引越し

先週の大雪が降った翌日の土曜日、朝はシャワーを浴びたわけだけど
そのまま疲れて爆睡をして、夕方目覚めて再びシャワーでも浴びようと思ったのだが、
ひねってもいつまで経っても出てくるのは真冬の冷たい水ばかり。
からっきしお湯が出てこないではないか。

何度チャレンジしても同じで、東京ガスに連絡をして来てもらうことに。
来てくれて給湯器を見てもらって何度かひねるも結果は同じ。

どうも、給湯器そのものが壊れているんじゃないかということで、あとでまた検査に来ますとのこと。
壊れたことを家主には伝えてくれたようだ。

この2月の極寒の中でお湯が出ないの?

シャワーをこれから毎日浴びれないの?
真夏ならまだ水でシャワーを浴びれなくはないけど、この時期は手を洗うだけでも
冷たさが骨身にしみる。
なにもこんな真冬の時期に壊れなくても。

それで久しぶりに銭湯に行ったわけだが、普段は入らない熱々の湯船に浸かれるのは
それはとても心地よく、体の芯まで温まり疲れが取れるようで極楽なのだが、1つ困ったことに
1回450円と決して安くはないのだ。
これが毎日だと外食費に加えて結構な出費だ。

ちょっとした吉野家とかのメシ代相当の金額だ。
俺は朝と夜と1日2回浴びるのが日課だっただけに、朝はあきらめないとならない。

この生活がいつまで続くんだろう。
たかが、お湯が出ないだけでこんなに生活が一変して不自由に感じるとは。
不自由なんてもんじゃない。

一気に気持ちがブルーになった。
わびしい気分と言ったらいいだろうか。

再び月曜日に東京ガスの人が来てくれて、なにがしかの検査をしてくれのだけど、
給湯器の内部のどこかが壊れていて、やはりお湯にならないということ。
センサーかなんかの一時的な不調であわよくば出るのではという一縷の望みも絶たれた。

給湯器自体が10数年までの古いタイプで、そのものを交換しないとならないんだそうだ。
費用も10数万するらしく、急な出費に家主も大変だなと思う。

東京ガスは今は故障の修理の日程が立て込んでいて、対応できるのは半月後になると
悠長なことを言われる。
冬は給湯器が壊れる時期なんだそうだ。
原因は今回のドカ雪の可能性が高いらしい。

当然、そんなには待てないので家主が別の業者を当たってくれると言って、
また数日待つことに。

はあ いつまでこのシャワーの浴びれない生活が続くんだろう。

ネットで検索をするとガスの修理業者は無数にあって、24時間出張見積もしてくれるところも多々ある。
こんなのどこかに電話をしたらすぐに対応してくれる業者くらいあるだろうにと思う。

そして、翌々日に家主から連絡があり、色々当たってようやく3月の6日に交換に来てくれる業者が見つかったとのこと。

3月の6日だって!
まだあと2週間以上も先じゃないか。

この真冬にそれまでずっと風呂なしお湯なし生活かよ。
人の気も知らないで簡単にシレっと言うよなあ。と絶望的な気持ちになった。

俺がネットで検索して、片っ端から電話をしたほうが確実に早く対応してくれる業者くらい
見るけられると思うのがまた歯がゆい。

思い返せば、引っ越そう引っ越そうと思いながらも
夏は暑く冬は寒いおまけに湿度も高いこんな鉄筋じゃない狭くボロい家に
だらだらと7年も住んでいた俺も悪い。
5・5万とそこまで安いとは言えないんだけど駅からそう遠くないからなのか、ここはしょぼい。
エアコンも古いタイプなので効きが悪いし、真夏にはデカイゴキブリが毎年発生する。

夏のある日に至っては、床をダンゴムシが歩いていたり、蟻が俺の食べ残したお菓子に
列をなしていたときは、ついに外と同化したかとびっくり仰天し、時間差で
とても惨めな気持ちになったことを覚えている。

俺がこれまでに住んだ家の中では、俺の中ではダントツにボロい。
1階ってのは住んじゃいけないんだなということを今回初めて知った。


引越し当初は、当時就いていた職が終わる時間も遅くて土日も仕事のことが多い仕事だったので、
どうせ寝に帰るだけならどんな家でも同じだろうと
安ければいいやと多少のグレードも下げてここにしたのだが、
住んでいる家がしょぼいと心までわびしい気分になることをここに住んで知った。

友達が都内で友達を呼べるような家の家賃の相場はだいたい6・5万円くらいと
相談したら言っていたけど、それはどこかわかる。
言われたとおりこの家には人は呼べないので、呼んだことはない。

前に住んでいた、俺の家の上の階のOLさんは生活音から男と同棲をしていたようだったけど
この狭い部屋でよく生活できたもんだと思う。

これも何かのきっかけかもしれないな。
というわけで、俺は3月か4月に引っ越すことに決めた。
もうわびしい気分はごめんだ。

その前に3月6日が遠すぎる。
早く直してくれ
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# by masa3406 | 2014-02-21 22:13

採点競技への疑問

ソチ冬期五輪の女子モーグルの決勝を見ていたわけだが、
決勝進出をした上村愛子選手が、タイムでも決勝進出者の中でも最速でミスもなく
これ以上にない最高の滑りをした。
滑り終えた本人も会心のガッツポーズをしていて、これはメダル確定だろう!あるいは金メダルか
と思ったのだが、なぜなのかさほど採点も高くなく
その後に滑った選手に次々に採点を上回られてしまい、あと1人残ったアメリカのカーニー選手が
上村の採点を下回れば銅メダル確定という場面になった。

そして最後に滑ったカーニー選手は、2つもミスをしてタイムも上村選手を下回り
素人目にも出来が良くない滑りだっただけに
これは上村選手の銅メダル確定だな。と誰もが思って見ていたと思うのだが、
どうしたことか採点は上村選手を上回りメダルを手にすることができなかった。

これはいったいどうしたことだ?という思いで憤りすら覚える。

モーグルという競技の採点基準はよくはわからないだが、早朝から釈然としない非常に理不尽なものを感じた。
視覚的な判断でもおかしいのだが、
採点の内訳を見てみても、ターンをカーニー選手がミスをしていたのに
なぜかターンの部分を切り取ってみても上村選手を上回っていて、
まったくもっていて不可解な採点結果となった。

採点基準が皆目わからない。

上村選手は34歳。試合後のインタビューでもこれが最後の五輪とコメントをしていたし、
有終の美を盗まれた気がして気の毒きわまりない。
目に涙を浮かべながら、最高の滑りができたとコメントをする上村選手が不憫に見えた。

欧米社会では、黄色人種は往々にして軽く扱われることが少なくなく、こういうところでも
白人至上主義なのかなあと穿った思いがもたげてくる。
アメリカなんかでは、黄色人種は黒人やヒスパニック以下の扱いで、
明らかに一等も二等も格下に見られている。

