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郷愁

先月にたまたま呼ばれて訪れた家のお客さんが、
60過ぎのおばちゃんだったのだが、その人は犬を飼っていて、
そのミニチュアダックスがあまりにも人懐っこいので、
犬好きの俺は、その犬をなでながら最初は犬の話をしていた。

それから、話題が地元の話になったのだが、
俺の育った町の隣町の出身だという事がわかって、
その瞬間からお互い、おーっ!と驚嘆の声が自然に起きて
昔や今の地元話で盛り上がった。

世代も全然違うし、今はお互いに違う土地に住んでいるんだけど、
お互いに地元に郷愁を感じているので、
懐かしいねえ。また地元に帰りたいねえ。と最期は2人でしみじみとしてしまった。
気がついた時は、なんと3時間もそこで話してしまっていた程だった。

最初に、玄関を開けてその人と話した時に
どこか雰囲気的に違和感がなくて、近しい感じがしていたのだけど、
お互いに近所の下町の人でそういう事だったんだなと思った。
いかにも地元のおばちゃんと言った雰囲気だったのだ。

そのおばちゃんは、糖尿病を患っていて、最後は地元で過ごしたい願望があるんだけど、
旦那さんが埼玉の出身で、地元の良さに共感してくれずに
その話には全然乗ってくれないのだそうで気の毒に思った。

これはある女性のお客さんに言われたんだけど、
人は、自分が生まれ育った土地の空気や気候が、1番自分の体に合っていて、
体調やバイオリズムにも良いのだそうだ。
だから、生まれ育った土地で過ごすことは、体やメンタルに良い影響を与えるのだと思う。

そのおばちゃんと、あの地元の空気の匂いが
なんか好きなんですよねえ。と話したんだけど、
それは、理屈抜きにそういうことなんじゃないかと思う。

あの空気の匂いでお互いに会話が成立しているのが、凄いことだなと思う。

まだまだお金が足りないので、早く地元に引っ越せるように頑張りたいと思う。
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by masa3406 | 2012-07-28 23:05

指針

ここ数日は残務処理やクレーム対応をしているわけだが、
仲間の何人かが結構あくどい事をしている事が判明して、
おれはその尻拭いに奔走させられた。

その結果、この期間はあのまま最終日に別れていたら知り得なかったであろう、
様々な仲間の裏の顔が見える副産物をもたらした。

できれば知らないまま終わったほうが良かったのだろうけど、
これもまた一緒に過ごした期間に起きた現実だった。

一度は千葉の奥地まで2時間をかけて行き、契約先が廃墟なんて冗談のようなことにも遭遇した。
汗だくになって何もない片田舎の畑の間のあぜ道を歩きながら、
まあ、よくまあ次から次へとあくどい事を考えるものだと呆れるより
何が人をそこまでさせるのだろう。と感心してしまった。

傾向的に、営業成績が良い人間ほど強引であくどい事をしているようで、
それだけグレーなことや、無理をしないとある程度以上の数字は上げられないのであろう。

例外はあるけど簡単にいえば営業成績が極端に良い人に、あまりいい人はいないと言える。
それだけ癖が強かったり強引だったり狡猾だったりするものだ。

帰りに内勤の女性も含めてみんなで飲んだのだが、
ストーカーチックに内勤の女性に迫っていた人がいたことや、どうもいい仲にあった人がいた事実も
俺はそこで初めて知ることとなった。
また、内勤の内情は人間関係が悪く複雑だったようだ。

マイペースな俺には、アンテナが立っていないので
社内の人の細かい人間関係や人の粗が見えないのだが、
結果としてその仕事だけのスタンスが良かったように今になって思う。
人間関係も、気のいいひととしか付き合わなかったし上司や同僚とももめることもなかった。
色々と仲たがいをしていた人もいたらしかったのだが、
あいつがどうのと俺はまったく何にも巻き込まれることもなかった。

俺にしてみたら、会社や人間よりも次から次へと出る商品や機能へ関心が向いていたので、
そこに目を向ける関心や余地は微塵もなかったのだ。
また仕事や数字だけで疲れ果てていたのもあったかもしれない。

