謎の都会に出没する若者の果物売り

去年、会社帰りに銀座の交差点を渡ろうと横断歩道で信号が変わるのを待っていると、
突然「八百屋ですけど」と声をかけられることが何度かあった。
声の主はだいたい20代前半の若者が多く、男性の時もあり女性の時もある。

その若者が、いかにも格好に不似合いな果物の入ったケース(よく八百屋で市場から仕入れてきた時に入っているケース)
を持って、これ今日、市場で仕入れたばかりなんですが、売れ残ってしまったので
安くでお売りしますよ。(だったと思う)といったセールストークで声をかけてきた。

俺は、俺の格好を見てくれ。
このスーツのいかにもサラリーマンの男が、これから乗るであろう
混んでいる帰宅ラッシュの電車に果物を持って乗りたいと思うか?
すでに片手は鞄で手が塞がっているのに、これ以上荷物を持ちたいと思うだろうか?

と売る相手に俺を選んだのことを疑問に思いながらも、いいです。とだけ返事をしていずれも断った。

帰宅時刻。銀座。サラリーマン

売りにくいよな。 仮に果物を買うとしたら、みんな近所のスーパーで買うと思うよ。普通

22時くらいだったこともあり、こんな遅い時間まで大変だなと同情した。

その時に印象的だったのは、いずれもその若者が男ならスリムなイケメンで
女性なら清潔感のあるかわいい人で、さわやかな笑顔だったことだ。

普通の仕事をしていたらソフトで感じの良い人たちで、
その人たちが果物のケースを持っている姿は、非常にミスマッチだ。

多分、容姿やスタイル。清潔感で選んでいるんだろうな。と思ったほどいずれも爽やかで容姿もよく
太っている人も見かけたことがなかった。

俺が断るといずれも、微塵も食い下がることはなくさわやかな笑顔ですぐに引き下がり、
また別の人のところに行って声をかけている。

それを見て、彼らはなんでこんなことをしているのだろうか。 大変だな。と気の毒に思った。

その後、千葉県の妙典や外回りの仕事をしていて、同じように果物のケースを持った若者を
会社の近く以外でも頻繁に見かけるようになった。
また声をかけられては面倒なので、近寄らないようにした。

最近は、俺の近所にも出没しているようで
不思議に思ってネットで調べてみたら、
これはダイナミックフルーツというマルチ商法の組織なんだそうだ。

別の求人を掲載して若者を集めて、将来の夢を実現させるという名目で蓋を開けてみたら
二束三文で組織が買い取った果物を、各地に散らばって
フルコミッションで行商をさせられるシステムのようだ。
あくどいことに、自分であらかじめ果物を買い取らせてから売りに行かせるらしく、会社にとっての
損失はなく、売り子の彼らは使い捨て。
吸い上げて儲かるのは、マルチビジネスの親ばかりだ。

子もいつまでも騙されていてはくれない。気づいてやがて去っていく。

遅い時間まで、俺みたいなサラリーマンに声をかけていたのも、買い取らされた果物を1つでも多く
売りさばこうと、なりふりを構っていられなかったからなのだろう。

1個いくらの果物を完全歩合制で外で通行人に声をかけ続けて売るなんて、
あまりにも難易度の高いミッション。さながら罰ゲームか苦行にしか思えない。

俺が見たところ20代前半の若者が多かったのも
まだ世の中の酸いも辛いも味わったことのない世間知らずで純粋な年代が、
この手のビジネスの格好のターゲットだからだ。

いずれも、権利意識の低い 大人しい人。純粋でお人好しなタイプの人間がターゲットだ。

なんで、俺がこんなことをしなきゃならないんだよ。
などと不平不満をいうような、権利意識が高いタイプの人間はこの手のものには引っかかることはない。

俺が前に友達に連れて行かれた自己啓発セミナーも、いかにもお人好しそうな
20代前半の純粋そうな人ばかりだったのが印象的だった。
会員になるには、23歳だかの年齢制限もあったほどだった。

こうした若者の無知に大人たちがつけ込んで食い物にするマルチビジネスが、
今も横行していることに憂いを覚える。

果物と純粋な若者というきれいなものを利用して、
汚いことをすることに世知辛さと物悲しさを覚えた。
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# by masa3406 | 2013-08-13 10:01

都内でタヌキが増殖している

ここ数年、都内で夜に頻繁にタヌキを目撃するようになったと思う。
先日は、うちの近所の住宅街を夜歩いていたらタヌキが2匹寄り添って
歩いているのを目撃して、ついに近所にも生息するようになったのか
と驚いた。

タヌキは、体の縦の長さ 歩くときの腹の位置の低さ しっぽ 顔の鼻がとがっているところに
特徴があり、シルエットを見ただけであれは猫ではないな。
と思って凝視するとほぼほぼタヌキなのだ。

そのコミカルな外見に反して、猫に比べると獰猛で、
餌をやろうと手を伸ばせば食いつかれることもあるほど、
野生のタヌキは人馴れはしないんだそうだ。

自分がこうしてすぐに見てわかるようになったのは、以前2年間だけ東北に住んでいた時に
よく車を深夜走らせていた時にタヌキを目撃していたのもあると思う。
その時は、ピョンピョンはねる野生のうさぎ キツネなんかも見かけた。
友達は、磐越西線の車内で熊を目撃したことがあるそうで、
電車内でおもわず あっ!クマだ!とびっくりして思わず声が出てしまったと言っていた。