採点競技は、極論するとジャッジのさじ加減一つだ。

キックボクシングでも試合の主催者団体の連盟の所属のジムの選手が、
判定になったときに有利な採点をされやすかったり、
特定のジムが贔屓判定を享受するケースは往々にしてあるものだ。

今回のケースは、それに近いものを俺は感じた。

これは同じく採点競技であるフィギュアスケートも先を思いやられそうだな。
と開幕早々にしてソチ五輪を見る気がそがれてしまった。
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# by masa3406 | 2014-02-09 05:31

真実

PCが壊れてしまい久々にブログ復帰です。
前の続きはそのうちに書きたい思います。

気がつけば、2013年も越え、早くも2014年の1ヶ月目が終了した。

簡単に振り返るなら、去年の俺は謎の胃痛に始まり
そのほかも色々と良くないことに見舞われ、ろくな年ではなかった。
いや、ろくな年でもないなかでさらにろくでもない年と言ったほうが適切だろうか。

そこで、大晦日が明けてすぐにジムの高校生と一緒に神社に真面目に願掛けの初詣をしたのだが、
俺は生まれて初めて金運を祈った。
今までは、俺は人生のテーマは金よりも自由な生き方とか、
いわば理想を求めてきたけど現実路線になったのだろう。

昨日、以前の会社でお世話になった熱い性格の先輩と久々に地元の街で飲んだ。
気苦労があるのか、以前よりも白髪が増えたような気がした。
駅の近くの小さな居酒屋で乾杯した。
彼の近況話を聞くときの語り口調も仕事に対する思いも、前と同じでエネルギッシュで変わっていない。

今は紹介で入った会社で営業をしていて、ほとんど部署を1人で担って頑張ってきたのだそうだけど
社長と折り合いがつかずにそれで2月にやめるとのことだった。

中小の会社の社長はトップダウン方式でワンマン経営が多く、
一般的に自分が絶対的に正しいと思っているような人の意見を聞きたがらないタイプが多い。
彼曰く、人に命令されたくない人間が中小の社長を志すんだそうだ。

彼は、自分の今までのキャリアや仕事のやり方に絶対的な自信を持っている人間。
信念を貫くことややり方に徹底的なこだわりを持っているタイプの巻かれないタイプだ。

同時に頑固でもあるので、折り合いがつかなくなった時にぶつかるのは必然的でもある。
その前の会社も最後は社長と大喧嘩をして辞めていた。

彼はよく絶対に真実は1つだから。と俺に言う。
真実は真実で普遍的だから、それに基づいて何が正しいか、あるいは誰が間違っているか判断できるという考え方だ。

それがわかる自分の考えは正しいよと言っているのと同じことでもある。

それ自体は、本当に真実を間違いなく見つけ出せているなら論理としては間違ってはいないとは思う。
でも、とても不器用で妥協ができずに流せないことも意味している。

次も誘われている会社に行くと言うのだが、聞くとワンマン会社の体質のようで、
この人はまた喧嘩をして辞めてしまうんじゃないかなと聞いていて心配になった。

物事や人の機微によく気づいて聡明な彼は、その会社でも入社をしたらすぐに真実を見つけると思う。

そして、それに基づいて判断をしたら納得がいかずに理不尽に思えることが、
次々に炙り出されてくることだろう。
でも、相手も自分が正しいと思っているがゆえに正しく導くことなど至難の業である。

自分でも常日頃いうほど短気な彼が、そこで折れることで忍耐をしておさまっていくようには、
とても思えなかった。

多分、一般的な労働者やサラリーマンは真実にあまり目を向けなかったり、そこにこだわらずに見ないようにして折り合いをつけていくのだと思う。
そうすることで、きっと家庭や生活を守っているのだと思う。
そうしないと、いつまで経っても職を転々としないとならなくなる。

でも、彼も俺も守るものもないので、かーっときて短気にやめてしまう。
守るものは自分の信念とか生き方やプライドで、つまりは自分のことを第一に考えていてわがままなのだ。

彼は事務の女性に自由人と言われて、なんでそんなことを言われたんだろうというエピソードを語っていたのだけど、
彼は、俺も人のことは言えずにそうだけど真実にこだわるそこも自由人気質がゆえなのだ。

会社経営とは利害追求をする組織である以上は、正しく清廉である真実のみが存在する会社にはそうそう行き当たるものではない。
いい真実がある、そういう労働環境の良い会社は人の出入りはほとんどないと思う。

でも、この人の良いところはお客さんの事をすごく考えていて、
口八丁で仕事を取ろうと嘘をついたり決して強引な真似をしないところだ。
とてもフェアにクリーンな仕事をする。
その部分は俺も同じで、彼もよく俺に言ってくれるんだけどそこを共有できているんだと思う。

一本気でまっすぐで男っぽいタイプで、飾り気もなくて
人に嘘をついたり使えるか使えないかで人を値踏みをして
態度を変えるようなこともなければ、腹に持っていて俺にも本音と違うことを言うタイプではないので、
俺も安心して付き合える。

狭い居酒屋で、となりのいくつかのテーブルではガテン系の人たちであろう。
会社の飲み会をしていて、酒が進むにつれて騒がしくなり時に男同士でじゃれあったりしていた。

俺は、短気な先輩がいつイライラして怒り出しやしないかをヒヤヒヤしながらの飲みになった。

この会っていなかったあいだに俺が丸くなっていたのか、彼のテンションや語る話の内容が
あまりにも熱くて攻撃的に見えて会話をしていてちょっぴり疲れたのも事実だ。

長年付き合っていた彼女と復縁を今でもできていないので、ずっと戦いづくめの毎日で
彼をより攻撃的にさせているのかもしれないなと思った。
この彼女と別れるきっかけになったのも、彼が妥協ができずにとあることで折れなかったことだった。
いつでも、彼は頑固だった。

俺と毎日のように飲んでいた時は、最愛の彼女がいつもいたので、それが攻撃的な気質の彼の心のオアシスであり、精神緩和剤になっていたのだと思う。

彼女の話をするときの先輩は、とてもやさしい顔をしていたものだ。
良くも悪くも、女性の存在は男を変えるものだ。

そんな先輩の今年の目標は彼女を作ることなんだそうで、
一緒の会社だったときのように今でも会社帰りによく酒を飲むんだそうだけど
きっと戦いだけの日々はさみしいんだと思う。

帰りに別れる時にがっちりと熱い握手をされた。
たぶん、俺たちはこれからもずっと変われないと思う。

生き方に不器用で同じ気質を持つ
無骨で朴訥としたこの先輩とはずっと付き合っていきたいなと思う。
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# by masa3406 | 2014-02-02 10:46

友人の一周忌

去年亡くなった友達の一周忌になり実家に呼ばれて、
彼の故郷まで彼の共通の友達と2人で電車で行った。
厳密にいえば一周忌は呼ばれた日の翌々日であり、
そこは親戚縁者の親族が集まるので、その準備に追われる前に彼の実家に呼ばれたのだ。