内勤の人から見たら、俺は、お客さんからのクレームもなく仕事を着実にこなしている
まじめで礼儀正しい人の印象だったようだ。

俺自身、計算をして特にそうしようとしていたわけではなかったのだが、
自然体でいたら結果としてそうなったのだ。

本当は短気だったりむらっ気があることも、バレなかったのだ。

目の前の仕事を一生懸命こなして知識を得る努力をしていれば、結果や評価はついてくるし
むやみに敵も作ることもないのだろう。
また、付き合う仲間も波長が合ういい人を選んで付き合うことだ。
斜に構えずにシンプルに接していれば、人にも不快感を与えることもない。

これは、これから人生でしていく仕事や会社仕事をしていく上で、
今回、今後の指針というか処世術を学んだ気がしたし、
遅まきながら人間として少しは成長できたのではないだろうか。

ここで学んだことを次の部署でも生かしていきたいと思う。
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by masa3406 | 2012-07-24 19:08

解散

拠点のプロジェクトの仕事が一区切りつき、
全員が各々の持ち場に戻ることになり部署が解散になった。

俺は少しだけ残務で残るのだが、営業先から帰社してきてこうしてみんなで集まるのも
最後かと思ったら、物凄く寂しい気分になった。
外回りでハードな仕事だっただけに、みんな最後まで数字に追われていて
最終日だというのにくたびれていたように思う。

連日の暑さもそれに追い討ちをかけていた。
俺も同様に疲労困憊していた。

本当は、クールダウンをしていき
最後の日くらいはサボりながら余韻に浸りたかったのだけど
結局、仕事に忙殺されたまま、歓談会があるのでいつもよりも早上がりをしてきた。

フロアで、ここまでご苦労さんの意味もこめて全員にビールや食べ物が振舞われた。
業務が終了してから大勢がしばらくフロアに残って、
これまでの苦労を分かち合ったり、連絡先を交換したりした。

いつも表情が少なくクールな内勤の女性が、1人1番最初に帰って行ったのを見て
最後まで彼女らしいなと思った。

俺も、あちこちに動いて挨拶をして回った。
何人と会話をして、握手も何人としたか覚えていないほどだった。

感極まり涙を目に溜めた、仲良しのグループだった内勤の女性に
今までありがとうねと言われて、お別れの日を実感した。
俺も今までありがとうございました。と熱い握手をした。

上司の数人とも最後の総括的な話をしたのだが、俺はとても商品に対して常に研究熱心で
知識欲旺盛で、仕事に対する姿勢でまじめだったらしい。
俺なりには一生懸命こだわってやったことだっただけに、そう評価をしてもらえたのは
とてもうれしかった。

みんながガヤガヤと笑顔で会話をしている広いオフィスを見回しながら、
俺の脳裏には、冬の寒かった日や出張や
今までの色んな思い出が走馬灯のように思い出されてきた。
どれもこれも、何一つとして悪い思い出はなく、学生時代の部活のような日々だったと思う。
たぶん、これは生涯忘れることはないであろう濃厚な日々だった。

大勢でやる飲み会にも誘われていて、そっちにも顔を出したかったのだが、
付き合いを優先して、仲良くしている5人で会社の近くの居酒屋に飲みにいった。
飲みの席では、みんなこれまでの仕事への苦労の話題が中心だった。

それだけ、仕事にみんな真面目に向き合っていたからだと思う。
こうして、仲間と苦楽を分かち合えるのが今日で終わりかと思うと、
また寂しい気持ちになった。

終電の時間になったので、飲み会はお開きになって、
同じ駅から通ういつもつるんでいた仲間と、もう1人と一緒に
また近所の居酒屋に行った。

俺は、しばらく残務で残るとは言え
一部の仲間しか出勤してこないオフィスは、もはや違う環境とも言えた。
どこかぽっかりと心の中に穴が開いてしまったような気がして、
寂しくなると何度も仲間に言った。
もう、毎日のように愚痴をメールしたりつるんでいたこの人とも
一緒に過ごせないのだ。