タヌキは都内ではあちこち夜に見かけるのだけど、1番頻繁に目撃するのが、
皇居の周辺道路を横切る姿だ。
多分、相当数のタヌキが皇居の敷地内に住んでいるに違いない。

夜、市ヶ谷駅のホームで電車を待っている時にホームの下にタヌキがひょっこり
姿を現したのには、こんなところまでいるのかとびっくりした。

ほかも市川市 習志野市 神奈川の横浜市なんかでも見かけた。

なんでも都内には1000匹は生息していると言われているそうだが、俺の見た頻度だと
絶対にそんな数ではなくもっと生息していると思うのだ。

俺が小さい時の東京では、タヌキを見かけることは皆無なので、
ここ数年で大幅に繁殖している気がする。
反対に野良猫が大分減ったきがする。
あと雀も

なかなかニュースに取り上げられることはないけど、
なぜこんなに増えているのか、どこかのテレビ局で解明して欲しいものである。
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# by masa3406 | 2013-08-10 08:07

安心できる場所

故郷の街で高校時代の同級生と彼の仕事終わりの遅い時間に会った。
彼の家の下で待ち合わせて駅向こうのファミレスに行く。

彼は週休1日もない生活のようで、明日も6時起きとのことだった。
よくそんな生活ができるよなあ。
それでいて、彼は疲れきった様子でもない。
むしろ充実してそうな雰囲気すらある。
きっとその仕事が嫌いじゃないんだろう。
嫌いだったらストレスも相まって、死にそうな顔になっていることだろう。

大柄な彼とファミレスに入ると彼は開口一番生ビールを頼んだ。
自分は今日は花火大会に行き、それから実家に寄って飯を食べてきたので、
ドリンクバーだけにした。
彼は、そこから単品をいくつも頼んだ。
相変わらず、よく食べる奴だ。
彼と外食をするとやたらと頼むので、なんてことのない店でも
そこそこの金額が行ってしまう。
前に安楽亭で1万円超えたときはびっくりした。
実家に住んでいるのだけど、それにしても無駄遣いだろうよ。といつも俺はそれを見て思う。

食べる量がリアル孤独のグルメに近いよ。

彼はプロ野球チームのファンクラブに入るほどプロ野球が好きなのだけど、
今年はまだ1試合も観戦に行けていないのだという。
彼とは何回も観戦しているので今年は1回は行こうぜ。
そう約束した。

そこから近況話になり、最近あっちの方はどうよ?と彼女の話になった。
彼は高校時代は真面目だったものの、卒業してからは女好きで、女性が切れないタイプだ。
時に二股三股していたときもあるほどだ。
彼のどこにそれだけモテる秘密や武器があるのか、俺や他の同級生にも皆目わからない謎なのだけど、
女性に対して身長が高く大柄な彼は積極的で強気だ。

すると、なんと今は年齢が近い彼女のほかに20歳そこそこの子とも関係を持ち、コンスタントに
会っているのだという。
この週休日がない生活でも、やはり彼は彼だった。

彼はすかさず、もう1杯生ビールを頼んだ。

すげえバイタリティーだ。
俺が彼の生活になったら、おそらくぶっ潰れて仕事以外はなにもできないことだろう。
彼女すらほとんど会うこともなくなりかねない。
俺は仕事がキツイと家に帰って、自分の世界にこもりたくなるタイプだ。
それか親しい弱音を吐ける友人と会うだけだ。
自分のことで手一杯になるのだ。

生命体としての強さが俺とはまるで比較にならない。
そういうみなぎる強さが、また女性を虜にしてグイグイと引っ張っていくに違いない。
俺みたいな弱々しい男は、生命体として淘汰される側だ。

そんな彼だけど、付き合う女性の数は人一倍多いのに、不思議と結婚はおろか
同棲をしたという話を一度も聞いたことがなかった。
こういう女性が切れないタイプは、おおむね傾向としてさみしがり屋と相場は決まっているのだが、
これはどうした矛盾だろうか。
彼は、同じ故郷のこの街にある実家から、どんな彼女と付き合おうが離れることはなかった。

いつぞやの長く付き合った彼女は、あまりにも彼が結婚しようとしないので、業を煮やしてやがて
故郷に戻りそのまま音信不通になった。

それに懲りることもなく今の適齢期の彼女が結婚願望が強くて、それで困っているとこぼしている。
それは無理もないだろうよ。その彼女もかわいそうだ。

その子と結婚したくない理由でもあるの?と聞くと
他人と一緒に生活するとか考えられないし無理!
と俺は絶対に無理だぜ~といった表情で、いかに無理かを堰を切ったように語りだした。

ベットも別々じゃないと、自分のかたちで寝れないから嫌らしく、
いつも繊細には思えない彼が、意外なところが神経質なことに驚く。
俺は一人っ子なので、人とずっといる生活だと疲れを伴う。

例えば、仕事で疲れて帰ってきて、その上 帰宅しても人に気を遣わないとならない生活になったら、
家にもどこにも自分の身の置き所がなくなってしまう。

自分が自分らしくいられるところが、唯一の家という場所なのだ。
俺とは違う理由だろうが、人と生活をするのが嫌な気持ちはわからなくもなかった。

彼もどこか深層部分では女性に心を許せていないのではないだろうか。
だから、そこまで嫌がるのではないかと思う。

彼女が何人いようが、案外人なんて孤独なものなのだろう。
意外な共通点を見て、なんか親近感を覚えた日だった。
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# by masa3406 | 2013-08-04 16:38