待ち合わせの時間の1時間前に早く着いてしまい、俺たちはしばらく駅前を散策することにした。
真新しい駅を出るとロータリーがあるが商店は少なく、すぐ海が見えていた。
まだ暖かく空は真っ青で心地よく、暖かい秋の日差しが射していた。

俺たちはとりあえず海岸へと歩いた。
海岸に至る道の両側には白塗りの壁が多く、ちょうど江ノ島や鵠沼の海岸沿いのような雰囲気で、
かつて湘南に住んだことがある俺は、どこか懐かしい気持ちになった。

海岸には砂浜があり、俺たちはしばらくそこで海を眺めながらとりとめのない話をした。
そこから、多分メインの出口であろう駅の反対側に出て、暇つぶしに見て回るようなお店はないかと散策をすることにした。

ロータリーはありタクシーが数台いて、どうやらこちらがメインの出口のようだった。
駅前には商店が何軒かあり俺たちはその中のお土産屋に入り、
帰りに買うお土産選びをした。
干物なんかもあったけど、日持ちを考えて
ちょうどうまそうな瓶詰めの塩辛と、伊勢海老の味噌汁がありそれを俺は買うことにした。

さらに商店や街を散策しようと店を出て駅前の道を歩いてみたものの、
どこか昭和の懐かしい雰囲気を漂わせている街はシャッターを閉めた店が多く
人通りも活気もなく寂れてしまっているようだった。

ここもご多分に漏れずほかの地方都市同様にバイパス沿いにでもショッピングモールでもあり、
そちらに買い物客や若者が流れて、古くからの個人商店が閉めて寂れてしまったのだろう。
駅前の本屋まで閉めてしまっている光景は、なんとも寂しかった。

見るものもないし時間を潰せそうもないので俺たちは再び海側の出口に出て、
待ち合わせの時間までベンチでしゃべりながら待った。

待ち合わせの時刻になり、軽自動車が俺たちの前で停まり、
中から亡くなった親友の奥さんと彼のお父さんだという小柄で白髪の紳士が出てきて、
こんな遠いところまで、どうもありがとうございますと言われ挨拶を交わした。

とても優しそうな顔をしたお父さんで、生前はやんちゃだった彼と小柄で穏やかな彼の父のイメージとが
結びつかなかった。
そこから彼の父親の運転で、市内にある彼の実家へ向かった。
二階建ての彼の実家の営む商店と一緒になっている家で、小さな玄関に俺たちは通された。

恐縮をしながら中に入ると、彼の微笑む遺影のある仏壇があり、
リビングではお寿司や焼き鳥などの豪勢な料理が並んでいた。
中では。彼ととても仲が良かった妹さんとお母さんが迎えてくれた。
下町育ちの俺には、ど下町のおばちゃん。といった雰囲気の俺には
どこか懐かしい暖かいお母さんだった。

俺も下町で育った、
彼との空気感の親和性はこの下町の雰囲気の育ちにあったのかもしれない。

海のある漁師町で獲れた新鮮な魚の寿司や料理を食べ、
ビールや酒を飲みながら、俺と友人は彼の両親と妹さんと奥さんと
生前の彼の話を語り合った。

彼は高校時代もやんちゃで、正義感からの喧嘩で怪我をさせて母親が学校に呼び出されたことや
その後始末の顛末や
やんちゃをしてさんざんハラハラさせられて苦労したエピソードをご両親が相槌を打ちながら
あれは確かああだったよね。と思い出を話してくれた。
それを話すご両親の言葉からは深い彼への愛情が読んで取れた。
手がかかる分、可愛かったのだろう。

こんな良いご両親を残して死んでしまうなんてあいつは、とんだ親不孝ものだ。

俺は、彼の両親と会うのはこれが初めてのことだった。
妹さんとはお見舞いに行った時に二三、話したことはあるのだが、ちゃんと話したことはない。
ご両親は、友達から見た普段の息子の姿はおそらく知らないだろう。

だから、ここで俺が来たことでできるだけ生前の彼のエピソードや
いかに男気があって友達思いで心優しい男だったか、実は繊細で女性に大変モテたことや
どうして俺が彼を人間的に好きだったかなど、伝えたかったし知ってもらいたかった。
だからエピソードや思いの丈を話した。

もちろん、彼の奥さんがいるのでモテた彼の女性関係のことは一切口にはできなかったのだが。。。

彼のお母さんが話してくれるエピソードを聞きながら、彼の笑った遺影を眺めていたら、
不覚にも涙が出てきて止まらなくなった。
俺はいつもは涙もろくはないのだけど、彼のことになると徳光さんばりにすぐに涙が出てきてしまう。
もうあいつと会えないことが寂しくてたまらなくなった。

本当だったら、ここに彼と泊まりに来る予定だった。

今度、俺の故郷に一緒に遊びに行って実家に泊まりに来いよ。
そう言われて、いつか行こうと俺たちは約束していたのだ。

そのいつかは来なかった。

そして、まさかこんな形で彼抜きで来ることになるとは思ってもみなかった。
できれば、ご両親と妹さんとあいつとこうやって、みんなで笑いながら飲みたかった。
あいつに彼の生まれ育った故郷を案内してもらいたかった。

その日に亡くなることは誰も予測してなかったらしく、突然容態が悪くなり病院から連絡があり
急に逝ってしまったとのことだった。
前日の夜に俺も電話で話していたし、その内容でも彼も翌日に死ぬことは予測していなかったのだから、
無理もないことだった。

彼は、最後は信頼している仲良しの医者がいるその病院でと決めていたらしく、
それでそこを最後の入院先に選んだのだそうだ。

彼は、酒の飲み過ぎが原因で死んだわけだけど
ご両親があるエピソードを話してくれた。

それによると、病院に彼のお見舞いにいくとなぜか彼がニンニク臭いことが度々あったんだそうだ。
それも、生のニンニクの強烈な臭いがしたのだそうで、
訝しんだ母親が、あんたどうしてそんなニンニク臭いの?と聞くと
あいつは、先生が身体に良いから勧めてくれてかじっているんだよ。
とうるさそうにいつも答えていたんだそうだ。

母親は、医者が勧めるとも思えないし、どうもおかしいと思っていたのだけど
今にして思えば、病院でもどうやらたびたび酒を隠えれて一杯ひっかけていたらしく、
その臭いをカモフラージュしていたのだろうということだった。

亡くなる前日の電話で俺に、酒を飲んでしまって体調が悪化したようなことを
カミングアウトしていたし、入院中も酒を完全にはやめられなかったのだろう。

そして、このエピソードが後に驚くべきことに遭遇するとは
この時の俺たちはまだ知る由もなかった。
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# by masa3406 | 2013-11-14 20:54

気持ち

プライベートでちょっとしたアクシデントに見舞われて、前から気にかけてくれている
親友に電話をしたわけだけど
内容に驚くこともなく1時間以上も嫌がることもなく冷静にアドバイスをしてくれて。
俺を勇気づけてくれた。

