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似た者同士

地方の友人の結婚パーティーに出席してきた。

パーティーが行われるのは夜だったのだが、俺は早めに家を出て新幹線で名古屋で下車をして、
楽しみにしていた、『なごや飯』のあんかけスパと味噌煮込みうどんを食べに行った。
飯を食うのがなによりも好きな俺は、地方に行くならその土地のうまいものを食べる。
これだけは譲れないのだ。

あんかけスパの店は中心街の栄だったものの、味噌煮込みうどんの店は地下鉄で郊外まで行ったので、
それなりの時間が経過してしまった。
そこから栄のデパートでお祝いのお菓子を購入してから、再び電車で近隣の都市に向かう。

今回は新郎の計らいで宿泊先のホテルが用意されていたわけだが、
寄り道をしないで直接向かった友人2人はもっと早く到着していた。

その際に新郎と新婦に挨拶をしていたらしいのだが、俺は名古屋でのんきに飯をはしごしていたので、
ホテルに着いたのは、始まる1時間半前だった。

友人たちは、新郎・新婦と話したり2人から馴れ初めを聞いたらしく
俺も飯はどちらか1つにして、顔を出しておくべきだったなと少し恥じた。
新郎が、俺がなかなか着かないことに焦っていたらしいことをあとから友人たちに聞いた。

会場は繁華街らしき街のレストランで、再会をした俺たちは陽も暮れ始めた地方都市で
ホテルからタクシーで会場へと向かった。
あたかも3人で地方に旅行に訪れたようで、こういうのも非日常的で新鮮な感覚で、
心が踊った。
大通りから1本道を入り、会場らしきレストランの前でタクシーが停った。

照明が暗めのおしゃれな雰囲気の店に入り階段を上がると受付けは、
新婦の友人であろう若い女の子2人だ。
ポラロイドで撮られてメッセージを書く恒例のを行う。

中に入ると、新婦が20代前半と若いらしいので若い女の子が多い。
司会進行も新婦の友人のようだ。

俺が普段の夜のバイトで接するような感じの子はいなくて、
普通っぽい感じのする堅実そうな子ばかりだ。
俺は、夜の世界が長いので、夜の仕事をしている人種はなんとなく雰囲気 
立ち振る舞いから醸す臭いでわかる。

交友関係は、自分を映す鏡でもある。
新婦さんは、きっと堅実な家庭で育った真面目な子なのだろう。
彼は、クラブで飲むのが好きだったようだけど、友人の女を見る目は確かだったようで、
奥さんは昼間の普通の子を選んだようだ。

席についてしばらくすると、新郎新婦が入場してきた。
ウエディングドレスに身を包んだ若い新婦さんは、きれいな人で幸せそうな笑顔だ。
対する友人は照れくさそうな顔をしている。

そこからは、俺たちは男3人で酒を飲み料理を食べながら、結婚と久しぶりの再会を祝った。
3人のうちの俺を入れた2人は未婚なのだが、1人に本当にいつ結婚するの!
と真顔で聞かれて、2人していやあ・・・。と返答に困って笑ってごまかす。

途中でお色直しがあり、2人に質問タイムがあった。
質問に対する返事を新郎新婦で仲良さそうに相談している空気が、
年齢は離れていても似た者同志の雰囲気を醸し出していて、
それを見ていて、なんかいいなあ。と率直に感じた。

友人も天然でのんびりした人間なのだが、嫁さんもいかにもそんな雰囲気が漂っている。
男女は、どこか似た者同士がひき合うものだ。
似ていないで無理にすり合わせているとなかなか続かないものだ。

似た者同士が寄り合って支え合うって、無理なく自然で素敵なことなんじゃないだろうか。

俺は普段は、結婚式に列席しても他人事でよかったなあくらいしか思わないのだけど、
それを見ていて、結婚もちょっといいもんだな。と初めて思ったのだった。
2人はとてもいいカップルだったのだ。

パーティーが終わってから、俺たちはシャッター通りの寂れたような繁華街の中にある
味噌煮込みの鍋の店に行き、鍋をつつきながらまたそこで飲み、
最後はホテルの最上階のバーに移動して、男3人で懐かしい話をしながら飲んだ。

友人は結婚するし、こうして3人で酒を飲めるのも俺たちにとっても至福なひと時だった。

翌日は、友人と観光をしてから解散したのだが、こういう機会をくれた新郎には
おめでとうという気持ちと感謝をしたいと思う。
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by masa3406 | 2013-03-25 07:23

関係崩壊

今、俺には友人とのことでちょっとした悩み事があった。

俺は、去年転職をしたわけだが、その前後は時間と精神的に余裕がない時期でもあった。
ちょうどその頃に何度か小学生時代からの友人Nからの着信があったのだが、
忙しくて出れていなかった。
これが後になって問題になるとは、その時の俺は予想だにしていなかったのだが。。。

言い訳をすると、同時期に親友が死んでしまったり、転職活動から就職。慣れない職場への適合と
覚えることも多く心身ともに疲れていた。

その時期は、どちらかといえば、境遇を共感できる前の職場の人間関係が優先されていて、
会ってお互いの悩みや先々を話したり情報を交換していた時期でもあった。
それ以外には、現状や自分の将来の悩みを話せなかったからだ。

