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年末

早いものでもう年末
今年も1年が経つのがあっという間だった。
こうして1年が毎年高速に過ぎて行き、また俺は1つ無駄に年を取っていく。

ジムの高校生に一緒に行ってくれと頼まれて、大晦日は埼玉スーパーアリーナで行われる
総合格闘技がメインのイベントの元気ですか!! 大晦日!! 2011を観戦しに行くことになった。
格闘技ブームが去った今はとなっては、
同級生で格闘技を見に行くほどに興味がある仲間を見つけることは
なかなか困難なのだろう。

俺、本当は総合格闘技にはあまり興味がないんだけどね。。。

というわけで、大晦日は埼玉スーパーアリーナで年越しを迎えることになりそうだ。
帰りに居酒屋で俺は酒を一杯やりたいと思う。

今年は、年始に母親の癌の手術や地震もあったし
個人的にあまり良いこともなかった微妙とも言える年だった。

来年は、日本の景気が少しでも良くなることを祈りたいと思う。
地震だけはもう勘弁してほしいものだ。

みなさんも、よいお年を!
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by masa3406 | 2011-12-31 00:02

再就職の厳しさ

高校時代の友人にちょうど相談をしたいことがあり電話をした。

その友人とは、一緒に高校のサッカー部の応援に行って以来だ。
その時は、車で1時間以上もかかるグラウンドに付き合ってもらった。
そいつは既婚であり子持ちなのだが、その時は仕事をしていなかったらしいのだが、
その直後に就職が決まったとのことで、今は働いているらしかった。

会った時はくだらない馬鹿話ばかりをして明るかった友人だったが、
失業期間が長くてカミさんが子供をつれて実家に帰ってしまったらしく
明るくしているのと裏腹に生活面では色々と事情がありそうで、
何があったのかは聞かなかった。

今の仕事の話を聞くと営業職で週休1日。
自分の車を持ち込みで車を持っていない彼は、
現状は電車と徒歩で営業周りをしているとのこと。
訪問効率が悪いので、1日の仕事が終わる時間も遅いらしい。

その日は、本来なら休日だったらしいのだが、
そのせいで週休1日の唯一の休日も出勤を余儀なくされているという。
つまりは休みがないということだ
非常に過酷な話だ。

しかも、聞けば車の持ち込みなのにガソリン代の支給は制限があり、
そこからは自腹なんだそうだ。
俺には、本来は社用車なんて会社が用意をするものだという認識がある。
ガソリン代も然りである。
自腹だなんて、日々仕事で消耗をするメンテナンス代まで自腹で払っていたら割に合わない。

今のような不景気だとこのような足元を見た求人が多いのだろうか。

そこで相談事で電話をした俺が、安くで車を買いたいんだけどと逆に相談をされた次第だ。
俺には、車を格安で仕入れてくれる友達がいるので、今の車もそれで買ったのを
友人たちは知っているからだ。

条件は何でもいいので、できるだけ安くてガソリン代がかからない車とのこと。
たぶん、長い無職生活で友人の経済状態も芳しくないのであろう。

そこで、格安で仕入れてくれる友達にそのリクエストを出して探してもらった。
該当する条件の車が見つかったとのことで返事が来たので、
さっそく電話やメールをしたのだが、電話にも出ないし返事もない。

仕事が忙しいのもあるかもしれないが、
たぶん彼は毎日仕事をしながら、その仕事が本当に続くか測りかねているのだろうと俺は推察した。
彼は普段は車を使わない生活をしているそうなので、
車を買ってしまってからでは後の祭りである。

もし俺なら、よほど好きな仕事なら別だが、その労働条件を聞いただけでも
続かないことだろう。
社用車も保持できない会社なんて、企業体力がない金がない会社だ。

メールで友人に電話してくれと送ったら、保留でということで電話があったそうだ。
たぶん、俺の見込み通りなのだろう。
まだ見極めているのだろう。

俺たち氷河期世代は、転職をできてもなかなかずっと働き続けられるような
良い会社を見つけることは困難だ。
この不景気だとなおさらで、条件が良い会社の空きなどそうそう簡単に出るもんじゃない。