この友達は昔から頭脳明晰でどんなことでも引かない度胸の良さと
分析力の高さを持っているのだけど
その状況を把握する力と的確で聡明な分析力にさすがだなあと思うと同時に
この人は、俺がどんな状況や立場に置かれても
引かないで力になり続けてくれる親友なんだなと力強く、心温まる思いをした。

他にも仲の良い男友達はいるのだけど、
本当に度胸が据わっていてなんでも相談できる友達となると
限られていてこの親友だ。
彼にはなんでも話せる。

なんというか、とても男気があるのだ。
去年死んでしまった親友も男気がとてもある奴で、
彼もとても肝が据わっていた。

こういう友達がいる俺は、とても人の出会いという面においても幸せ者なんだなと感謝をした。

彼女とは、あれから前ほどの頻度ではないけどたまに会う関係で続いている。
半年以上一緒に過ごしてくると、情なんかもあり嫌いな面や欠点がすべてを上回れずに難しいものだ。

俺が人生で苦労や失敗してきた苦い思いを味わうことがないように
進路面や人生面で色々とアドバイスをしたり世話を焼いてやっているんだけど、
かつての俺と同じで、彼女はなかなか生活を根本から変えようとはしない。

その時にやろうとは思うんだけど行動力に乏しくて腰が重い。
流されるままに楽な方楽な方へと生きてきたので、忍耐力や頑張る強い気持ちが養われてないのだ。

また幼年期からこれまでに、生きる力強さが備わらずにあきらめてしまうような理由が、
家庭環境や育ちにあったのだと思う。

俺もどこか同じところはあるので、その心の弱さはとてもよく理解できる。

人の心は、ルーティーンでも日々の規則正しい仕事の地道な生活や
その中で理不尽なことや面倒なことに耐えて頑張る事で、
心の筋肉がついていき、やがてはいろんなことに耐えられる太い束になっていくんだけど、
あいつも今までそういうことから逃げてきたので、心の筋肉が少ない。鍛えられていないのだ。

だから、ちょっとした壁があるとすぐに諦めてしまう。
頑張りぬく忍耐力がなく、気持ちや心が弱く、すぐに自分に負けてしまうのだ。

一度、自分で決めたことでも頑張れないで、彼女から軌道修正や方針転換を言ってくることは、
決まって妥協案か楽な選択だ。

そういうその場しのぎの生き方をしていくと、心が鍛えられていかずに強くなっていかないのだ。
心の筋肉は全然鍛えられていかない。
それで、また嫌なことがあると耐えられずに逃げる悪循環の人生に陥っていく。

ダメ人間スパイラルだ、
そういう人間には、積み重ねがなく年齢とともにつぶしが効かなくなり逃げ道がなくなっていく。

自分で思い立って一度決めたことでも頑張れない。
自分が好きなことに時間や金を優先して、やるべきことにスイッチを入れて頑張れない。
彼女を見ていると、これからの生き方や将来をとても案じてしまうのだ。

この短い人生の中で、自分が決めたことすら頑張らなくて、
いったいいつ頑張ると言うのだろうか。

何かをやり抜く忍耐力や一生懸命さに欠けているのだ。

そんなあいつを見ていると放ってはおけなくて、俺みたいな回り道をさせないように
してやらなきゃなと思う。
このまま俺が去ったら、俺たちが出会った意味がないかもしれない。

本当のことを言うなら、やる奴は放っておいてもやるものだ。
ジム仲間の高校生ですら、将来を真剣に考えて進路を決めてそのために努力をして頑張っている。

でも、あいつは放っておいたら頑張れないタイプの人間だ。
自覚してもそれを先送りして遂行できない。
この半年以上一緒に過ごしてきてそれがわかった。
だから、今はサポートして尻を叩いてやらないと持続できない。

彼女がそれに気づいて自立するとき。

その時が俺の去り時だ。
それまではやっぱり、この子を放り出せない。

でも、本当は自分が引っ張られるようなしっかりした女性と出会う方が、俺にとってはいいんだろうな。。。
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# by masa3406 | 2013-10-24 23:19

反省

父親が55インチのテレビを買ったとかで、突然、今まで使っていた40インチのテレビをくれた。
しかし置いてみると狭いワンルームでは、いかにも不釣合いな大きさで異彩を放っている。

普段あまりテレビを見る習慣がないのだけど、これでプロ野球のCSや日本シリーズやJリーグや日本代表の試合でも見てみようかなという気持ちになってきた。
ありがたいものだ。

前の会社の後輩と食事をしたのだが、彼は付き合っていた彼女と別れようと思って2ヶ月間
連絡を取らずにお互いに放置していたそうなんだけど、ようやく相手から彼女の家にある
彼の私物を渡したいとのメールが来たと嬉しそうに見せてくれた。

ただ色々とごめんねとだけ当たり障りなくレスしてあるだけで、
すでに別れたのは、お互いに暗黙の了解のようで、簡素でそっけない別れだなあとそれを見て思った。

付き合っていた時も別れ話や付き合い方について話し合ったことも、不満は多くあったけど
お互いに喧嘩をすることも一切なかったらしく、
彼は別れ話をすることすらも面倒くさくて放置をしていたのだそうだ。

相手から言い出してこないかと待っていたそうで、このメールは彼にしてみれば粘り勝ちだったのだろう。

それに対して、彼も気にすることはないよ。と簡単に返信をしていて、
お互いが最後まで本音を言うこともなく、感情を吐露することもぶつけることもなく、
まるでアプリの解約でもするかの如くあっさりと別れて、
こういう感情のやり取りがない付き合いもあるのかと驚いた次第だ。

一応、最後にメールのやり取りをしているので自然消滅ともまた違うし、
片方が違う性格であればこのような別れも成立しないわけで、
そういう面も含めて、きっと似たもの同士のカップルだったんだと思う。

俺は、最後をどう締めくくるべきなんだろうか。

最近、夜のバイトしている店の子で普段の会話のやり取りや俺に対する態度やlineの文章を見ても
どうも自分を気に入ってくれているっぽい子がいるのだけど、
その子に唐突に好きな芸能人を聞かれた。

咄嗟に出てこなかった俺は、うーんと考えてからある女優の名前を出したら、
その子は熱心にスマホでその女優の画像を検索して確認しているではないか。
何も、たかが俺ごときの好みにそこまでしなくても・・・。

俺も流れで逆に好きな男の顔のタイプを聞いてみたら、
その子の言う具体的な顔のパーツやタイプが見事に俺とかぶっているではないか。
苦手な顔が俺とは真逆の顔だったのだ。

いくら女心に鈍感な俺も、さすがにこのこれみよがしなアピールはわかったわけで、
単純に俺の顔の分類が彼女の好みのゾーンとかぶっていたから好意を持ってくれているようだ。

彼女も知り合った当時に顔の好みを聞いたら
その子の言うタイプを話していたし、ようは女性は顔で判断をかなりの部分でしているのだろう。
大学時代からそう思わせることは多くて、よく男は女を顔で判断していると非難するけど
結構、女性も同じでいい加減なものだと思う。

