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甘え

金曜日の夜は、夜中のバイトの休みを取った。
高校時代の友達3人と会社帰りに飲みに行くためにだ。

いつもは、その後に帰宅してからバイトに出かけていたので
酒を飲むことはできなかったのだが、
最近、夜中バイトをして不規則な生活をすることに疲れてきたし、
たまには友達と時間を気にすることもなく、
思う存分に酒を飲みたいと思った。
居酒屋に入ると、普通にビールを飲めるのがこんなに幸せなのかと
開放感に浸った。

飲みの席で、友達が会社で同じプロジェクトチームの部下である
契約社員の女性に議論を吹っかけられた話になった。
その友達は、ちょっと変わった奴で高校時代から女にでも非常に厳しい奴だ。
そいつは頭も良く、頭の回転も早く、議論で勝つのはほとんど不可能だと言ってもいい。
よくそんな奴に、あえて議論を吹っかけたなあと関心しながら俺はそれを聞いた。

部下の女性がある日、やけに友達に議論を吹っかけてきたのだが、
議論をするうちにその原因はその女性の会社に対する不満であり、
自分がこの会社で必要とされているのかわからないと
友達に訴えたそうだ。

それに対して、友達は手厳しくこう言った。

もちろん。必要とされているからあなたはこの会社に契約されているんでしょう。
会社は営利団体なんだし、必要もない人間に年間数百万円払って契約なんて
しないですよ。
契約されているということは、当然、あなたが戦力として必要とされているからですよ。

そして、日頃仕事をしていてコミュニケーションが足りないと訴えた女性に対し、

それでは、僕があなたによくがんばっていますね。とか
この仕事はよくできましたとか、日々、褒めてほしいんですか?

僕はあなたの親でもないし、いちいちそんなことを言いませんよ。
もし、それがないと不満ならそれはただのあなたの甘えじゃないんですか?
と言い放ったそうだ。

口調は厳しいのだが、確かに正論だ。
女性と仕事をする場合はコミュニケーションを取ったり、
そういった声をかけたほうが円滑に進んでいいのだが、
プライドが高くビジネスライクなそいつは、俺はそんなことをするキャラではないので、
ごめんこうむるという事なのだろう。

ちなみに議論が得意な友達いわく、
もし女と議論するなら女は途中で必ず感情的になってしまい
ロジックが壊れて自爆するので、
もし議論に勝ちたいなら、ただそこを待っていて矛盾点を突いてやればいいと
言っていた。
そしてだいたいが、その後悔しくて二度と口を利かなくなる反応をする。
と友達は笑いながら言った。

俺も仕事をしていて、日頃会社の人間は頼みごとは平気でしてくるけど
日々の感謝の言葉が足りないなと思うこともあるのだが、
確かにそれは友達の言うとおり、俺の甘えから来ているんだろうなと思った。

人は自分が所属する社会で承認されているという確認や、
賞賛をどこか求めるものなのだが、
それはただの甘えなのかもしれない。


来週から、夜中のバイトを週3日に減らすことにした。
どうも最近、寝ていないことで疲れながら平日生活をしていて、
結果として、いろんなことへの効率が悪くなっていることに気づいたのだ。
そろそろ人間らしい生活に戻していこうと思う。
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by masa3406 | 2008-10-26 03:23

意志の弱さ

せっかくの土曜日、起きたらなんと夕方の15時半だった。
昨日から咳が出て、なんだか熱っぽいので熱を計ると37・4度出ていた。

とりわけ昨日は疲れがピークにきて疲労困憊していて、昨日、店から運転して帰るときは
眠くて眠くてたまらなかった。
いっそのこと途中で、車を停めて寝てしまおうかと思ったほどに眠かった。
これもすべては、1年6ヶ月も無職期間をのんべんだらりと過ごしてしまった
己のツケだ。

前に一緒にやっていた同僚からメールが来ていて、
店を辞めてまた別の店に移ったらしい。
最後にまた、飲みにでも行きましょうとあった。
久しぶりなので電話をしてよくよく聞いてみたら、
また色々な女の子を飯に誘ったのが社長にクレームが入りバレて、
怒鳴られ店を辞めざるおえなくなってしまったのだと言う。
俺が忠告してあげたのが、まったく役に立たなかったようだ。

彼の場合は女の子に誰彼かまわずに話しかけて、人間関係もできていないのに
誰でも仲良くなったと自分なりに合点して誘ってしまう。
まず誘うことが前提なのだ。
俺が系列店に移ってからは、忠告する人もいないし
好き勝手にやっていたのだろう。