彼は、前は有名な会社にいてかなり良い給料をもらっていた人間。
その彼でも、厳しい条件の会社に入らざるおえないのだから厳しい現実だ。

その前のブログでレスをした友達も含め、
俺たちの高校時代は、いつも馬鹿話をして屈託がなく毎日が楽しかった。
馬鹿話をしたりじゃれあったり、
またあの時のように楽しく馬鹿笑いがしたいものだ。

今年は、地震もありさらに厳しい世の中だった。
まわりでも景気の良い話は聞かない。
フードコンサルを経営している友人と話しても、今は本当にどこも経営が厳しいと言っていた。
来年は、どうかみんなでハッピーな顔で会いたいと思う。
神様 そうお願いします
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by masa3406 | 2011-12-29 06:02

友人の苦境

最近、会っていなかった高校時代の友人から電話がかかってきた。

何回か飲みに行こうと思って突発的に電話をしたんだけど、
仕事が忙しいのか電話に出なかった。

彼は転職後に飲食関係の仕事に就いていて、帰宅が深夜に及ぶことも知っていたので、
たぶん慣れない環境で、疲れているんだろうな。と思っていた。
俺も、仕事で疲れているときは電話に出るのも面倒なときがあるから。

男には、誰しもこういう時期や時があるもので、
その時は、女性と違ってそっとしておいて欲しいものだ。
男はプライドが高い生き物なので、余裕がないときや弱っている時は人を避けるのだ。

その彼が、久しぶりに電話をかけてきたので多分仕事に慣れて
余裕ができたのだろうなと思った。

電話口の彼は、以前と変わりなく元気そうだった。
どうよ?仕事は大変?と聞くと
彼の近況は、俺の予想と大きく反したものだった。

用事もあり、かつて俺も住んでいた彼の住む土地で彼と会うことになった。

久しぶりに訪れた、かつて俺が通っていた駅は
駅構内にいろんな店ができてすっかり様変わりをしていた。
駅を出て、彼の住む家に向かうと駅前に見知らぬ大きなビルが姿を現し、
1ブロックが区画整理で丸々なくなっていた。
幾度ともなく通った商店街も、歩いてみるといくつも店や建物が変わっていることに気づいた。

この町を出てから、もう5年も経ったのか・・・。
時の経過を感じた。

知らないうちに街は徐々に姿を変え、思い出がどんどん消えていくようで、寂しい気持ちになった。

彼の家前で再会をして、彼はここ最近肩が原因不明の痛みに苛まされているということなので、
俺が以前、世話になった接骨医に彼を連れて行った。

それから、北風が吹く寒さのなか幾度とも彼と歩いた道を2人で飯を食いに行った。

ゆっくり話をしたかったので、駅向こうのファミレスに入った。
中は、幸せそうなファミリー客で満席だった。
しばらく待ってから席に通される。
その間、外食産業が長い彼はその店の客さばきの悪さや問題点を俺に解説してくれた。

彼は、転職をした外食産業の仕事を1ヶ月前に辞めていた。

彼に言わせると、職場が嫌だったわけではなくむしろ居心地は良かったらしい。
だが、ある日このまま一生その仕事をやる事を考えたら、そのビジョンが描けず
手に職をつけようと思い立って、その資格を取るための専門学校に行くために
気持ちが急いて辞めてしまったのだそうだ。
彼は、大学卒業以来ずっと外食産業に従事してきたのだが、
その世界から出ると言うのだからよほどの決意だ。

勢いでやめたものの、貯金もろくになかった彼はすぐに支払いで資金も尽き、
金が無くてもう16日ほど家からほとんど出ない生活を送っていたらしい。
それで、俺が電話をしても誘われても金がないので出れなかったのだそうだ。
活動的なイメージの彼とはかけ離れた、いまだかつて見たことの無い姿だった。

さらなる不幸が彼に追い討ちをかけた。
付き合っていた付き合いが長い彼女が、数ヶ月前に故郷に帰ると言って
そのまま音信普通になってしまったらしい。
別れるにしても、冷たい結末だ。