誕生日

誕生日は別にお祝いしてくれなくていいよ。お祝いしてくれてうれしいとかそういうのは感じないんだよね。

と言っていたので、俺はしてあげるよとは言っていたものの、
面倒くさくなってそのまま1ヶ月ほど放置していた。

心の内を打ち明けるなら、考えるのも面倒くさかったというのもあった。

俺は、気持ちで動くタイプの人間だ。

どうせしてあげるなら、素直に喜んでもらえる人のほうがいい。

あんなかわいくない言い方をする奴に、何かをしてあげる気は起きなかった。

前の彼女には美味しいレストランを予約したり、財布をあげたりしたけど、
張り合いがなくてとてもそんな気にはなれなかった。
クリスマス然り男がイベントを考えたりするのは、それなりにパワーがいるものなのだ。

誕生日から1ヶ月が経ってもなにも言い出してこないし、俺もそこのことすら忘れていた。

それが、急に最近になって ねえ誕生日は?と言ってきた。

えっ?

ずっと待っていたことに俺はびっくりした。

俺は、言ったことをそのまま受け取る人間だ。
お祝いして欲しくなかったんじゃないのかよ。

ゲーム機の本体が欲しいのだという。

バカ高くなくてありがたいけど、ゲーム機とか子供かよ・・・。自分で買え。

約束していた以上は仕方ない。
それから3日ほどして、俺はネットで都内でそれを売っている店を探して、
直接買いに行った。
問屋のようなところで、当然梱包はしてくれなかった。

帰りにはスコールのような大雨に降られて、濡れないように駅から動けなくなって雨宿りをした。
その日の隅田川の花火大会は初の中止になっていた。

誕生日プレゼントをこのままの状態で渡すのはあまりにも無機質だったので、
柄にもなく俺は、包装紙を買いに行き自らラッピングをすることにした。

やれやれだぜ・・・。

包装紙は本当に欲しいセンスのはなかったけど、まあ、まあこれでいいかと無難そうなかわいい包装紙を選んだ。
自宅で最初の1枚はテスト用で作ってみたが、思いのほかうまくできて、
プレゼントのそれらしくなった。

いつかはもう忘れてしまったけど、かつてこの作業を何度もやったことがある気がした。
久方ぶりなのに手がなんとなく覚えていた。

二枚目でそれがうまくできた。

翌日会った時に、紙袋ごとそれをファミレスで、
誕生日おめでとうと言って手渡した。

自分でラッピングしたことを言ったら、本当にこれ自分でしたの?と驚いたような笑顔で言った。
手先が不器用そうだと思っていたのに
すごい ちゃんとできてるー

馬鹿にしやがって

どうしてこいつは、ズケズケとこういうモノの言い方しかできないんだろう。
あの無神経な母親と同じだよ。

俺は、昔プラモとか作るのが得意だったんだぞ。
陶芸も得意だし。

開けてみ
と言うと、いいの?と言いながら包装紙を剥がす。

姿を現した箱がそのゲーム機だとわかるや、彼女はびっくりして大喜びをしている。

あたしねえ。家で親にプレゼントとかほとんどもらえない家庭だったの。
お小遣いももらえなかったんだよ。
なんか子供の頃みたい。

そう言って、箱から取り出しながら、
子供が親にプレゼントをもらった時のような表情で喜んでいた。

こんな素直に喜ぶ彼女を見たのは、久しぶりの感じがした。

誕生日祝いはべつにうれしくないだの、言ってたこととぜんぜん違うじゃないか。
ツンデレキャラだったのかよ。

面倒くさいなと思っていたのだけど、よろこんでくれたし
まあ良かったのかなと思う。

とりあえず、これでよしとしよう。
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# by masa3406 | 2013-07-29 23:16

誕生日

誕生日は別にお祝いしてくれなくていいよ。お祝いしてくれてうれしいとかそういうのは感じないんだよね。

と言っていたので、俺はしてあげるよとは言っていたものの、
面倒くさくなってそのまま1ヶ月ほど放置していた。

心の内を打ち明けるなら、考えるのも面倒くさかったというのもあった。

俺は、気持ちで動くタイプの人間だ。

どうせしてあげるなら、素直に喜んでもらえる人のほうがいい。

あんなかわいくない言い方をする奴に、何かをしてあげる気は起きなかった。

前の彼女には美味しいレストランを予約したり、財布をあげたりしたけど、
張り合いがなくてとてもそんな気にはなれなかった。
クリスマス然り男がイベントを考えたりするのは、それなりにパワーがいるものなのだ。

誕生日から1ヶ月が経ってもなにも言い出してこないし、俺もそこのことすら忘れていた。

それが、急に最近になって ねえ誕生日は?と言ってきた。

えっ?

