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風俗や水商売の世界の持つ魔力

元HKTの女の子が風俗でバイトをしていたことがネット上でバレてニュースになった記事を読んだ。

その子がどんな理由で風俗をしていたのかはわからない。
HKT48を去らなければならなくなり、今の芸能人としての仕事だけでは仕送りはあっただろうけど
過不足なく生活するには満たなかったのかもしれない。
ポイントは一度発覚しても、まだセクキャバで仕事をしていたことだ。

人間は1度金を稼ぐために手っ取り早く風俗をやると
もう元の世界にはなかなか戻れないものだ。

これは水商売でも同じで、就職をしてもあるいはバイトをしても
また元に戻ってくるパターンを俺は数限りなく見てきた。
あるいは就職をしていてバイトをしていて、水商売が本業に成り代わるパターンも
数多く見てきた。

そりゃそうだろう。
1日にシンドい思いをしても若くて月給20万かそれに満たない金額と
1日で何万も稼げてしまう風俗や水商売とは労働効率が比較にならない。
また一度上げてしまった生活レベルはなかなか落とすことはできない。
ちょっと歩くのが面倒だからとタクシーを使っていた人間は、今更長い距離を歩くのは
苦痛に感じるものだ。
忍耐力のゲージが確実に短かくなってくる。

若いうちにこういう手っ取り早く金を稼ぐ手段を覚えてしまうと、
もはや苦労をして金を稼ぐことがバカバカしくなってしまうことが多いものだ。
金がなくなれば、また働けばそれなりの金が入ると金遣いも勢い荒くなる。
風俗なら日給だからなおこのことだ。

また男相手の世界は、容姿や体型が優れていたらチヤホヤされて
女性としての自尊心も満たしてくれるものだ。
そうなると、若くて給料がまだらえない地味で刺激もない普通のアルバイトや
仕事などはつまらないものに感じてくるものだ。
風俗や水商売もそれは楽なことばかりではない。
大変さはある。
でも、労働効率からいったら比較にはならない。
女を売るだけに、人気者にでもなればチヤホヤしてくれるスポットライト的なものもある。
若いのに金をキップよく払う自分に酔うこともある。
財布に余裕がある金があれば、瞬間的になにか大物にでもなったような気分なれるものだ。

彼女らは共通して、もう上がりたいもうやめたいと言う。
でも、今の生活や収入を捨ててまでの決断はなかなかできないものだ、
しても、なにかシンドいことがあればまた戻ってくる。
あるいは仕事と並行して続けていく。

人間は一度覚えた楽は忘れられずに、なかなか足を洗えないのだ。

この子も芸能活動が芳しくなければ、きっとそうなることは想像に難くはない。

昼間の仕事は継続して続けていくことで、力がついて稼げるようになったり
いい会社に転職をしてステップアップをはかっていくこともあるだろうけど、
そこまでの地道な努力や我慢よりも今、金銭的に満たされる生活を取ってしまうようになるのだ。

このように風俗や水商売のように手っ取り早く稼げる商売は魔力とも言えると思う。
人を変えてしまうのだ。

若いうちに手っ取り早く金を稼ぐ手段を覚えない方が、幸せである。
知らないで地道に生活していくほうが俺には幸せにすら感じる。
それが数々の人を見てきた自分の持論である。
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by masa3406 | 2014-06-02 22:30

情熱の人

移籍するジム仲間と彼のジム探しに付き合うためにキックのジム見学に行った。
ジムのある大きな駅を2人で降り立つと、まだ6月だというのに東京は真夏のように蒸し暑く
ベタベタする。

嫌な季節が始まったものだ。
俺は体質的に湿度が非常に苦手で夏が大嫌いなので、不快なことこの上ない。

アーケード街を歩いていくとジムは駅からほど近い比較的きれいなビルの地下にあった。

入口で前日に見学の電話をしていたものですがと告げると、
中に通されて受付の女性に見学用の椅子に座るように言われる。

間取りは大きいジムとは言えないものの、リングもあり設備はととのっているように思える。
今日は日曜日ということもあり、会員さんが4人ほどがいるだけで、
プロ選手らしき姿もなかった。

受付の女性がジムのシステムやここのジムで活躍する選手について説明してくれた。
日曜日はプロ選手は休みで、会員さんも少ないのよね。と言われる。

今日は来た日としては失敗だったのかなとの思いがよぎりながら練習を見ていると
小柄な初老の男性が近づいてきて話しかけてきた。

彼はここの有名なタイ人の会長さんで、その卓越した指導力には定評があり、
数々の名選手を育ててきた人物だ。

会長は俺たちにムエタイについて。彼の指導方針。このジムの方針など
気さくに時に熱心に説明してくれた。

彼のしてくれた話で、とりわけ興味深かった話は、ムエタイをバケツに例えてムエタイの技術は非常に奥が深く多岐に渡り
バケツ1杯分の技術があり、
それを6割ほどに減らしたのがキックボクシング
さらに半分以下にしたのが、K-1ルールのキックボクシングだという。

ムエタイをマスターすれば、ほかのルールにも対応することができるし、ボクシングにも対応できるのだと。
ただ、その逆は不可能なんだそうだ。

ムエタイ上がりのボクシング世界チャンピオンが多く
K-1で活躍したブアカーオの成功を見てもうなずける話だ。

次に彼は、まずはなにをやるにしても目標を定めないとならないと言った。

世界チャンピオンになりたいなら世界チャンピオン
チャンピオンになりたいならチャンピオン
ランカーになりたいならランカー
適当に試合をしたいならそれもよし
プロになりたいならプロライセンス取得と