今は、この財布にある金が全財産の状態だよ。
以前はいつも快活だった彼が、打って変わって自信無さげな表情で言った。
あまりにも金が無いので、年末の郵便局のバイトを昨日から始めたということだった。
年末の郵便物の量は尋常じゃない量で、かなりの疲れを伴う作業のようだ。
給料が入るのが、来月末なんだよなあ。
むしろ彼女がいても、今は金が無いからいなくて良かったよ。
帰ってきたところで何もしてやれないし。
だから彼女の故郷を訪ねるつもりも無い
と脱力した顔で力なく語った。

だが、彼は両親と実家に住んでいて、少なくても生活費はかからないはずだった。
仕事を辞めてわずか1ヶ月で、どうしてそこまでお金が無いのかと率直な疑問をぶつけてみると、
今まで高校からの付き合いなのに知らなかった新事実が発覚した。

彼の両親は、かなり前に自営業をリタイアしていたのだが、
実は受け取る年金が無いのだそうで、
家の家賃と生活費の1部を彼がこれまで給料の中から負担していたのだそうだ。
彼には年の離れた姉がいて今は嫁いでいるのだが、
その姉もそれまで両親の生活費を負担していたということだった。
その生活費の支払いもきつくなってきたらしい。

彼の知らなかった事実を初めて聞かされ、俺は言葉を失った。
俺はむしろ、あいつはいつまでも実家で気楽なもんだよな。
くらいに思っていたのだ。

彼の父親は、自営を辞めてからは何も仕事もバイトもせずに今まで来たようで、
俺もサラリーマンのままでいたら親父のようになるかもしれないと
危機感を抱いて手に職をつける必要性に駆られたのだそうだ。

親父は怠け者だからああなったんだ。と友達は何度も言った。

両親は、それまで加入をしていた保険もすべて解約をして、
生活費の足りない分に充てているらしく
聞けば聞くほどに居たたまれない気持ちになった。

彼は、サラリーマンの定年まで働ける仕事ではなく
困窮した老後の両親の生活を目の当たりにして、
死ぬまでできる仕事のための資格を考えているのだ。

これからは、学校に行く資金を貯めるためにバイトをしようと思ったのだが、
両親の生活費の問題もあって、バイトで得る金だけでは足りない
現実的な生活の困窮にぶち当たり、
とりあえずはまた就職をして学費をためることにするのだと言う。

辞めるのを早まったよなあ。
と何度も彼は悔いるように言った。

長い付き合いで見ている彼は、あまり計画的なタイプではない。
これまでも、そういう生活を抱えていたとはいえ
どちらかと言えば彼は金遣いが荒いほうだった。
彼と飲み食いに行くと、いつも注文する量がハンパではなかった。
今も、もちろんご馳走したのだがそうは言いながらも何品も注文していて、
前と何も変わってはいない。
タバコを吸っている。
パチンコも好きだし、どちらかと言えばあったらあるだけ使ってしまうタイプだ。

資格取得の学校は3年間にも及び、年間100万円はすると言う。
バイトにしろ仕事をしながら、両親の生活費とその資金を作るのは大変なことだ。
かなりの我慢や節約を強いられるだろう。
これから生活レベルを落とすのは、苦労するだろうなと内心思った。

俺はできるだけ力づけるようなアドバイスをして、また会おうと別れた。
彼の進みたい方向で活躍している同級生もいるので、紹介をすることにした。
とりあえず、生活のつなぎとなるような当面のバイト探しも苦労しているというので、
俺も同級生が実家に戻って色々と経営しているので、
方々を当たってみようと思う。
俺ができるのは、この程度の力だ。

年末が押し迫る中、また世の中を生き抜くことの厳しさを痛切に感じた。
俺たち氷河期世代は、生きていくことだけで大変だ。

帰り道、駅に向かう北風がとても冷たく感じた。
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by masa3406 | 2011-12-23 06:03

結婚生活

大学時代の友人に誘われて、千葉の美味い焼肉屋に食べに行った。
2ヶ月前にジムの仲間と出かけてたらふく食べてたので、
気分的に焼肉を欲してはいなかったのだけど
友人は1年ぶりだ。友人に付き合うことにした。