その子ははっきりした目鼻立ちのかわいいタイプではなく
いわゆる美人さんで、日常生活でもモテてアプローチをされることは
いくらでもあるだろうに不思議に思っていたわけだけど奇特な人だ。
こんなきれいな人が男を見る目がないんだから、世の中わからないものだ。

前に食事に誘って欲しいようなことを暗に言われた時にさりげなくスルーしてしまった事があり、
今にして思えばあれはお誘いだったようだ。
多分、今は猫をかぶっているけどこの子は付き合うと気が強いであろう自の面が出てくると思うので、
俺は深入りすることはない。

どうせ尻に敷かれて疲れるのは俺だ。
もう気が強い女に疲れるのは、まっぴらゴメンだ。
それなら一人の方がマシだ。

ここ3ヶ月ほどモテキ?と思わせることが何人か有り、
俺はもしかしたら今の時期はそうなのかもしれない。
何年か一度にこういう時期が唐突に訪れることがあるのだが、基本的に俺は肉食系でもなければ
そこまで女好きではないのであまり意味がない。
今までもそのモテキのほとんどを何もせずに見送りパーにしてきた。

なにかフェロモンでも出ているとでもいうのだろうか。
これから年末に向けて、新しい出会いを探せという神様のくれたボーナスステージなのだろうか。

そろそろ親友の一周忌が近づいていて、彼の奥さんから俺ともう1人の共通の友達を
ぜひ彼の故郷の実家に食事に招きたいとの連絡をもらった。
俺と彼は死んだ友達ととても親しかったし俺たちには男の絆があった。

面識のない親友の母親が、俺たちをそう誘ってくれるということは特別な存在と認めてくれたということでもあり、それはとても光栄で何よりもうれしいことだった。

あいつが死んでから、俺は情けないことに1年間あいつの分まで頑張ろうとその時思ったのに
無為に実にくだらない時間を過ごしてしまった気がする。
今年はついていないことや悪いことも多かったけど、そのせいにして何もしなかったのは俺だ。
彼女のことにしてもミステイクだった気がする。

それをその電話が気づかせてくれた。
あと年末まで3ヶ月。

自覚して立て直したいと思う。
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# by masa3406 | 2013-10-06 14:32

解放

それからも、彼女からの返事が来なかったので心配しているとのメールを送って
さすがにこれ以上はしつこいし、思いのたけは伝えたのでそこで自分の日常生活を送っていたのだが、
彼女から急に会おうというメールが来て会うことになった。

喧嘩をしてからちょうど2週間半の時が経過していた。

今までこんなに長く会っていなかったことはなかったので、
最近の俺は佳境に入ったプロ野球が楽しくて、それだけの時が経過していたことに
あらためて驚いた。

人は環境や習慣が変われば、こうしてすぐにその生活に順応していくのだろう。

彼女のバイト帰りにフェミレスで会った。

会うなり俺の顔を見た彼女が、
そんなに深刻な顔をしてと屈託なく笑ったので、
そりゃそうだろ。とメールしても全然返事をくれないし心配するわ。と俺も笑った。

前も喧嘩をした時にそのようなことを言っていたけど、俺を深刻そうにさせてるのは
いつもあんたの態度なんだぜ。。。

会って早々に笑う余裕があるってことは、機嫌がようやくおさまったのと仲直りを考えてるんだなと俺は思った。
あの時の気まずい空気は微塵もなくて、普段の俺たちの空気に戻っていた。

いろいろ悪かったと謝った。
メールに伝えたいことや思いは書いておいたので、もうここでは蒸し返して言う必要はない。
相手もそれを理解してくれて今日、俺と会って話し合う気持ちになったんだろう。

なんで喧嘩したかもう忘れちゃったと彼女はとぼけて言ったけど、
メールを無視して連絡を絶つほどに怒っていたのにそれはないなと思った。
プライドが高い彼女が、何を言われて腹を立てたか内容を覚えてないなんてはずはない。

俺には、ここでそれを言った真意を測りかねた。

思っていることはメールで送ったけど、読んでくれた?と聞くと
ちゃんと読んでいて自分の正直な思いは伝わっていたようで、やっぱり送って良かったんだなと思った。

彼女は、俺と喧嘩したあとに病気をして実家にほぼ引きこもっていたらしかった。
少し痩せたんだそうで、ダイエットだと喜んでいる。

メールは無視されるし、このままもう会えないでお別れかと思ったけど、
もう二度と俺と会わないつもりだったの?と核心部分の疑問をぶつけてみたら
メールを返事をいつかしようと思っていて、もう俺と会わないとかそういう気持ちではなかったんだそうだ。

○○ じゃあ仲直りしてくれる?と聞くと うんと彼女の返事。

それから家に送ったわけだけど、また彼女のお見送りがさりげなく復活していた。

と、まあ仲直りができて一件落着。と言いたいところなんだけど、俺の中で問題が。。。

帰り道、仲直りもできてこれで何も悔いはないしもうこれで会わなくてもいいかな。
と、そんな新たな気持ちが自分の中で芽生えてきたのだ。

これで一区切りというかすっきりした境地であり、
小説なら、さながらエピローグのような幕引きの心境だ。

俺は、ただあのまま仲違いをしたまま関係を切られるのが後味が悪くて嫌だっただけで、
また付き合いたいとか、
彼女が住むこの遠い街に前のように何度も来たいとか、思えなくなってしまっていたことに
仲直りをしてみて気づいたのだ。

思い返すと 喧嘩していた時も解放されたような肩の荷が降りてホッとした気がしていたのも事実で、
喧嘩して帰る道すがら、もしかしたらこれがここを通る最後かもしれないなと
1つ深く深呼吸をしたら空気がこの上もなく美味く感じがしたものだ。

べつに彼女に連絡を絶たれた逆恨みで倍返しをしたいとかそういうわけではなく、
また喧嘩をするかもしれないこととか、気が強い彼女といることにもう俺は疲れてしまったんだと思う。

嫌いになったわけではないんだけど、この平穏な2週間半を送っているうちに
いまの生活のままでいいかなと思ったのだ。
なんせ俺は、普段から平和主義で男友達と喧嘩をすることもほとんどないような男だ。

ただ穏やかに生活できるなら、そっちのほうがいい。

前の彼女と喧嘩した時に何度も起きる些細な喧嘩にうんざりした俺が別れを切り出した時に、
こんなことで別れちゃうの?
普通付き合っていくってことはそれを乗り越えていくものじゃないの?と呆れたように言われたものだ。

乗り越える前に喧嘩をしないようにしてくれよ。乗り越える前に神経が持たないわ!と思ったものだが、

気が強い母親に恐怖して苦労してきた俺は、付き合うなら穏やかな女性と付き合いたいと切に願うのだが
今回もそれは叶わなかったようだ。

あいつにはもっとタフなサンドバッグが合っていて、俺では役不足なんだ。

これから、どういうかたちで付き合いを解消するのか今はまだ決めていない。
だけど、とりあえずは今はすべてを忘れてプロ野球CSを楽しみたいと思う。
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# by masa3406 | 2013-09-30 10:14