ずっと待っていたことに俺はびっくりした。

俺は、言ったことをそのまま受け取る人間だ。
お祝いして欲しくなかったんじゃないのかよ。

ゲーム機の本体が欲しいのだという。

バカ高くなくてありがたいけど、ゲーム機とか子供かよ・・・。自分で買え。

約束していた以上は仕方ない。
それから3日ほどして、俺はネットで都内でそれを売っている店を探して、
直接買いに行った。
問屋のようなところで、当然梱包はしてくれなかった。

帰りにはスコールのような大雨に降られて、濡れないように駅から動けなくなって雨宿りをした。
その日の隅田川の花火大会は初の中止になっていた。

誕生日プレゼントをこのままの状態で渡すのはあまりにも無機質だったので、
柄にもなく俺は、包装紙を買いに行き自らラッピングをすることにした。

やれやれだぜ・・・。

包装紙は本当に欲しいセンスのはなかったけど、まあ、まあこれでいいかと無難そうなかわいい包装紙を選んだ。
自宅で最初の1枚はテスト用で作ってみたが、思いのほかうまくできて、
プレゼントのそれらしくなった。

いつかはもう忘れてしまったけど、かつてこの作業を何度もやったことがある気がした。
久方ぶりなのに手がなんとなく覚えていた。

二枚目でそれがうまくできた。

翌日会った時に、紙袋ごとそれをファミレスで、
誕生日おめでとうと言って手渡した。

自分でラッピングしたことを言ったら、本当にこれ自分でしたの?と驚いたような笑顔で言った。
手先が不器用そうだと思っていたのに
すごい ちゃんとできてるー

馬鹿にしやがって

どうしてこいつは、ズケズケとこういうモノの言い方しかできないんだろう。
あの無神経な母親と同じだよ。

俺は、昔プラモとか作るのが得意だったんだぞ。
陶芸も得意だし。

開けてみ
と言うと、いいの?と言いながら包装紙を剥がす。

姿を現した箱がそのゲーム機だとわかるや、彼女はびっくりして大喜びをしている。

あたしねえ。家で親にプレゼントとかほとんどもらえない家庭だったの。
お小遣いももらえなかったんだよ。
なんか子供の頃みたい。

そう言って、箱から取り出しながら、
子供が親にプレゼントをもらった時のような表情で喜んでいた。

こんな素直に喜ぶ彼女を見たのは、久しぶりの感じがした。

誕生日祝いはべつにうれしくないだの、言ってたこととぜんぜん違うじゃないか。
ツンデレキャラだったのかよ。

面倒くさいなと思っていたのだけど、よろこんでくれたし
まあ良かったのかなと思う。

とりあえず、これでよしとしよう。
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# by masa3406 | 2013-07-29 23:16

女性を見る目のなさ

去年いた店で、よく話す20歳の子がいた。
その子は顔が小さくてほっそりした中背の美人で、静かで控えめでいつも笑顔を絶やさない
のんびりしておっとりした性格の子だった。
でも、店が終わるといつも眠そうにしていた。

俺にとっては、のんびりしていて美人でやたらと眠そうな人。
それが彼女のイメージだった。

なんのきっかけで、その子と話すようになったのかは覚えていない。
俺も、昼間働いていて眠いので、多分そこに親近感を覚えて話しかけたんだと思う。

話すとその子は、当時は専門学校に通っていて朝は5時半起きらしく、
なんと俺よりも睡眠時間が短かった事実にびっくりした。

上には上がいるものだ。
それは無理もなく眠いわけだ。

その子は、小説を持ってきていてそれを忘れていったことがあった。
読書好きとは夜の世界の女の子にしては珍しい。

俺も読書が好きだったので、そこにこの子は会話ができる子だなと
シンパシーを覚えて、いつしかそれをきっかけに読書の話や
使っているスマホがお互いに同じでかなり古い機種だったので、
それがいかに使いにくいかの話で盛り上がって、
それをいつ新しい機種に買い換えるかの話なんかをよくしていた。

あるとき俺が読んでおもしろいと思っていた、キックボクサーの自伝を貸したことがあった。
その本は、内容は面白いもののやや筆者の人格的にはちょっとひねていて癖があるので、
受け付けない人は受けつない可能性があったわけだが、
その子は後日それを面白かった。
ああいう本は好きだと目を輝かせて言ってくれた。

この子は感性が合って話せる子だな。
俺はその思いを強めた。

それからプライベートの話やその子の将来の話。
潔癖症であってその子はつり革が握れないこととか、恋愛観とか色んな話をした。
俺が話す話をじっと聞いてくれてるし、いつもニコニコして柔和で話がしやすかった。

俺の目を見るときの目が輝いていて、それが気恥ずかしくはあったけど
いつも話すと人懐っこく接してくれた。

店では他のキャストさんとわいわいつるんだりせずに
帰りにそのまま歓楽街へ遊びに行くこともなく、静かで1人でいることも多い子だったので、
そんな派手さのないところもこちらも信用しやすかった。

会話を探さなくても話がいつまでもできる子で、物静かで優しい雰囲気で話していて空気が楽だったのだ。

去年の俺は、なにもかもが面倒くさくて恋愛にはまったく興味がなかったので、
その態度に勘違いをして恋心を抱くことはなかったのだけれど、
人間が良くて感じの良い子だなあと人間的な好感は抱いていた。

彼女は片親で、妹と2人で住んでいて食事を作ったり家事を
そのハードな生活の合間にしているという、心優しい頑張り屋さんだった。
専門学校の卒業と就職が決まっていて、それでもしばらくは生活のために夜はやめないで、
続けると言っていた。