彼は一緒に働いていたとき、就職をしたら夜を辞める。
俺はいつ辞めてもいいが口癖だったけど、
昼間の仕事は見つからずに店を移って続けざるおえないと言っていた。
彼は就職したい、職を探しているとは言うが
店に来る頭はポマードでかためたリーゼントで、
髪を短くするわけでもなかった。

電話でそんな彼の話を聞いていると、
俺もこのままじゃ駄目になってしまうなと感じた。
自己弁護と言い訳ばかりで、
結局、彼も俺も本気で何かを変えたいという意志が弱いのだ。
現状に流されてしまっているのだ。
俺は昼間の仕事と夜のバイト キックのジムと昼間は
実家にいてなにもしていない彼よりはハードなのだが、
辛いなりに辛いその生活に流されている。

俺が見てきた水商売の世界は、男も女も駄目な人間が多い。
どいつもこいつも辞めたい辞めたいと言っても結局、辞められなかったり
辞めてもすぐに戻ってくる。
そんな人間がごまんといる。
居ついてしまうのだ。

大人になると、子供のようには誰ももう何も言ってはくれないし
自分の意思ひとつなのだが、その意志が致命的に弱いのだ。
駄目な人間ほど意志が弱いものだ

まだ女の場合は結婚すればチャラになるかもしれない。
だが、男は一発逆転は地道にやる以外は、ほぼ難しい。

このままだと、俺はさらに駄目になっちまうな。
と本気で感じた。
活動にもっともっと本腰を入れて、会社員だけで食えるようにならないとならない。

毎日、ゆっくり眠れる生活が送れるように。
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by masa3406 | 2008-10-18 18:58

涙の謎

会社の歓送迎会があり参加した。
辞めるのは事務の30代の女の人で、
入社して1年ちょっとで辞めるらしかった。

辞める理由は送別会の直前になって、数人の同僚に聞いたけれども
誰も知らずに、彼女は特に次の仕事も決めていないらしかった。
多分、彼女は辞めたかったのだろうな。というのが皆の共通認識だった。

事務の女の人は3人いる。
今回退職する女性はおっとりとしていて、いつも笑みを絶やさずに
少々天然だけどやさしい性格の持ち主だ。
癒し系と言えるかもしれない。
ほかの事務の女の人よりは何か仕事上でお願いするときに、
頼みやすかったので、俺は比較的その女の人を重宝していた。
手続きをお願いした時に嫌な顔をされたことは、1度もなかった。

事務には1人非常に気が強い、いわゆるお局さん的な女がいる。
こっちは性格がキツイので、機嫌を見てタイミングを見計らわねば
ならなかった。
だから、こっちを避けて辞めるやさしい人に頼んでいた。

多分、そんな性格だけに人知れずに気を遣い我慢を強いられ
ストレスが溜まっていてのではないだろうか。
あの笑顔を続けることに疲れてしまったのではなかろうか。
そう、俺は推察した。

会場の居酒屋は会社の貸切で、ちょうど今日は巨人の優勝決定戦をテレビで
やっていた。
野球が好きな俺は、座敷でそれをチラチラ見ながら酒を飲んだ。
おそらく、俺がこの会社に対して所属意識が薄いせいであろう。
ジム仲間や友達との飲み会と比べて、なんともつまらない
飲み会だった。
そりゃそうだ。
俺は転職を考えていて、ここから去ることを考えているのだから
その環境への関心が薄れるのは至極当然なことだった。

俺の関心は、もっぱら今日巨人の胴上げがあるかどうかに注がれた。
明日俺は、阪神ー横浜戦の観戦に行く。
今日、巨人が優勝してしまうと明日はただの消化試合になってしまうのだ。

幹事の宴もたけなわにのお約束のお開きを告げる言葉から、
辞める女の人が皆に挨拶することになったのだが、
話し始めてすぐに、彼女は突然声にならない声で延々と泣き始めた。
そこから収拾がつかないくらいにひたすら泣いていて、
もう何を話しているのかわからない。
まるで、辞めたくなかった人が退職を余儀なくされて、
離れがたく、別れが辛くて号泣しているかのようだった。

俺には、なぜ辞めたかった会社を辞めるのに
彼女がここまで泣いているのかが、心境として皆目わからなかった。
とにかくわからなかった。

テレビでは胴上げが終わった、巨人の原監督が優勝インタビューを受けていた。
原監督の目が涙でうるんでいる。
俺には、こちらの涙は非常によく理解できた。

俺なら、無難な挨拶をして
内心、やれやれ┐(´ー`)┌ やっと終わったぜ。
明日からもう行かなくていいのだ  やったぜ!
ってだけだろう。
去りたい環境への思いなんて、そんなもんだ。
思いがないからこそ、去りたいのだから。