喧嘩

今月の10日くらいに彼女と喧嘩をした。

原因は一緒に行くドライブに行くのに何時に出るかという実に些細なことがきっかけだった。
その時の彼女の相変わらずの直接的なモノの言い方に俺をカチンときて、
ちょっとその言い方はないんじゃないの?となった。

この自分の思いを正直にハッキリ言えばいいと思っているマインドは
悲しいかな繊細さがない俺の母親とそっくり同じで俺を暗澹たる気分にさせた。
家でもそういう物言いをしているらしく、デリカシーに欠ける育ちなんだろう。

それをきっかけに普段のお互いの接し方の話になり、途中から彼女が
もうわかってくれないし面倒くさいからいい。とへそを曲げて黙りこんだ。
こいつは自分の思いが伝わらなかったり理解されないと思うと、ムキになってすぐに心に蓋をして黙りこくる。

俺は感情をあらわにして怒鳴ったわけでもひどいことを言ったわけでもなく、
穏やかに思いを話しただけだ。

大人の話ができない。

そのまま重い空気の中、家まで送って別れて帰ってきた。

いつもは俺の車を見送っている彼女が、その時はじめて車を降りてそのまま憮然とした顔をして、
振り返ることもなくまっすぐに家へ向かって歩いて行ったのを今でも覚えている。

いつも降りてそのまま車を見送っているのをなんでこの人は車を見ているんだろうか?
たぶん、ルーティーンな無意識の決まりごとなんだろう。と俺は内心思っていたわけだが、
見送らないバージョンの存在に驚いたとともに
あれには彼女なりの意味があったことをその時はじめて知った。

性格がサバサバしてあっさりした奴なので、おおよそ人を別れ難くて見送ろうとか
送ってもらった感謝の気持ちをあらわすだとか、
到底、そんな人並みの殊勝なものを持ち合わせているとは思ってもいなかったので、
そんなことですら不思議に思えてしまうのだ。

ただ、今まで些細な喧嘩をしても最後は必ず見送っていたので、これはかなり怒っているぞと思った。

女性と喧嘩をしたあとはとりあえず、こちらが正しいとかどう相手が間違っているとか
正論を言っても仕方ないので、
感情的になっているのをなだめて、機嫌をまずは直してもらわないことにはどうにもならない。

とにかくまずはこちらが折れて謝るしかない。
昔の俺ならば、冗談じゃねえ。ここで謝ったら男が廃る。くらいの思いで意地を張っていたことだろう。
だが、今は自我やつまらんプライドは捨てて引っ込められるので折れることは特にどうということはない。

そこで、帰宅して落ち着いた頃にラインで謝罪の文章を送ったのだが返事がない。
前は喧嘩をした時でも、返事をくれたのでやはり相当に今回は怒っているようだ。

その翌日にもラインで呼びかけてみたけど返事はなく、女性の友達に相談をしたところ
今は放っておいたほうがいいよとアドバイスをされた。

とは言っても、プライドが高いあいつのことだ、
放置をしたらより事態を悪化させるかもしれないと思った俺は、
わりと長文の謝罪のメールを送ってみた。

臭いとは思ったけど正直にいかに悪いと思っているか
彼女を大事に思っているか今の自分の思いをしたためた。

これも今までの俺だったら、カッコつけて気恥ずかしくてやらなかったことだ。
もしそんな文章をしたためようなら、己の恥ずかしさに
身悶えしてのたうちまわってたかもしれないし、
それが友達なら大爆笑でもして、ツッコミの1つや2つでも入れていたかもしれない。

本来なら、それはおおよそ俺のキャラではないし本当は我ながらキモいことこの上ない。

自分でもそれはわかっている。

今までの俺は、女性にはシャイで自分の思いとか好きだとか感情を表現したり
口にすることはほとんどなかったわけだが、
その逆を今回はやったら、相手にどんな効果があるかをここ5ヶ月くらい自分なりに試しているのだ。

すると、不思議なことに感覚が麻痺してきて、
どれだけ好きとか相手への思いを頻繁に言えるようになり、それを文章にすることもいつの間にか平気になっていたわけだ。

そこで思うことは、女性相手には思いはどんどん正直に伝えないと損だなということだ。
男以上に女性の方が、はっきりした好きだという意思表示をされたら意識をしてしまうし
弱い気がする。

付き合っているなら、そういう言葉の積み重ねが相手の心に残っていて
喧嘩をした時に別れに直結するのを助ける緩和剤となりうると思う。

もちろん、付き合っていないターゲットなら
相手にとって自分が広い意味でストライクゾーンであること。
恋愛でもなくていいし、なんらかの好意を持っている相手への方法論の1つだ。

つまりは、今は恥ずかしいかもしれないけど、この経験が後に必ず生きるに違いないとの思いで
やっているわけでもある。
今の相手には散々、そういうことを言ってきているので、臭いメールをしようが
いまさら恥ずかしいことはなにもない。

言うなれば、旅の恥はかき捨てみたいなものだ。

また、日頃からそういうことを言えていた相手なので、
こういう時に臭い長文メールを送れるのだ。
今さら引かれる心配はないわけだから。

話は戻るが、それでも彼女の怒りはおさまらないようで返事が来なかったわけだが、
ラインも相変わらずブロックはされてないし、
完全に俺を拒絶はしていないんだなとどこかで思っていた。

今までなら、毎週2・3回は彼女と頻繁に会っていたのだけど
喧嘩をしたことによって、急にそれがなくなった。

それだけ多くの時間を過ごしてきたので若干のさみしさが無いかといえば嘘にはなるが、
今まではなかった自分の時間ができたことで、
男友達と飯を食べに行ったりシーズンも佳境になった好きなプロ野球中継を見たりと
徐々に自分の生活のペースを取り戻してきた。

この生活も楽しいし悪くないなと思った。
急に不機嫌になられたりわがままを言われることもないし気を遣うこともないし、喧嘩をすることもない。
穏やかそのものだし、独り身も悪くない。

また、彼女と会わないことでお金が貯まるではないか。
まだ別れてもないのに
もうあの遠い街まで行かなくてもいいんだなと思った俺は、どこか安堵をしていることにも気づいた。

知り合って7ヶ月くらいだろうか。
あんたはもう十分よくやったぜ。

俺は俺をそう労ってやりたくなった。

ただ、矛盾するようだが喧嘩をして切られるような別れ方は俺の中で今まで経験はなかったので、
このままお別れはしたくないなと思った。

どこか解放されたい俺と喧嘩をしたまま別れたくない俺とが心の中に同居していた。
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# by masa3406 | 2013-09-30 07:48