人間はその日その時、誰しも理由なしになんとなく食べたくなるものがあると思うが、
それは体が欲しているものなのだそうだ。
だから普段の俺は、いつもとはいかないけどその本能にできるだけ従うことにしている。

そこは銚子の近くで東京からは遠いので、向こうで焼肉を食う前にのんびりできたらいいなあ
との思惑があって早く出たかったのだけど
友人が予約2時間前に出ようと指定をしてきた。
彼は既婚者で、今年5月に子供が生まれたばかりだ。

メールで理由を聞いたのだが、カミさんが子供にかかりつけなので、
友人が休みの日に自由に出かけようとすると嫉妬をするんだそうだ。
この前に焼き肉に出かけたジム仲間も子供が今年生まれたばかりで条件は同じだが、
彼は付き合いは無制限で良かった。
その前に、秩父の祭りに行く約束をしていて俺が行かれずに流れたのだが、
その時もかなりうるさかったようだ。

子供ができて、うるさ型のカミさんのマークが外れて、
最近は、ちょっと自由になったのかなと思ったのだが、
もっとタイトなマンマークになっていたことに驚く。

予定の時間に迎えにきてくれた友人の車で向かったわけだが、
今日の焼肉も許可をもらうのに奥さんにかなり気を遣ったらしく
家や風呂の掃除をしたりご機嫌取りを重ね、
それで取れた尺がこのギリギリの時間帯だったようだ。

聞いているだけでも結婚って、奥さんって面倒くせえ~と思った。

毎日毎日、自分の行動やタイムスケジュールまで束縛をされるなんて、
根っからの自由人気質の俺にはどんな理由があろうが、とてもじゃないが耐えられない話だ。

限られた休みの日にしか会えないカップルじゃあるまいし、
毎日一緒に住んでいたら、もうそれで十分じゃないか。
それ以上、スケジュールを把握してタイトな束縛をすることに
いったい何の意味があるのあろうか?
俺には、到底理解が及ばない関係のようだ。

俺と会うのは数か月ぶりだったのだが、その間プライベートで奥さん以外と
遊びに行ったりはほとんどできていなかったそうだ。

奴はなんでひとことガツンと言わないんだろうか?
聞いていて、それが俺にはもどかしかった。

生まれた子供は、すくすくと成長をしてかわいいらしく
撮った写真を見せてもらった。
友人的には、友人と奥さんの顔のパーツの配合が希望とは逆だったらしく、
遺伝して欲しいと思ったパーツがことごとく逆の方だったようだ。
言われてみれば確かに、その赤ちゃんの鼻は友人の鼻にそっくりで、目は奥さんにそっくりだ。
オリジナルパーツはなく2人を配合したコピー人間のようでもある。
遺伝子恐るべし。

以前は、子供が生まれた実感が無いと言っていた友人だが、
俺に転職をしたいと愚痴ばかり言っていた仕事を
今では娘のために頑張ろうと意識が変わったのだそうだ。

少し会わないうちに友人には自覚が芽生えて、人の親になったんだなと感心をした。

高速に乗って、下道を1時間ほど走って焼肉屋に着いた。
平日ということもあり、店は珍しく空いていた。

1か月ほど前に友人は、カミさんが子供が生まれてからエッチをさせてくれないので、
出会い系で相手を探そうとしているんだが、みんな
なにやら金額がいくらだの条件をつけてくると相談めいたメールが唐突に来ていた。

その時は、あまりにも突拍子もない内容に笑ってしまったわけだが、
たぶん、その手の商売をしている玄人のサイトなのでは?
俺は、単純な性欲処理なら選ぶこともできる風俗でいいんじゃないか?と返信をした。

その後、あれはどうなったんだ?と聞くと
出会い系サイトに登録をしてやり取りを続けているけど
まだ誰とも会えていないらしい。
でも、カミさんのマークが異常に厳しい中でいったいどうやって
メールのやり取りなんかしてるんだ?と聞くと
会社が終わってから大急ぎでネカフェに行き、
そこで限られた時間メールのやり取りをしているんだそうだ。

