人気ブログランキング |

本当の心霊スポット

ちょいと夏ということもあり、特に理由はないのだが
心霊的な話をしてみたいと思う。
ちなみに俺には霊感はまったくない。

以前、俺はとあるメーカーの販社で営業の仕事をしていたのだが、
隣のデスクに50歳くらいのベテランの先輩営業マンがいた。
その人は、仕事がとても出来る人で取引先に販促キャンペーンを
提案して仕切ったりいわば責任者的な立場にあった。

家は奥さんとお子さんが2人ほどいて、趣味は海釣りに
キャバクラ遊びと 大変エネルギッシュで明るく冗談を言う面白い人だった。

社内でも取引先でも彼の仕事ぶりを見ていて思ったのだが、
とりわけ女性の扱いのうまさは特質ものだった。
誰とでもすぐに距離を縮めて仲良くなり、女性に協力してもらう関係を築いてしまうのだ。
女性のちょっとした変化にも気づき褒め上手で、
すぐに○○ちゃんと下の名前で呼ぶフレンドリーな関係になり、
まめにコミュニケーションを築いて、販売店では女性を活用して
販促に協力してもらうのも実に上手かった。
女性に小さな頼みごとをするのが上手く、俺なんかは恐縮して
女性には滅多に頼みごとをしないところを、彼は構えることもなく気軽に頼みごとをしていた。
彼には頼みごとをすることは、コミュニケーションを取り、仲良くなる機会でもあったのだと思う。

女の人はその人と会話をしているときは、誰しもが楽しそうな
リラックスをした表情をしていたのが実に印象的であった。
本当にモテる男には、年齢など関係ないのだ。

俺なんかは、そんな芸当は無理だしそんなキャラでもない。
男社会で育ったので自然と足が向く、同じような若い男連中と密にコミュニケーションを取り、
仲良くなり、それで販促協力をしてもらい数字を伸ばす
全く逆の方法を取り、この方法が功を成していた。
人生は自分の得意なこと、苦手なこと。出来ること。出来ないことを早く見極めて
自分が得意なことを生かしていけばいいのだ。
そんなことを教訓として得た在籍期間だった。

その人には、ある特殊な能力があった。
いわゆる幽霊が見える体質なのだ。
年齢も50代ということもあり、そんな話題が出ることはなかったのだが、
ひょんなことから、そういう話題になりわかったのだ。
その人は、日常的にも見るそうで、
霊自体は見ても居てもどうということもない
驚くに値しないことなのだそうだ。
ただ、中に悪い霊というのが存在してこれが人に取り付いてしまうと、
お払いをしないと離れないし、実に厄介なんだそうだ。
だから、そういうものには絶対に近づいてはいけない。と真顔で忠告をされた。
そして、次のような話をした。

彼は社歴も長くベテランということもあり、沢山の販売店舗を担当していたのだが、
1軒だけその人が嫌がってまったく行かない、「行けない店」というのがあった。

商店街の中にあるその場所には、取引先の店が建つはるか昔に
大型の某有名スーパーがあった。
ある時にそこの1階フロアが火事になり、若い女性従業員数人が亡くなった。
その火事でそのスーパーは撤退して、後にその取引先ができたようだ。

その火事で亡くなった中の女性従業員1人が物凄い怨念を持つ悪霊になり、
後に建ったその店に居ついて、現在に至るまで
そこに出入りをする人間に様々な害をもたらしているとのことだった。
俺も本当にそんなことがあったのかと、
ネットで検索を試みたのだが、実際にその火災は存在していて
4人が確かに亡くなっていた。
火災直後の写真や火災発生状況の詳細な見取り図なんかもあり、
それは実に生々しいものだった。

取引先の店の従業員室は最上階にあり、その上は屋上なのだが
夜中従業員が残って残業をしていると、女性のハイヒールのコツコツ頭上を歩く音を
はっきりと聞いたなんて話もあったようだ。

そしてこれは嘘のような恐ろしい話なのだが、その取引先の従業員が
これまでに3人変死を遂げていて、
3人目に亡くなった店長は、店の最寄の駅のベンチで眠るように死んでいたそうだ。
この話は、ほかの社員やメーカーも知っている有名な話だった。

その人は、その店の表に行くだけで悪い霊の存在を感じて体調が悪くなるので
近づかないようにしているとのことだった。
また、あまりにも怨念が強くて近づくと危ないんだそうだ。
その人だけの話なら、信憑性を疑うこともできるのだが
俺の前任者がそこの担当で、その人もちょっとした霊感があったそうで
その店に近づくことが出来ず、
なんと駅から、毎回その店の担当者を電話をかけて来てもらい、
駅前で商談をしていたという、ありえないエピソードまであった。

世には心霊スポットなるものが沢山あるようだが、
その店のことは、心霊話としてはサイトを含めどこの媒体にも出ていない。
その業界でも有名な話なのにだ。
だが、確実に存在して今日でも営業をしている。
案外、本当に出るところはそんなものなのかもしれない。

ちなみに、そのときに働いていた会社のフロアはぶち抜きで
何十人もが働く広いオフィスだったのだが、
その見える人いわく、この中で3人霊がついている人がいると言っていた。
それは誰であるかは、内緒だと最後まで教えてはくれなかった。

恐る恐る聞いたら、俺にはついていないとのことでほっとした。
by masa3406 | 2009-07-31 04:41


<< 約束 また遊びに来ますよ >>