俺は、就職したばかりは辛いから両立するのは、学校以上に大変だよと
言ったし内心ではその懸念もしていた。
就職した子が、すぐにシンドいと会社をやめてまた夜の世界に舞い戻ってくる事例は、
今までいくつ見たかわからないほどだったからだ。

それから2ヶ月ほどの時が経過した頃、
俺は昼間の仕事がまさに成績が良く充実している時で多忙を極めていて、
夜の仕事との両立はそれこそ限界に来ていた。
人のことを心配している場合ではなかったのだ。

いつしか俺は、昼の仕事の疲れや連日の睡眠不足。
店の理不尽な要求にいらだちを隠せないようになってきていて、
もうやめてもいいやと半ば捨て鉢になっていた。

その子を含めたキャストさんとの良好な人間関係よりも、いつここから脱出をするか。
それが俺の最大の関心事へと変わっていった。

俺はすっかり余裕をなくしていたのだ。

せっかくその子が話しかけてくれても、イライラして心ここにあらずの時が増えていった。

お前はカンニングの竹山か?とツッコミを入れたくなるほど
あの時の俺はキレキャラだったと思う。

その子は、ちょうどその頃は卒業をし、就職をして新人研修の真っ只中だった。
どうも入社した会社がブラック企業で、社会保険もなく使い捨てで給料も安いから、
続けられるか不安だとこぼしていた。

せっかくああして毎日、睡眠不足でも頑張って専門を卒業して就職が決まったのに、
なんてこの世は理不尽で気の毒なんだ。
こうやって未来ある性格の良い若者が食い物にされているんだな。と憤ったのを記憶している。

そして、ある日突然俺はやめることになった。
いつもなら、話すような子とは電話番号くらいは交換しているのだけど、
最後は、そんな日々を過ごしていたのでなんとなく聞かないまま逃げるように店を去った。

あんな店、糞くらえだった。

しばらく経った頃に、あの子元気にしているかな。
スマホは買い換えたんだろうか
ニコニコ笑っていた顔をふと思い出すことがあった。

最近 前の店でよく話していた子 Aさんと再会をした。
Aさんは、いままたそのお店にいるので、
○○ちゃんは元気? ○○ちゃんは?とその店のキャストさんの話になった。

すると驚くべき事実が判明した。
Aさんは一時的に店を変わってつい最近までその別の店にいたのだが、
なんとそこにそのニコニコしていた読書が好きなあの子もいて再会をしたのだそうだ。

Aさんとその子は、俺がいた店ではとくに話す関係ではなかったらしく、
どんな子か知らなかったらしいのだが、

その店でのその子は、その美貌とキャラを生かしてすっかり売れっ子になり
かなりドギツイ色恋営業を行っているらしく、
客を何人も手玉に取り、金を引っ張るだけ引っ張る情け容赦ない
ケツ毛まで抜くようなえげつない子で有名だということだった。
金になる客なら手段としての枕もするというのだから、
その話を聞きながらただただ驚くのみだった。

それがエスカレートして、家にストーカー化した客が頻繁に出没する事態にまでなっているとのことだった。

就職した会社はとうに辞めていて、今では夜1本で本業になっていて、
すっかり水商売に染まりきっていると言うではないか。。。。

去年のニコニコしていた彼女の顔を思い浮かべても、話のそれとがとても結びつかなかった。

そのえげつなさがゆえに、他のキャストさんもすっかり彼女に対して引いてしまっているとのことだった。
同業ですら引いてしまうほどと言うのだから、あるラインを超えているのだろう。

なんの営業でもそうだが、人を騙したり恨まれるようになったらそれは間違っていると思う。
たとえ水商売とも言えどもで、最低限の節度や武士の情けは持たないとならないと思うのだ。
なにかの目的のために手段を正当化するようになったらお仕舞いだ。

俺はよく話していた去年からは想像がつかないことと
こんな気さくな、いい子だったんだよと話すと、あの子が?と、Aさんのとても信じられないと言った様子に
こちらが驚くほどだった。

去年のあくまでのバイトの片手間のホステス業とは違って、彼女はすっかり一人前の
生き馬の目を抜くような世の中をしたたかに生きる
手段を選ばないえげつないホステスへと姿を変えていた。

ジキルとハイドで、まるで二重人格のように人が変わってしまったようだ。
あの彼女はもういないのだ。

去年、キラキラした目で、最近この仕事が楽しくなってきていると話していて
この子、夜から抜けられないかもな。とふと思ったことがあり、その兆候は伺えたとは言え、
あの気さくで読書が好きで派手なこともしない優しかった素直なあの子が・・・。

残念だった。

ここまで女性をしたたかに変えてしまうのかと
夜の世界の持つ恐ろしさをまた感じた出来事でもあった。

あの子にまた会いたいなあ。連絡先を聞かなくてもったいなかったな。
などと思っていた愚か者の俺は、冷水をぶっかけられるような衝撃の真実であり、
同時に、俺の女を見る目がないことが、また1つ証明されたのであった。

いまの彼女然り

いやあ、Aさんに会えて現実を知ることができてよかったです。。(´д`)

また一つ、勉強になりました
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# by masa3406 | 2013-07-23 06:31