ナンパの心得

高校時代の同級生に誘われて4人で、東京湾納涼船なるものに行ってきた。

この夏の2ヶ月限定で運航する大型客船は、竹芝客船ターミナルを出港して
レインボーブリッジ、お台場、 大井コンテナ埠頭、羽田空港、東京ゲートブリッチの夜景を見ながら
戻ってくる航路で、
2500円で、船内ではビールやサワー  ワインソフトドリンク等が飲み放題だ。
月~木曜日までは、浴衣を着ていくとさらにそこから1000円の割引を受けられる特典もあり、とてもリーズナブルだ。

この船には別の顔があって、別名ナンパ船と呼ばれているほど出会いの船でもあるらしく、
幹事の友達はこれまでに何度も行ってナンパをしたらしい。

平日の6時すぎに浜松町の駅に着くと、その船の乗船客なのだろう浴衣姿の女性の姿をちらほら見かけた。
色とりどりの浴衣はとても艶やかで、思わず目を奪われる。

駅を出て竹芝の船の乗り場に歩いていくと、乗り場の前は大きな広場になっていて、
浴衣姿の女性や男性やスーツ姿の男たちで船に乗る長い行列がとぐろを巻いている。
女性だけのグループも多い。
ギャルや女子大生くらいのグループも多く、全体的に女性の年齢層は低めだろうか。

幹事の友達に電話をすると、3人とも既に着いて並んでいて合流してしばらくそこに並んだ。
6時45分くらいになると、乗船が始まり列が動き出した。

階段を登りチケットを渡して船に乗ると入口にたこ焼きやいか焼きなどの店が出ていて、
生ビールを振舞うコーナーもあるのだが、幹事の友達はそこには目もくれずに
甲板に登った。

俺たちもついていくと、友人はすかさず海に面した端の場所をキープした。

甲板部分はそれほど大きなスペースとは言えず
しばらくすると登ってきた人たちで、甲板スペースはたちまちいっぱいになった。
人との距離がなくてそこそこ混んでいる電車内のように思えなくもない。

いろんなグループが甲板の上に入り乱れて、人がすぐ真横にいるような間隔でごちゃごちゃして
ワイワイガヤガヤしている。
静かに夜景を見るような船ではなく、お祭りの会場内のような雑然とした雰囲気だ。

ネットでこの船について調べてみた時に、カップルで行くにはどちらかといえば不向きだと書いてあった意味が、その場でようやく理解できた。
とてもではないが、2人きりになれて静かなスペースなどないし、
酒が入っていて人と人との距離があまりにも近いがゆえに
カップルでもナンパをされることもある、掟破りの船なんだそうだ。

景色が見える端の部分は限られていて、すぐに埋まってしまうので、
まずこの夜景が見える、限られたベストポジションをキープすることが大事なのだと幹事が教えてくれた。
この船に何度も乗っている彼が言うには最初に、場所取りに走らずに飲み物や食べ物の確保に走るのは素人なのだそうだ。

甲板の上にも生ビールのコーナーがあって、そこで生ビールをもらって皆で乾杯をした。
船が動き出すとまずレインボーブリッジの下を通った。
橋の上の高速道路は何度も通ったことがあるけど、下から見る景色は見たことのない景色でいいものだった。

台場のパレットタウンにある観覧車が見えてきた。
昔付き合っていた子と乗ったことがある観覧車だった。

こうしてほろ酔い気分で夜風にあたりながら船からきれいな夜景を見て、
友達と過ごすのも非日常的でそれはまた格別な気分だ。
酒が飲み放題というのもまた良い。

俺たちの真横付近に女性だけの浴衣のグループが2組いて、幹事の友達が
もう1人の友達Bに手前のグループはどう?と小声で振ると
うーん。イマイチ。などと気のない返事で答えていて、おまえ そんな贅沢言ってたらダメだぜ
こういうのは選り好みをせずに数を打たないと駄目なんだよ。
こいつそりゃねーよと呆れて、俺に同意を求めてきた。

俺も基本的にナンパはできない人間なので、人のことは言えない。
Bは、普段もおとなしい奴なんだけどこの日はさらに無口でビールを静かに飲みながら、まったりと流れていく夜景を見ているのを
幹事がおまえ楽しんでるか?などとしきりに心配している。

酒ばかりでは腹が減ってきたので、俺ともうひとりのCで、食べ物をあらかじめ購入してあるフードチケットを持って買いに行くことにした。
階下に降りて船内をひとまず探検してから、フードを買い求めに行くと
たこ焼き ハムステーキ 寿司 ポテト 焼きそば いか焼き ケバブなど様々な露天が出ていて、
限られた2千円分のチケットをどれに換えるか迷う。

俺はとりあえずたこ焼きを購入して、再び甲板のキープしてある場所に戻ろとすると
さらに甲板が混んでいて人をかき分けてようやく友人の元にたどり着いた。

甲板は、酒が入った人たちばかりでワイワイガヤガヤ、例えるなら船上ビアガーデンだ。
さっきまでいた浴衣の女性のグループに男が声をかけて盛り上がっている。
ちょうど羽田空港付近なのか、飛行機が離発着するのが真横に見える。
甲板を見回してみると、即席の男女のグループがいくつかできていることに気づく。
俺はそこで気づいた。 ナンパ目的なら完全に出遅れている状態なのだと。

多分、この船は最初の2・30分くらいが勝負なのだろう。
あらかじめ声をかけたい女性のグループにあたりをつけておいて、声をかけてダメなら次と移行していかないと、
同じような目的の男達に取られて少なくともその時間の盛り上がるグループができてしまうのだ。

ナンパが得意な幹事の奴が、まだ船も動きやらない停泊中からしきりにキョロキョロしていた理由や、
友人Bにあのグループはどう?あっちのグループはと聞いていた理由が理解できた。
俺たちのまわりには、会社の同僚だろうか男ばかりのグループや男女のグループ 
カップルと出会い目的なら、対象外の人たちしかいなくなっていた。

夜景を眺めながら友達と話をしていたのだが、
俺は腹が減ったので、フードでも買おうかと再び階下の船内に降りることにした。
先ほどの階下に降りていくと、そこにはステージがあり
ガンガンダンスミュージックが流れて浴衣を着たダンサーたちが踊っている。

そこはさながらダンスフロアのようになっていて、客が一緒に踊って誰もがハイテンションで盛り上がって踊り狂っているではないか。
酔っぱらいでハイになった俺は、これは参加するしかない!と
そのまま吸い込まれるように、その中に参加して踊りまくってしまったのだった。

もうクラブに全然行ってないし、イベントともご無沙汰だ。
踊るのはなにかが解放されたようで最高に気持ちが良い。

ああ 俺って人間は本質的に体を動かすことが好きなんだなと再確認をした。

最後の曲が終わって、周囲の人にハイタッチをして、再び甲板の友人の元に戻ると船はもう到着寸前の様子だった。

友達におまえどこに行ってたんだよ。50分くらい戻ってこなかったぞ。と言われて
やってしまったと反省。

夜景も途中から全然見てないし、もったいないことをした。

幹事の友達は横のカップルと何か仲よく話していて、
さすがの社交性を発揮して、カップルの女性と番号交換をしたらしかった。

4人で船から降りて階段を降りていく道すがら、お前ら全然なにもしないし声をかけないからさあ。と幹事はおかんむりな様子だ。

いくつか女性だけのグループが出近付近にいて、
ナンパが得意な幹事の友達は鼻が効くのか、例えばあの2人組のグループはナンパ待ちで、
今日は収穫がなくて帰っていくグループ。
あれもそう。 本当にもったいないよ。