最後に、今までの感謝を言いたかったのだけれど、
泣き続けている彼女に話すきっかけはなく、
同僚たちとその場を後にした。
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by masa3406 | 2008-10-11 04:14

白夜光

最近、俺は月曜と火曜の深夜に再放送されている
TBSドラマの白夜光にハマっている。
関東地区ならやっていると思う。
ちょうど店から自宅に帰るときにカーナビでやっているので、
運転しながら見ているのだ。

この山田孝之演ずる主人公は、幼きときに質屋を経営する自分の父親が、
綾瀬はるか演ずる、主人公が思いを寄せる女の子を買春していた現場に遭遇して、
父親を刺し殺してしまう。
2人は現場から逃走して、綾瀬はるかが質屋から借金をしていた
実の母親が殺したことにするために、
ガス自殺にみせかけて母親を殺し、事件を隠蔽する。

大人になって再び再開した2人は、過去を消しそれを隠して生きていくために、
結果として罪に罪を重ねてどんどん泥沼にはまってしまう。
武田鉄也演ずる刑事が、だんだん彼らを追い詰めていくのだが、
その演技は金八先生のときの役柄とは別人で、隙がなく執拗で恐ろしい性格だ。
エンディングの柴咲コウの曲も、なんとも物悲しくマッチしている。

人は、誰にでもやり直したいと思っている過去があると思う。
この暗いドラマは、そんなところに共感を覚えるのかもしれない。

原作とドラマとではぜんぜん違うストーリーらしいが、
このドラマもなかなかよくできているのではないかと思う。
ちなみに原作本は文庫で800ページ以上もあって、
今の俺には到底それを読むまとまった時間がないので断念した。

ユーチューブにも1話からすべてあるので、もし興味があったら見て欲しい。

Byakuyakouで検索すると出てきます
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by masa3406 | 2008-10-05 04:37

心の余裕

別の系列店で働いている人に用事があって電話をしたら、
前に○○で働いていた子がうちに入ってきたよと言われた。
その新宿の店は俺がかれこれ3年前にその人と働いていた店で、
その子は、俺のことを覚えていてしきりに俺をいい人だと言ってくれて
今の俺の動向を聞かれたらしかった。
洗濯機を直してくれたとか言っていたよ。
と言われて、ああそんなことがあったなあと思い出した。

俺はその子の、家の洗濯機が壊れて見てくれと頼まれ、
店の帰りに見てあげたことがあったのだ。
なんのことはない、その子が蛇口をひねっていなかっただけで
操作方法を教えてあげて帰りに居酒屋で飯をご馳走になり帰った。
当時は、その子は彼氏がいて同棲をしている子で、
帰りに何回か飯に誘われたり、なんかいろいろ話を聞いてあげていた記憶があった。

高校時代にレイプされた話なんかをあっけらかんと話され、
おいおい・・・そんなことを赤裸々に語られても 反応とコメントに困るだろ・・・。
って思ったこともあったが。

その店は非常にアットホームな店で、俺はいろんな子と
仲良しで学校みたいな雰囲気で今思い出しても楽しかったのだ。
中には性格的に難しい子なんかが何人かいたのだが、
その子達も心を開いてくれて
とても気楽に働けた。

その子が、それから何年も経った今も
何回も俺をいい人だったと言ってくれたのは、
俺にとっては最大限の褒め言葉で、うれしいことだった。

よく女の言ういい人は、どうでもいい人で褒め言葉ではないと言うけれども、
俺にとってはそんなことはどうでもよく、
単純にうれしいことだ。
人にいい印象のまま残るというのは悪くないことだ。

当時はいい店でみんなと楽しく働いていて、
俺には心の余裕があったのだと思う。

それに引き換え、今の昼の仕事では俺はだんだん無表情で無口になってきている。
心に余裕がなく、そういうテンションではなくなってしまっているのだ。
笑顔が完全に減っているのだ。

人は環境や仕事に合う合わないというのがあるんだなと、
この事からも、つくづく感じ、考えさせられた。

今の夜のバイトやジムでは俺は仲間と仲良くしていて、余裕があることからも
本来の俺はその昔のお店での俺なんだと思う。

来週、事務の女の人の送別会があるのだが、
去れるのその人が、うらやましくて仕方がない。
俺は送別会などいらないから、スッと居なくなりたいと思っている。

早く本来の自分が出せる環境へと旅立ちたいものだ。
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by masa3406 | 2008-10-05 04:07