人気ブログランキング |

被災地 1

友人とJR東日本フリー切符で東北に行ってきた。

当初は新幹線で青森に行き観光をする予定を漠然と立てていたわけだが、
旅行の前日にのんきに指定席を取りに駅に行くと、
なんと青森へ行く新幹線は全席指定席であり、すべて満席でもう乗れないことがわかった。
俺が新幹線で通っていたときは、まだ青森まで開通していなかったので
指定がなければ自由席で乗ることができるだろうくらいに安易に考えていたのだ。
それなら盛岡に変更しようかと思ったが、朝に盛岡に行く新幹線も全席指定の新幹線でこれも無理。

予定の変更を余儀なくされた俺たちは、そこで宮城の被災地をこの目で見てこようということになった。
友人は仙台市内の出身で、俺は何度もドライブした土地。
お互いに現実をこの目で確かめたくなったのだ。

学生時代、幾度ともなく乗った新幹線やまびこ号に東京駅から乗り、
友人と学生時代の思い出話に興じていると
突然新幹線が、何もない田畑が広がる風景の場所で突然停車をした。
車内アナウンスがあり、震度4の地震があり停電をしたとのことでクーラーも止まった。
それから10分ほどして無事に運転を再開したわけだが、
東北では、まだまだ余震が続いている事実に直面する。

20分遅れの到着で仙台駅のホームに降り立つと、もわっとした真夏の湿度が寝不足の体を覆いこむ。
東北は東京よりは蒸し暑さがマシなイメージを抱いてきたのだが、
気温も34度と東京よりも蒸し暑く不快で、駅を出て少し歩くだけで汗が噴出してくる。

とりあえず仙石線側のヨドバシカメラのある側の出口(メインの出口の裏側)から表に出たわけだが、
駅前が区画整理されて大通りができている。
駅前の予備校に通っていた友達が、随分と変わったなあと驚嘆の声を上げている。
しかし、日差しが強く蒸し暑い。
こんな気候の中で、とてもではないが歩きと鉄道かバスで移動なんかしてられない。

そこで駅前でレンタカー屋をいくつも当たるも、予約でいっぱいで貸せる車は無いとことごとく断られる。
今はお盆休みでもないし、新幹線が満席であることといい
多分この1万円の格安のフリー切符発売効果で、観光客が殺到しているのであろう。

今はネットで事前に予約をするのが主流らしく、行き当たりばったりで
事前に何も計画を立てなかったことを再び後悔した。
一番最初に行った駅のレンタカー屋に再び行くと、ラッキーな事にちょうど今さっき軽自動車が戻ってきたとのこと。
それを借りることにした。
この間、約1時間30分ほど時間をロスしてしまい帰りまでの時間を無駄に費やしてしまった。
どちらも運転できるが、被災地に当たる場所を何度もドライブをしていて
地理勘があり運転が好きな俺がしていくことにする。

まずは松島方面に向かう国道45号を走り、途中から三陸自動車道に乗り被災地の
南三陸町を目指すことにする。
途中、町並みには変化はなく幾度ともなく通った雰囲気そのままだ。
三陸道に乗るも、道はちょうど海から遠い内陸部を縦断しているので、
のどかな田園風景が広がるだけで震災の痕跡は特に見当たらない。

途中、日韓ワールドカップでトルシエ監督率いる雨のなか日本がトルコに負けた
アクセスが悪い事でも知られる宮城スタジアムが見える。
何も変わらない、いつもの風景だった。
by masa3406 | 2011-07-12 05:34


<< 別の道 生死の淵 >>