俺は、いわゆる出会い系はやったことはないのだが、以前チャットで何人か会った事ならある。
鉄は熱いうちに打てが鉄則の出会いで、
その非効率な方法では、いつまで経ってもそりゃ会えないだろうなと笑ってしまった。

聞けば、ポイント制の有料サイトだと言うではないか。
メールを1通送信するたびにポイントを取られて、電話番号やメールアドレスをそのまま打つと
文字化けをしてしまうという、典型的なぼったくりサイトだ。
そこを突っ込むと、今の出会い系はみんな有料でポイント制だと
事情通のような顔をして答える友人。

きっと、料金提示をしてくる玄人を避けたらその他のサクラに捕まって
せっせとポイントを消費して金だけ巻き上げられているに違いない。

別の友人が以前、出会い系業者でプログラムの仕事を請け負ったついでに
サクラをやらないかと誘われ、サクラのバイトをやった話を俺は思い出した。

そこのサクラは早番・遅番に別れていて、早番は女で友人は遅番。
早番の女性から設定キャラとやり取りをしている経過内容を渡されて、
最初は、その設定どおり忠実に友人は『ネカマ』として夜の部の引き継ぎをしていたそうだ。

だんだんやり取りに飽きた彼は、おちゃらけに走ってキャラをやりたい放題変えてしまい
早番の女性から苦情が会社に来て首になったエピソードを
面白おかしく話してくれたことを久々に思い出した。

有料の1通ごとのポイント制の出会い系サイトは大方こんなもんで、
こういうサイトは出会えない系だ。

しかも友人がしたいのは、浮気ではない。
ただやりたいだけだ。

玄人に条件を提示されてその金を出し渋り、有料の出会い系でポイントで料金を加算される彼。

それやっぱり、風俗の方がいいよ。と忠告をしておいた。

焼肉を堪能すると彼は、今日のカミさんとの門限があるので。と
急いで俺を家まで送り、また会おうと涼しい顔で帰って行った。

俺には、結婚がまたよくわからなくなった。
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by masa3406 | 2011-12-20 04:46

判断の難しさ

PCが不調で更新をしていませんでした。

数週間前に出かけた帰りに知人を家に送るために俺は、夜中に車で首都高速を走っていた。
知人の家は遠いので、さっさと送って家に帰りたいななどと運転をしながら考えていた。
助手席の人間を先に下ろした関係で、知人は後部座席に座っていた。
厳密に言えば横になって寝ていたわけだが。

交通量は少なく2車線の道の追い越し車線を快調に走行していると、
ずっと前のほうの左車線に黒いワゴン車が走っているのが見えた。
俺は、追いついたら抜こうと思っていたのだが、
近づいているうちにわかったのだが、何か動きが不審だ。
微妙に斜線をまたぐような妙な運転をしていることに気づいた。

居眠り運転かな?と一瞬思ったのだが、それにしてはスピードが出ている。
俺は運転で眠いときは、スピードが落ちるものだ。
首都高はカーブが多いので、寝ていたらそうは飛ばし続けてはいられないものだ。
とその時は思った。

慢性的にフラフラしているわけではなく
ほとんどがまっすぐ走っていて、途中に微妙に車線をまたぐので抜きたいのだが抜けない。
抜けるほどではなく接触してしまうくらいにまたぐのだ。

その走り方は、ヤンキーやガラの悪い車の後続車を抜かせないように威嚇するような運転に
似てなくもない。
スピードも出ているしアグレッシブな性格のドライバーのようにも見える。
俺には、もしかしたらこいつはヤバイ奴なのかもしれない。
薬でもやっているのかもしれないし、
下手に抜きにかかると妙なことに巻き込まれるかもしれない。と判断をして
しばらく距離を離して後ろを走ることにした。
そう思わせるくらいに、その車の運転は妙だったのだ。
そこからしばらく走れば、4車線になるのでそれまでの我慢だ。
そこで抜けばいい。

その時の俺は、なぜかパッシングをしようという気持ちよりも、
変なドライバーだろうから関わらないようにしたいという気持ちが、完全にそれを上回っていた。
ちなみに俺はクラクションをほとんど鳴らす習慣がないので、クラクションを鳴らそうとは
思っていなかった。
数100メートル前を走る車は、相変わらず不安定な走行を繰り返している。