Nからの電話を意図して放置したとかそういうわけではなかったのだが、
落ち着いたらまた電話しようと思っていて、気がついたときは2ヶ月もの間放ったらかしになっていた。

自分の中では、落ち着いたら連絡すればいいやくらいの認識だったわけで、
これは俺の後回し癖の悪いところだ。

社会人になれば誰しもそういう時期や、可能性はあるだろう。
誰でもいつも人生が楽しく常に明るく順調だというわけではない。

逆境や仕事に悩む時期もあるだろう。
あるいは、病気でもして一人になりたくなるかもしれない。

男という生き物は、プライドが高い生き物で、苦境に陥ると弱みを見せんと人を遠ざけて1人になって
それを解決しようとしがちだ。

苦境から脱するまで、それを話さずに身を潜めて1人で戦い
傷が癒えるまで耐えるのだ。
だから、男は悩みや問題を抱え込んだまま自殺してしまう人が多いのだろう。

男はそれを脱したり問題解決をして元気になってから、
実はあの時はこんなことがあってと初めて親しい人間に吐露する傾向が多いものだ。

俺も、仲良くしている付き合いの長い友人が、しばらく連絡が取れなかったりすることは、
これまでに幾度もあったものだ。

そんなときは、あいつはいま忙しいのかな。忙しくて余裕がないのかな。なにか事情があるんだろう。
まあ、いろいろあるさと思って
そっとしておいたし、自分の中でそう処理をしていた。
連絡が取れないことを、とりたてて無視をされたとか、それに対して腹を立てるようなことはなかった。

やがて相手から連絡が来て、またいつものように飲みに行ったり遊びに行く日々がもどる。
再会しても、互いに一切のしこりもわだかまりもなく前のように楽しく一緒に過ごす。
そんなことは、今までに何度かあったものだった。

だけに、俺もそうやって受け入れられるものと思っていたのだ。

転職して正式に部署に配属された頃だろうか。
Nと共通の友達2人 SとIがいて、お互いの職場が転職先から近いので、
たまに会社の近くで昼飯を食べるようになった。

その時Iに、この間Nと会った時にお前が全然電話をしても出ないし、もういいよあいつと怒っていた
というようなことを言われた。

そんなに怒っていたことが寝耳に水状態だった俺は、
それを謝ろうと翌日に電話や謝罪のメールをしてみた。
ところが、電話にはまったく出てくれないしメールも返信が来ない。

Iの言葉は冗談ではなくNは本当に怒っていたのだ。 

それから時間を置いて、意を決して再び電話やメールをしてみるも一方通行。
返事をしないのが彼の俺に対する答えであり、

怒りが相当なものであることが伺えた。

絶対に許さない。絶対にだ!と聞こえてきそうなほど頑なさを感じた。

目には目を 歯には歯をの復讐ということなのだろうか。

彼との小学生からの付き合いでこんなことは1度もなく、戸惑いを隠せない。
思えば、喧嘩らしい喧嘩をしたことはほとんど記憶にない。

こんなときどうしていいのだろうか?しかも相手は幼馴染の男友達。
男同士の関係としては、なにか変だ。
それを取り繕おうとする俺も変な感じだ。

そう。
妙な感じが拭えないのは、俺が好きな女の子と喧嘩でもして怒らせて無視されてしまい、
ご機嫌を直してもらうためにどう取り繕おうかと考えているような感覚がどことなくするのだ。


そもそも、こういう心の部分の行き違いの誤解や揉め事の処理は俺にはめっぽう苦手だ。
俺はあまり自分の感情を言葉にして表現をしたり、話すことは得意ではない。

何かに根に持つタイプだとは思っていなかったので、予想外のギャップに
仲直りをするには、どうしていいかわからないし、とてもそれを解決する術はない。
自分の中でこれ以上考えても、答えが出そうになかった。

困った俺は、Nと連絡をよくしているIになんとか仲を取り持ってくれないかと頼んでみることにしたのだが、
奴はやれやれと苦笑いをしながら、わかったよ。会った時に言っておくよ~と軽~いお返事。

多分、間に入るのが気が進まないのだろう。
あまり期待できそうもない。

今度はSに電話をしてみると、そんなことであいつスネちまったのかよ。社会人なら忙しいんだなって、
普通は思うくらいだろ。と笑われてしまった。
だって何かお前が大喧嘩をしたとか、奴にひどいことを言ったとかそういうことじゃないんだろ?

言われてみれば、たしかにそうなのだ。なにか決定的な大喧嘩をしたわけでも
致命的な仲違いをしたわけでもない。

スネちまった手前引っ込みがつかないじゃないの?しばらく時間を置いてから
連絡をとった方がいいんじゃない。
それか俺ら4人で会う機会を作って、そこで自然に仲直りをすればいいんじゃない。と
クレバーな彼らしい的確なアドバイスをいただいた。

奴は乙女のハートの持ち主だなと最後にSは、またゲラゲラ笑った。。

やっぱ、普通の感覚だとそうだよな。と少し安心をする。

いつ仲直りできるかわからないけど、幼馴染でありいい大人の男同士でも
こんなことがきっかけで思わぬ誤解を生み関係がぎくしゃくするのだから、
人間関係って本当に不確かなものなんだなと思わされる出来事でもあった。

これからは、できるだけ電話やメールに対してマメになろうと思う。
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by masa3406 | 2013-03-09 10:53