どんなレベルであれ、まずビジョンがないとなにも達成できないと言う。

そして目的地を設定したら、次にそのために必要な道筋を調べて日々努力をすることが必要なのだと。

世の中には、目的地・着地点を定める人は多いけど多くの人は漠然と練習をするだけで、
そのために必要な道筋を調べて身につけるプロセスを怠ると彼は言った。

ただ、目標(夢)だけがあっても当てずっぽうに漠然と行動するだけでは遠回りになるだけはなく、
たどり着くことはできない。

そのためには、目標にたどり着くまでの道筋を綿密に調べて、次に身につけるための努力をしないとならないのだと。

会長の話す言葉のひとつひとつは、今の俺にはとても心に染み入ってきて、
あたかも自分の人生について指摘されているような恥ずかしい気持ちになった。

確かに、身近ないわゆる人生に流されている人たちを見ると
共通して明確な目標や将来のビジョンを持たないことに気づく。

彼らに将来の話を聞いても、明確なビジョンもなく手応えがない話になることが多いのだ。

各々あるにはあるのだろうけど、会長さんの言うように漠然とした夢を描くだけで、
具体性もなければそれを達成するためにやるべき道筋を描いていないのだと思う。
真剣に考えていないのだ。

俺もだけどあくまでも、今の生活だけ考えていてその場しのぎで行き当たりばったりなのだ。

前に付き合っていた女性なんかは、その典型的な人間で目先の誘惑に流されその日ぐらし。
やりたい仕事や夢を聞いても特になにもない。
といつもつかみどころのない答えが返ってくるだけだった。

彼は、ムエタイを日本に普及させるために日本に渡ってきたのだそうで、もう年齢的にシンドいのだが
身体が動く限りは指導を続けていくつもりなんだそうだ。

そして、教えた人間にはどんどん彼から持っているものを盗んで将来、独立してジムを開いてくれと
言っているのだそうだ。
そうして、その弟子がムエタイを普及させてくれれば目標は果たせるのだと。

とても話好きな人らしく話は尽きることがなく彼のムエタイや選手。会員さんを愛していることが
伝わってきて彼の情熱を感じた。

ちょっと見学に来たほかのジムの入るか入らないかもわからない俺たちに対して、分け隔てなく熱心に話してくれたのがうれしかった。

その後、体験練習に来た初心者らしき人に会長自らが熱心にユニークな表現でわかりやすく
基本を教えているのを見て、人を区別せずに分け隔てなく平等に接するお人柄を感じた。
指導力もだけど、情熱があって研究熱心な指導者がいるジムは選手が強くなるジムの条件だ。

将来のビジョン 情熱 

キックの指導方針とかどんなジムなのかをいわゆるキックの目で見学に行ったのに、
人生で大事なものを教えられたジム訪問だった。
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by masa3406 | 2014-06-01 20:34

焦燥

友人が引越しをしたらしく最後の荷物を運ぶというので手伝いに行った。

彼は既婚者で子供もいるんだけど、会社のある街に引っ越ことになって
家が遠くないのでたまに会って飲んでいたので、俺は家が遠くなることに少し寂しい気持ちになった。

彼の家に行くと彼の弟さんがいて、彼にそっくりの顔をした娘さんがいた。
ちょうど彼が小学生の時の顔とそっくりだった。
娘は父親に似ると言うけど、父親の遺伝子おそるべしだ。

車に荷物を積み込んで彼と彼の弟さんと娘さんとで、新居へと向かう。
その道すがら、彼の弟さんが実は最近会社をやめて資格を取るために
専門学校にかよっているんですよと言った。

彼は、大学を卒業してから1つの会社に勤め続けていたので、それにはとても驚いた。
退職金がその入学金と学費にすべて消えたらしく、彼の生半可ではない覚悟が伝わってきたし
卒業まで3年も通わないとならないらしく思い切った決断をしたなあと思った。
覚えることが多くて、大変だと語る彼の顔はでも充実している表情をしていた。

バイトをしながら通わないとならないので、家賃を浮かせるべく実家に戻ったらしく、
その点は母親と不仲な俺とは違い、帰るところがあってうらやましく感じた。

新居のマンションに着いて部屋に荷物を運び込むために入ると、とても広い間取りで驚いた。
家賃と平米数を友達が語っていたのだが、駅からはそう遠くはないのに都内では考えられない
広さだ。
奥さんは外出中とのことで、娘さんのために買っておいたプリンを渡して
そこからまた弟さんと娘さんを家に置いて再び彼と実家を目指した。

彼と俺とには共通の同級生の珈琲店で店長をしている友達がいるのだけど
その店が帰り道にあるのでそこに寄ろうか?と提案すると

あいつまだ言ってないでしょ?

と、急に意味深なことを言った。

あいつには言わないでよと念を押され、
実は、会社と待遇面でもめて先月で転職して別の飲食業に転職した事実を聞いた。

さきほどの弟さんに続いて予想外の話にまた驚いた。
今日は、身近な人の人生の大きな決断話に驚く話ばかりだ。

以前にその店に行った時は彼は非常に生き生きした表情で楽しそうに働いていたし、
会っていた時も彼はプライベートともに充実してそうだったので、
そのままそこで働いていくんだろうなと思っていて、辞めることはおおよそ想定外だったのだ。

今度のは独立を前提とした転職らしく、彼も何かしらの大きな覚悟をもってして新たな人生の道を選択したのだろう。
独身でいつも女の話をしていたさして人生設計の話はしない能天気な同級生が、
急に遠くに行ってしまってなにか取り残されてしまったような気がした。

流されている自分の現状をあらためて省みる。

確とした将来設計もなければ、将来どうなるかも想像すらつかない。
このままじゃいかんなあ。

軽く引越しの手伝いにきたつもりが、反省と焦りを感じた一日になった。
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by masa3406 | 2014-06-01 04:02