自分では判断がつきかねた俺は、後部座席の知人に前の車の動きが不審なんだけど
あれどう思う?と声をかけた。
知人はほとんど寝ていたのか横になっていたらしく、身を起こしてどれどれ?と見ているようだった。

その話をしている時にちょうど高速の出口に差し掛かった。

その出口は追い越し車線の右を分岐をして降りる出口なのだが、
不審な車は今までのように追い越し車線にややまたぐだけには留まらずに
それを超えて、
追い越し車線と出口から降りる分岐した車線の間をまたいで、あろうことかその真ん中を走り始めた。
その先は、分岐の終点でちょうど二股に分かれる股の部分だ。

なんだ?さらに動きがやばくなってるぞ。と思った俺はさらに減速をした。

これまでの動きの傾向的に、ちょっとまたいだらすぐに戻っていたので、
また直前でハンドルを切って戻すんだろうと予測していたその瞬間、

その車はブレーキを踏むこともなくそのままのスピードで、
一直線に分岐の股の障害物へと突っ込んでいった。

俺は、心の中であっと思ったとほぼ同時に
ボンッという物が壊れるような音とともにワゴン車が空中に跳ね上がり、
車から破片だか車載物か何かを大量に道にこぼしながら、
後ろを軸として1回転をして、運転席がこちらに向いたままに追い越し車線に横転をするのが見えた。
その様子は、まるでアクションシーンのワンシーンのようでもあった。

うわっ!やりやがった・・・。
こりゃ大変だ。
エアバッグが作動したのか、遠めに見えるこちら側を向いた運転席の中はまったく見えない。
ドライバーは五体満足なのか、経験がない俺には想像力が追いつかない。
通常、衝突事故のときはドライバーがとっさに左右のどちらかにハンドルを切るか
ブレーキを踏むものだろうが、まともに特攻した事故の話は聞いたことがない。

車を完全に徐行させながら後ろを見やるとタクシーや一般車の後続車が数台いて
俺と同様に一部始終を見ていた模様だ。
左2車線は車が横転をしているので、このまま通行止めであろう。などと心の中で思った。

これは救急車に電話をしないとと思ったのだが、先にレスしたとおり
ちょうどその時に俺は携帯が壊れていてないことに気づいた。
後になってみれば、知人の携帯を借りればよかったのだが・・・。

俺はグロイのが人一倍に苦手な人間だし、救護だの方法がよくわからない。
正直、弱い心が発動して積極的に車を止めて駆け寄っていく気持ちにはなれなかった。
知人には平静を装ってはいたものの、
心の中では動揺をしていた俺は、その後続車たちにその後を任せることにした。

あまり直視をしないようにして横転した車をよけながら出口の車線から降りるときに、
車の部品だか、搭載していた物だか判断がつかないものが路上に散乱をしていて、
その一部を踏んだ。

一般道を運転をしながら、知人に今、目の前で起きたことを整理しようと色々話しかけた。
知人は、寝るためにコンタクトを外していたらしく
車が跳ねあがったのはわかったものの、ぼんやりとしか見えなかったのだそうで、
その能天気な返事に、何もそこまで本格的に寝に入らなくてもいいのにとちょっとイラっときた自分がいた。
とんでもない事故を見た動揺から、俺は何かを話して気を軽くしたいと黙ってはいられない心境だった。
知人を家に送るまで、いつもよりも多弁な自分がいた。

その後が、どうだったのかはわからない。

多分、今にして思うと居眠り運転か酔っ払い運転だったのかもしれない。
たまたま、俺というドライバーはクラクションを鳴らす習慣がなく
ほかのドライバーなら、何も考えることもなくクラクションを鳴らしたのかもしれない。
そうしたら、自爆事故は起きなかったのかもしれない。

とりあえず、事故には巻き込まれはしなかったものの、
色々と可能性を考えたら申し訳ない思いもあるし複雑な思いだ。

同時にこんな無謀な運転者がいる現実に直面した俺はちょっと運転が怖くなった。
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by masa3406 | 2011-12-03 05:56