ってもいいし、
勉強したかったらこれからも来なさい。
と言ってくれた。
これからもお世話になります。と週に1回はボクシング教室に通うことが確定した。

また1週間が忙しくなった。。。

教室が終わり、ふとサンドバッグを蹴りたい衝動にかられた俺は、
ミドルキックを何発か蹴りこんだ。

すると、さっき話した空手をしているという生徒さんが俺に
どこのジムなのかとかとても関心ありげに聞いてきた。
目が輝いている。
もしかしたら彼はキックもやりたいのではないか。
そう感じ取った俺は、彼にどこから通っているのかとか
年齢を聞いてみた。
聞くと大学生で21歳だという。

もしキックをやりたかったら、うちのジムに来る?
強い選手が多いし強くなるよ。
そう言うと、場所やら時間を質問してきた。
お互いに打ち解けて、最後に電話番号を交換した。

ちょっとボクシングの教室に参加しただけで、
まるで知らなかったあかの他人とともう打ち解けている。
これが仕事やバイトだったら、とてもこうはいかないだろう。
スポーツはいいなと心から思った。
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by masa3406 | 2008-07-12 00:28

恋愛モード

大雨の日曜日に、お土産をくれた店の子にささやかなお礼にと2人で飯を食いに行った。
その子の職場から近い、鮪の美味くて安い居酒屋だ。
店内はかなり混んでいて、相席になってしまった。
2人で出かけるのはこれで3度目なので、お互いのことはひととおり話していて
話題は主に仕事の話と同じバイト先のお店の話題が主だった。
その中で、お互いの遅刻の話題になった。
その子は友達と待ち合わせをして平気で1時間とか
遅刻することがあるらしかった。
その子はいつも遅れるので、友達がわざわざ約束の時間を早めに伝えて
遅刻してちょうど約束の時間になるように苦慮したりしているらしかった。
それを笑いながら平然と他人事のように語っていて、
俺はしばし言葉を失った。

俺はそういう友達や過去に付き合った彼女がいて、笑いながらだが
正直にたまらなかった話をした。
俺も時間に正確なほうではないが、さすがに1時間は限度を越えている。

俺は長時間、待つことが好きではない。
これはバスでも電車でもだ。
イタリアやフランスみたいな、ラテン系でなんとなく時間がゆっくり流れている国では、
さして気にならなかったのだが、日本ではイライラすることこの上ない。

よく待ち合わせ場所で人間観察をして時間を潰したりして
待たされても平気だという人がいるが、
人間観察にも興味ない俺には、ただただうんざりなことでしかない。
せいぜい携帯でサイトを見ることでしか、時間を潰すすべはない。

付き合っていた彼女のときはある日怒って説教をした。
最初はこっちが惚れて付き合ったので、情けないことに言えなかったのだが、
ある日我慢も限界に達した俺は、怒りが頂点に達してキレたのだ。
男友達にも何度もいかにたまらないかの話をした。
付き合っていた子はそれからは遅刻しなくなったけど、
男友達のほうは今でも直らない。
こっちはもうあきらめている。

その子を家まで送り、その子の住むマンションの前でカーナビのテレビで
2人でK-1福岡大会を見ていた。
いつの間にか俺は、普通にK-1に見入ってしまっていることに気づいた。
カーナビなので画面の大きさも知れていて、時折画面が乱れてやや見づらい。
俺は家のデカイ画面で見たいなあとか、ふと思ったりもした。

その子とは、一緒にいてもなにかときめきがないというか、
いわゆる好きな異性といる時のような、俺からプラスアルファーの何かが出てこないのだ。
手をつなぎたいとか、付き合いたいとか。なにかこう わき上がるものがないのだ。

いや、果たしてほかの子ならそうじゃないと言えるのかどうかはわからない。
今の俺は、生活が忙しくて非常に疲れている。
平日を慌しく睡眠時間がほとんどなく送り、週末にひたすら疲れをリセットするサイクルだ。
それか恋愛から長く遠ざかっていて、恋愛することを忘れてしまっているのかもしれない
ほかの子とデートしたら、俺は恋愛できるのだろうか・・・。

今日は初めてその子から「じゃあそろそろ。」と車を降りて行った。
お礼もしたし2人で会うのはもういいな。
今日で最後にしよう。

帰り道にテイシェイラ選手の優勝シーンを見ながら、俺は思った。
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by masa3406 | 2008-07-05 15:10