まだ、今日も抜け殻のようでしばらくは引きずるだろうけど、
残務と新しい部署での仕事をがんばりたいと思う。
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by masa3406 | 2012-07-17 18:59

恩返し

1ヶ月が終わり、明日から休みだ
先月は苦戦するとは思われたものの、波はあったけど
最終的にまずまずの数字を残すことができた。
みんなのおかげか、神様のおかげか、それには運もかなりあった。
本当はユーロを見たかったけど、仕事に追われていてそれどころじゃなかった。
色々犠牲にして、頑張ったので疲れたのだ。

その反動で、昨日今日は腑抜け状態になり、なかなかやる気になれなくて参った。
今日は、外回りのときに、夏祭りをやっていて、
風情があるなあとそれをのんびり眺めたりしていた。

一昨日と昨日は、同じ駅から通っている無類の酒好きの同僚に誘われて
飲みにいったのだが、その人は物凄くピッチが早いので
ついつい自分もつられて、もちろんその人ほどではないけど飲んでしまっていた。
九州出身の男気がある、熱いいかにも九州男児といった感じの人で、
この人と仲良くしているので、俺もかなり最近は酒を飲む機会が増えた気がする。

この人は、前にもレスをした元不良の肝臓を壊した友達とどこか
がっちりした体格もだけど雰囲気や空気が似ている。
高校時代は、ラグビー部の主将をしていたスポーツマンで、
やはり、短気で過去に喧嘩もしていたんだそうだ。

その友達もそうだけど、警察のお世話にもなったこともあったらしい。

俺は、どうもこういうタイプの人に気に入られる傾向にあるようだ。
小器用に立ち回ることもせずに、不器用で頑固なところが、
どこか親近感をお互いに覚えるのかもしれない。

この人も熱く語るのが好きで、尋常じゃない酒好きだ。
俺のその友達もそうなんだけど、この人も俺にとにかく結婚したほうがいいと
何でか知らないけど真剣に熱い口調で心配して言う。
両方ともとても心配して言ってくれているのが伝わってきて、
逆になぜなんだろうか?と不思議に思う。
と同時に、なんか申し訳ない気もしないでもない。

この人も、豪快な外見とは裏腹に非常に繊細でマメなところがそっくりだ。
そして共通しているのが寂しがり屋のところだ。

その彼と2日連続でしこたま飲んだせいで、二日酔いで今日はどことなく胃腸が痛い。
そんななか、夕方に内勤の女性からみんなで飲もうと
お誘いのメールがあったのだが、さすがにもう休肝日にしようとお断りをした。

その同僚も俺も、その内勤の女の人には散々仕事でお世話になっているので、
断ったのは悪い気がしたのだけど、
体調とこの1ヶ月の疲れでやめておいた。
最近の俺は直帰なので、もう家に帰って今日は1人でゆっくりと休みたかったのだ。

俺たちは、昨日一昨日と1ヶ月を労う乾杯を済ませていたので、
俺たち的にはもう満足はしてしまったのだけど、
内勤のその人には休日前の今日が、その節目の待ち焦がれた日だったのだと思う。
彼女も営業から内勤に移動して、色々とストレスが溜まっているのだろう。

とくに大人の世界は、
感謝というものを伝えるには、なんらかの具体的な形で、
労を折るか行動をして返さないと何も伝わらないと個人的には思っている。

口だけで感謝を伝えるのは、大人はずるいので誰でも処世術の1つとしてできるのだ。
特に俺たちみたいな営業マンには、それはとても簡単なことだ。
だから、具体的になにかの形で返さないとならない。

相手も骨を折ってしてくれたことは、こちらもそれを返してあげないとならない。
受ける側が、どちらを覚えているだろうかと考えたらそれは明白だ。

前から、みんなで車でアウトレッドに行きたいと言っていたので、
近いうちに俺たちで、それを叶えてあげようと思っている。
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by masa3406 | 2012-07-02 23:11