苦境

自分自身、今年はここ数年で1番いいことがない年で、
なにかに呪われているような気がするほどだ。
周囲でも犬が死んだり身近では不幸が起きたり、仲間がことごとく負けたりと、
散々だ。

自分が蒔いた種もあり、今までのツケが一気に来たような感じだ。
今年はそんな厄災の年だ。

そんな窮地に、友達が話や相談に耳を傾けて聞いてくれてアドバイスをしてくれたり
心配してくれたり支えてくれていることに気づく。

生き方や人生に対する考え方を変えないといけない時期なんだと思うし、
友達数人にもそう指摘された。

俺が生きてきて唯一の財産と言えるのは、どんなときでも見捨てずに離れずに
助言をくれたり時に手を差し伸べてくれるこの友達たちの存在なのだと思う。
こういう時になると、いちばんそれが肌身にしみるのだ。

頻繁にデートをしたり会っている女の子がいるんだけど、一緒にいてその友達たちのように
すべてを受け入れてくれる気はしないし、俺の中で安心できるものはない。
こちらが力になることはあるんだけど、その逆は到底望めまい。

本当に話したいことを相談したり話せる気がしない。
それだけに、こういうときは会うのが億劫になる。
かと言って、その女性との交友を選んだのは俺だし、とどのつまりは自業自得だ。

何事にも行き当たりばったりで計画性のない俺は、
こうやって人生の判断や選択を誤り、結果としてズレた方向に進んで、
今、現在こうなっているのだと思う。

女性に関してもそれなのだ。

過去の自分の判断や選択が現状を作り出しているのだから、
俺は間違っていたのだ。

今日、花火大会に行ったのだが
秋を思わせるような涼しい気候の河川敷で、美しく迫力のある花火のクライマックスを
小学校からの同級生と眺めていたら、それがあまりにも美しくて
いつの間にか穏やかな気分になり、憂いや杞憂が晴れていくのを感じた。

そのあとで池袋に行って別の友達とカフェテラスで語り合ったのだけど、
こういう話し相手がいて穏やかで楽しい時を過ごせる俺は、
幸せだしひとりではないんだなと心温まる思いがした。

晴れない空はない

環境や習慣を変える勇気を持って、ここを区切りにして乗り越えていこうと思う。
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# by masa3406 | 2013-07-21 04:20

リア充に変身

仲良しの高校の同級生3人と飲みに行った。
そのうちの野球部で一緒だった2人とは、頻繁に飯を食べたりお茶をしたりしているのだが、
今回飲みを提案した1人とは電話で連絡はとってはいるものの、
色々と時間が合わなくて飲むのは久方ぶりのことだった。

いつもは、そのうちの2人が働いている職場のある街で飲むのだけど、
今回は幹事の友人の行きつけの店があるという、別の街になった。

店はそいつの働く街から少し離れていて、
そんな地区に行きつけの店があることに少々意外さを感じた。

そう思ったのは、幹事の友達は仕事人間で、
帰りは会社の近くで飲むか
奥さんがいる家にさっさと帰っているイメージを漠と抱いていたからだった。
つまりは、珍しいことで
俺の他の2人もそう思っていたと思う。

地下にある店に到着するとそこはワンフロアの広い店内で、
ブラジルの有名なシュラスコ料理という、
いろんな肉の部位をブロックからナイフで切り落として
食べさせてくれる店だった。

ブラジル人の店員が肉を運んで目の前で皿に切り落としてくれて、それを食べると
また別の部位を運んで切り落としてくれて食べるというループが、
食べ放題でギブアップするまで続くという
肉好きには肉尽くしでたまらない店だ。

肉は岩塩のみのシンプルな味付けだけど、肉の脂身やジューシーさがあって、
飽きが来ずに実に美味く、俺たちは果て度もなく目の前で、
削ぎ落とされる肉に舌鼓をうった。

サラダや他の料理はバイキング方式で、いくらでも食べれるし、
店はバンドの生演奏やサンバの生演奏がある、陽気で雰囲気が良い店だった。

でも、店のブラジルの陽気さがあまり普段の彼のイメージとはこの時点では
かけ離れていて結びつかなかったのだ。

俺は、幹事の友達によくこんな会社から遠い店を知ってるな。
奥さんとでも食べに来るのか?とそれとなしに疑問をぶつけてみた。

すると、よく会社や取引先の連中を連れてくるんだよという意外な言葉が帰ってきた。

連れてくる?おおよそ兄貴分的なキャラではないし面倒臭がりの彼が?

聞くとそのメンツには女の子も何人もいたりもするらしく、それなりの人数らしい。
この店のバンド演奏で店がノリノリに盛り上がると、みんなが踊りだし
その一体化をしたノリを利用して、他の席の女子とも意気投合して仲良くなることもあるらしかった。
お店の従業員やバンドの歌い手さんとも面識があるらしく、勝手知ったる店らしく、
彼は実に親しげに話していた。

他にも、よく取引先の人間や女の子を誘って飲み会を開いているらしく、
東京湾を船で夜景を見る企画とか、いくつか今も企画をしているという。
今度は女子大生たちと合コンをするとかで、
1人の奴が急遽参戦することが即決していた。