声をかけない男も本当にもったいない。
チャンスは沢山あるのにバットを振らないとかどういうこと?と嘆いていた。

それから電車で移動をして、幹事の友達が行きつけらしい居酒屋で反省会が行われた。

ここは幹事が好きなバイトの子がいるらしく、その子が来ると褒めてヨイショしまくっている。
黒髪のショートカットで小柄なスレていないようなマトモそうな感じの子で、
奴はこういう正統派のタイプが好みなんだなとそれを見て思った。

女好きで女性経験が豊富な奴ほどケバかったり派手な自己顕示欲が強そうな
遊び人タイプの女は選ばない。大人しそうで控えめな普通っぽい子を好むのだ。
多分、それが経験則からくる女性選びでの一番の正解なのだろう。
見た目の派手さに左右されないのだ。

幹事は、彼女がいないBに一肌脱いで今日はナンパをしてあげて、
なんとかいいところまでまとめてあげようとするつもりだったらしいのだが、
Bがあまりにもテンションが低く、乗り気ではなさそうなので、やめたのだそうだ。

Bの俺はナンパとかできないし無理なんだよという弱気な釈明に対して、
その中で彼が発した言葉で印象的だったのは、

お前な、あのイチローは4千本安打を打った裏では、その倍以上は凡退しているんだぞ。
それだけ膨大な失敗して、4千本打てているんだよ。

もしかして、失敗したら恥ずかしいとか思ってんだろ?
こんなところでいくら恥をかこうが、誰もなんとも思わないし
傷つくわけでも何かを失うわけでもないんだよ。

当たれば儲けもので失敗したなかから成功するんだから、
どんどん自分からいかないと駄目なんだよ。

お前は出会い系をやっていると聞いていたから、もっとできる奴かと
思ってたからがっかりだぜ。

俺もナンパはできないタイプだし、世の有象無象の物事に対しても
彼のような強気なマインドは根本的に持ち合わせてはいないんだけど、
Bを奮い立たせるために熱弁を奮うそれを聞きながら、
言っていることに一理あるし、気持ちや姿勢の問題なんだなと思った。

幹事の友人がいつも仕事でも人に対しても何事に対しても
自信を持っていて強気な姿勢なのがわかるような気がした。
そういうやつだから、女も誘いに応じるのだろう。

本当はここにナンパをした女の子たちと来るために、今日はこの店を予約してくれていたに違いない。
奴なりの段取りや配慮を心暖かく感じたし、男だけでくる結果になったことを悪く思った。

リベンジで、次は幹事がBに遠慮をせずにナンパをするということで、また行くことが決まった。
次回はBと幹事のためにナンパは大の苦手な俺も微力ながらアシストに勤しもうと思う。
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# by masa3406 | 2013-08-25 08:40

花巻東の千葉選手の批判について思う

高校野球の甲子園大会で花巻東の2番打者 千葉選手の投手に何球も投げさせるために
投球をカットしてファールにする打法が、準決勝の試合前に審判から
『あの打法はスリーバント失敗になります。次からアウトにしますよ』と圧力をかけられて
禁止をされたとの記事を読んだ。

中高時代に部活で野球を経験している俺は、それを見て我が目を疑った。

さらにネットで彼がサイン盗みは別問題としてこの打法をことさら大げさに叩かれているのを見て、
役割や技術的な難しさを理解されることなく非難を受けることが理不尽に思えた。

その粘る打法を禁止された彼は、準決勝の延岡学園戦では粘ることができずに淡白な打撃を繰り返して、
花巻東は敗退してしまった。
まあ、準決勝の延岡学園の左腕の投球が素晴らしすぎて、たた単にそれを打てなかっただけとも言えたのだが、それは置いておいて話を進めよう。

日本高野連の高校野球特別規則には「打者が意識的にファウルにするような、いわゆる“カット打法”は、
そのときの打者の動作(バットをスイングしたか否か)により、審判員がバントと判断する場合もある」と記されている

とのルールから、千葉選手の打法は最初から投球をカットすることありきで
振り切らない打撃で、いわばバントと同等なのでルール違反なのではないかとの指摘らしいのだが、

実際に、これをバントに近い打撃をしたらポップフライになったり
落ちる変化球をカットすることは難しく三振をしやすくなるわけで、
とてもじゃないけど確実性には乏しく、バントの類ではないことは経験者ならわかるはずだ。

これをバントの応用としてカットをしようとしても至難の業で、
振り切らなくてもポイントを後ろにして、そう何回もファールにするのは立派な技術なのだ。
やろうとしても、行うは難しで詰まってファールフライになってしまったり、ポイントを後ろに遅らせたことで、
球威に負けて三振してしまう可能性も高くなる。

これを遂行できたのは、彼の抜群のボールに当てるミートセンスと抜群の選球眼があってのことだ。
現に彼はこの大会の打率は5割と高打率なのだ。
また足の速さも50m6秒0と俊足でリードオフマンとしての資質も兼ね備える。

ボールに当てるのが天才的なことで知られる、大リーグのイチロー選手が、
わざとポイントを後ろに置いて芯を外して、天然芝のグラウンドにボテボテの死んだ打球のゴロを三遊間に転がして、
足で内野安打にする場面を頻繁に見かけるけど、技術的な原理は同じことである。

千葉選手の打順の2番の、いわばリードオフマンの役割は投手に球数を投げさせる
いやらしい打者として出塁するのは基本的な仕事であって、
彼は、ただその役割を最上級に果たしたに過ぎない。

ストライクやストライク臭い球をバットを短く持って徹底的にカットをして、ボール球を見送ってファーボールで出塁するか、打ちやすい球が来たらヒットにするのが
目的であり、これは全盛期の西武の森監督の野球では、
よく見られた光景でもあり、勝つための野球では定石とも言える戦法である。
嫌らしく粘ってボール球を投げさせて出塁して、投手にプレッシャーを与えて揺さぶりをかけるのが目的だ。

仮にこのカット打法を誰でも容易に行えるなら、負けている場面で何がなんでも出塁したい場面で、
皆この打法で粘って出塁をして、ランナーをためにかかることだろう。

いち野球経験者の端くれとして、プロ野球が大好きで長きに渡り見ている者としても、
千葉選手は技術的にも非常にいい2番打者だなあと思って見ていたものが、
世間ではこんなに批判にさらされているんだから、見方とはわからないものである。
恐ろしいとも言える。

個人的には誰でもできることではない、素晴らしい技術や才能を生かして役割を全力で全うした千葉選手
この批判に負けずに、これから先の野球人生をさらに頑張ってもらうことを願ってやまない。
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# by masa3406 | 2013-08-22 06:30