こいつ、いつのまにこんなキャラチェンをしたんだ

俺は、かつてを知るその彼の変貌ぶりに非常にびっくりした。

高校と卒業後によくつるんでいた時の彼は、マイペースかつ非社交的で、
静かで俺とか決まった数人としか付き合わなかった。
学校の行事やみんなで集まるような飲み会には、絶対に参加しなかった奴が、
今や企画したり幹事をしているというんだから、
まったく彼本来のイメージとは結びつかないのは無理からぬところだった。

俺は彼とも仲良しなのだが、当時は少ない本当に信用できる少ない友達と
濃く付き合うをモットーとしていた彼は、俺は友達は少ないが口癖だったものだ。

学校でも、みんなとワイワイ盛り上がったり、リーダーシップでまとめているような
場面を見たこともなかった。

通っていた専門学校でも、女子を小馬鹿にしたり無視をしていたような話をしていたし、
高校の学祭でそいつのことを一目ぼれしてアプローチをしてきた他校の女子に
なんで俺がこんな女と話さないとならないんだよ!と
とんでないことを言い放って泣かしてしまったような、女には優しくない人間だった。

オープンでなく非社交的で、女に積極的なようなリア充をひねた目で、
小馬鹿にしていたようなタイプの人間で、表面的な付き合いを良しとしないタイプの人間だったのに
今やすっかり正反対の人間に変貌を遂げているではないか。

コンパを企画したり、積極的に女の子に声をかける!だって?
いったいどうしちまったんだよ お前は

さらに聞けば、開いた飲み会で使った店でも別グループや店員の女の子に声をかけて仲良くなって、
その子達を誘って飲み会を開いたり
定期的に2人で飲みに行くような、いい仲の女の子が2人もいるらしかった。

なんというリア充っぷり。

それを話すときのそいつは自信に満ちていて、得意満面な面持ちで、

女には積極的に行かないと損だぜ。

男は顔とか関係ないし、自分が行動するかしないか。ただそれだけなんだよ。と
と1人の婚活しているけど、なかなか彼女ができない友人に説教までしている始末だ。

俺は飲み会を企画するのが大好きだし、仕事だけじゃつまんないだろ?
人生は楽しまないとな。 とまでうそぶくではないか。

いや、確かにそれはその通りなんだろうし、リア充の人が嫌いなわけじゃあないし、
そういった溢れるパワーやバイタリティをうらやましいとさえ思う。

けど、なんか、あのお前が言うとなんか違和感がめちゃめちゃあるんだ。

俺たち3人は、急に変わっちまって向こう岸に行ってしまったそいつの、
その溢れる自信に満ちたギラギラした雰囲気に圧倒されたのか、
違和感とギャップを受け入れられないのか、
次第にどこか借りてきた猫のようにおとなしくなってしまったのだった。

サンバの演奏が始まるとそいつは他のテーブルに行き、そこの席に溶け込んで話だし、
ノリノリでリズムを取りだして、それから俺たちの席には戻ってくることはなかった。

お前らノリが悪いなあ。こっちに来て参加しろよ
奴はきっとそう言いたかったに違いない。

終電も近くなった帰り道、なんかあいつ昔とキャラ変わったよな。
前のあいつのがからみやすかったし、好きだったよな。

と俺たちは誰からともなくつぶやいたのだった。
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# by masa3406 | 2013-07-14 04:50

性欲だけではつき動かされない人種

以前の職場の同僚と話していたのだけど、
今の職場でどうも彼のことを好きらしい年上の女性がいたのだそうだ。

かといって、社内での少ない接点で具体的なアプローチがあったわけではなく、
あくまでも、その女性の仲良くしていた同僚からの話だったらしい。
言われてみれば、その時点では話しかけてきたり、
見る目が好意の目をしていたり好きっぽいなと感じる程度だったのだろう。

彼は、その女性ともあくまでも同僚として接していたらしいのだが、
ある日、その女性に飲みに行かないかと誘われ、
誘いには付き合いがいい彼は、他の同僚の女性と2人で食事や飲みに行くのと
同じ感覚でそれに付き合うことになった。

もともと俺が知る前の職場での彼は、社内で事務の女性と友達のようにいつも軽口を叩いたり、
女性とそつなくコミュニケーションを取ることに長けていた。
いわゆる、人畜無害で女性にかわいがられるキャラだ。

同じ会社だった時も50歳くらいの親子ほども年の差がある
同僚のおばちゃんの営業の人とも仲良くしていて、
よく彼は、その人と頻繁にご飯に付き合っていたものだ。
その女性は離婚して話し相手が欲しかったようで、彼女のする過去の自慢話や
恋愛観の話、愚痴や好きなジャニーズの話と
一見したら退屈してしまうような話を嫌がることもなく、何回も聞いてあげていたのだそうだ。

俺は、仲の良い同僚の男としか付き合いはなかったので、
よくそんなことを面倒くさがらずにしているなあ。と感心していた。

彼は、女性の誰とでも分け隔てなく仲良くし、話を聞いてあげたり合わせてあげたり、
良好なコミュニケーションが取れるタイプなのだ。

そんな彼が、繁華街の居酒屋でその女性と飲んだらしいのだが、
最初からその女性の彼への好意のアピールが激しく、
酒のペースも飛ばし気味だったという。
彼女の酔いがまわるにつれ、さらにそれがエスカレートして、
ボディータッチやら、好意を匂わす言動が多くなってきたらしい。

あくまでも同僚とのコミュニケーションの付き合いとして飲みに来たつもりだった彼は、
すっかりその積極性や距離感に当惑して、タジタジになってしまったという。
好意があるらしいことは聞いてはいたものの、まさかここまでグイグイ来ることは
想定外だったのだそうだ。

とりわけ彼を困惑させたのが、彼がくわえていたタバコをおもむろに彼女が奪って、
非喫煙者にもかかわらずそれを口にくわえた行為だそうで、
唖然とした彼は、もうそれは気持ち悪いから戻さないでな。俺はもうそれ吸わないからな。
と思ったのだそうだ。

そして、もう終電もない時間に居酒屋を出ることになったのだが、

極めつけのその女性からの、

タクシーで一緒にうちに来る?

とのあまりにも積極的すぎるお誘いを丁重にお断りした彼は、
始発まで漫画喫茶で時間を潰したのだという。

後に、恥をかかされたその女性がしょんぼりして彼の話を同僚にすることは
二度となくなったことは言うまでもない

迷惑そうにそのエピソードを話す彼に、実に彼らしいなと納得してしまった。

俺との付き合いでの本来の彼は、どちらかといえば物事を理屈っぽく考えて会話をする思考型のタイプの人間だ。
いろいろな情報を集めて分析もするタイプで、知識集約型とも言えた。
わからないことや知らないことを聞くと、実に事細かにクレバーに教えてくれる。

それがゆえに、この手のタイプは事が起きると本能よりもまずは思考してしまうことが多いのだ。

本能的な男なら、酔いも手伝い タダでエッチができるぞ!とりあえずエッチをしたい!→誘いにとりあえず乗る。(後で交際を迫られたり、後悔するなりしても)

という選択が多いのだろうけど、

この手のどこか物事や他人に対して客観的に見て分析をしてから行動をするタイプの人間は、
予期しない行為・行動に対しては、そのまま乗らないで見送るか拒絶する傾向にあるものだ。

思考する→分析する→誘いに乗るかどうか判断する

とある一定のプロセスが必要となり、
事前の分析や心の準備を必要とするのだ。

前者はとりあえず本能がそれらを飛び越して、エッチにたどり着くのだろうけど、
どっこいこのタイプは頑固にそれらが立ちふさがるのだ。

男が『心の準備?』というと 乙女心かよと揶揄されてしまいそうだけど、
男も親しくもない相手にいきなり裸になったり、肌を合わせたりエッチをすることには抵抗がある人間がいるのだ。とわかって欲しい。

それが風俗とか、あらかじめサービスをわかって選択をして自ら行くなら
そのプロセスはすでに通過しているので別だろうけど、このようなケースだと

いや、別に俺あんたのこと何も知らないし、そんな親しくもないし・・・。
いきなり肌を合わせるとか無理だから(>_<)
みたいな心境に男も陥ることがあるのだ。

何を隠そう、俺も過去にそのようなケースを何度か同じように逃げてしまった経験があり、
そんな彼の心境や選択をとても共感できたのだ。

その女性たちには、恥をかかせてしまって申し訳ない気持ちはあるのだけど、
こればっかりは、気質・性質なだけにいかんともしがたいのだ。

男にも心や気を許すことができるまでの壁があって、

男はみんな、性欲でやりたいからやる。というわけではないことを知ってもらいたいものだ。
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# by masa3406 | 2013-07-04 16:22

飛ぶボール

最近、プロ野球の試合で使う公式球を
統一球から飛ぶボールに変えていたのが発覚したニュースが流れていたが、やっぱりといった感じだ。

飛ばないボール(統一球)については以前にもブログでレスをしたことがあるけど、
去年までのここ2年間とは、今年は明らかにその打球の質が違っていた。

去年までなら、ホームラン性や外野の頭上を抜くような打球が、
途中で急失速してお辞儀をしてキャッチされたり、
ゴロの転がる勢いが死んだ打球も多かったり、外野に届く頃には勢いが死んでいたのに、
今年は勢いがそのままで失速することなく、打球が伸びて
外野手を抜ける長打が増えたり、そのまま伸びてホームランになる打球が
目立っていた。

その結果、去年までなら点が入りにくく、投手戦のロースコアの試合が多かったのだが、
今年は大量得点が入ったり、逆転逆転のシーソーゲームの
動きのある試合が大幅に増加した。
去年までは、先制点を取られてそのままの展開のまま終了。
なんて地味な展開の試合が多かった気がする。

また、それに伴って、当然 打者の数字が向上をして
ホームラン数や3割打者 長打率が高い打者の数が増加して、
打高投低が今年は目立つ。

なんだかんだいって野球の華はホームランだと思うし、試合がシーソーゲームで
展開がある試合の方が見に来たファンも面白いと思うのだが、
それは飛ぶボールのおかげだと思うと、なんとも興ざめでもあるわけで、
元のボールでやるほうがいいのか
あるいは、今の方がいいのかと考えると難しい問題だと思う。

この2年間の飛ばないボールで、真の実力やパワー不足の現実を知ってしまったので、
今年の数字は下駄を履かせたように見えてしまい、打率も本塁打数もニセモノに見えなくもないわけで・・・。

黙って隠蔽をして飛ぶようにしたボールに変更をする前に、
選手やファンに相談があっても良かったのではないか?と
1プロ野球ファンとして個人的に思う。
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# by masa3406 | 2013-06-15 23:11