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ダイ・ハード・ラスト・デイ

日曜日に大学時代の友人にうまいラーメンを食べに行かないかと誘われたので、
帰りに14日に上映が始まったダイ・ハード5
ダイ・ハード・ラスト・デイ を観に行かないと誘ったら、OKしてくれたので観に行った。
俺はダイ・ハードはパート1から見ているのだが、邦題のラスト・デイは完結編なんだろうな
と受け取り、これはぜひ見ねばと思い立ったわけだった。

ダイ・ハードは、毎作上映時間はそこそこ長いので、あらかじめ上映時刻を調べたのだが、
妙に上映時間が小刻みなことに違和感を覚えた。
きっと、流行りの映画なのでいくつかの部屋で同時上映でもしているのだろう。
そう思った。

食べたラーメンは、過去に味わったような味でわざわざ行くまでもなく期待はずれだった。

そのまま車で映画館が入っている、日曜日で家族連れで混んでいる
ショッピングセンターへと向かった。

通路を歩き端のにある映画のチケット売り場に着くと、あと10分で上映時間とのこと。
封切られて初めての日曜日ということもありほぼ満席だった。
席は前の方しか空いてなかったのだが、
これが池袋 新宿 渋谷だったらこうもいかなかっただろう。
こんなギリギリに来て、待たずに観れるのだからラッキーと思おう。

若いカップルばかりと思いきや、
客層は、思いのほか50代60代の年齢が高めの人も多いことに気づく。
60代の夫婦らしき人たちも何組もいる。

日本で上映されたパート1は1989年なので、
その時に見た人がそのまま年齢が上がっているのだろう。
それだけ歴史があり、幅広い年齢層に愛されてきたシリーズなのだ。

席は前から5列目くらいで、こんな前で見るのは生まれて初めてのことだ。
俺たちの席が最前列だ。
映画館は、通常前の席から後ろの席へとなだらかな段になって上がっているが、
見やすいベストポジションはちょうど中腹の真ん中付近だ。

すなわち、演劇やライブや野球観戦ならかぶりつきの席だが、
映画だと実に最悪なポジションだ。

なにしろ間近で見るスクリーンの大きさが尋常じゃない。
人物の顔が、顔だけ抜いた寄り過ぎのカメラみたいだ。
常にドアップ状態かつスクリーンの面積が広くて違和感が半端ではない。

PCの画面なら、サイズを小さくするところで、
「テレビを見るときは部屋を明るくしてできるだけテレビから離れて見ましょう」に反して
できるだけテレビの画面に近づいて見ているような感覚だ。

長い映画の宣伝が終わって、いよいよ本編が始まると、
ひと目で全体のサイズを見ることが不可能なので、
字幕が下の部分に出るので、一度字幕を見てから上の絵を見ないと
ならないことに気づく。

字幕を見ると、字幕しか見れないのだ。
これは不便だ・・・。
出るたびに目を字幕→上の画像と上下に動かさねばならずに大忙しだ。

スマホに例えるなら、5インチでサイズが大きすぎて、画面操作に下の物理キーに指が届かない状態
といったらいいだろうか。

あれ?なにか例えが変だ・・・

対象物があまりにも大きすぎて、目で見える画角に収まらないのだ。
こういう経験もあまりなく妙な感覚でもある。

そこで、どうしたものかと考えた俺は、椅子に浅く座りそっくり返ったような体制に固定をして、
それで字幕と画面となんとか一緒に見れるようにすることに成功した。
しかし、この姿勢で長時間見るのが辛い。

内容は大味で説明をするまでもない馬鹿馬鹿しさなので割愛するが、
今回の舞台はロシアで、CIAの諜報員である暗殺をしようとして逮捕された息子の身柄を引受に
ブールースウィルスがモスクワに赴いたところから始まり、
飛び入りで息子の任務を助けることになっていく、
親子で共闘してアクションを行って敵を倒すストーリーだ。

ずばりテーマは親子愛で、敵も親子で互いに親子タッグ対決だ。

のっけからド派手な爆発シーンやらカーチェイスやら
アクションシーンが展開されていき、息をつかせない実にわかりやすい大味な展開だ。

前作もそうだったのだが、最近のダイ・ハードはどれだけアクションシーンをダイナミックに映すかに
こだわっていて、それがストーリーを追い越して独り歩きしていて、エスカレートしているように見る。

いらないことに大金を使いすぎているんじゃないだろうか。
あくまでもストーリメインで、そこにアクションを組み込んでいっている気がしない。
大きなアクションシーンがまずメインディッシュで、そこにストーリーがはさまれているようにすら感じてしまう。

ブルースウィルスも息子も一発即死状態のアクション場面が最後までかず数えられないほどに続き、
どんなに高いところから落ちても、熱風に吹き飛ばされてもカスリ傷程度しか負わない連続には、
心の中で突っ込むことすらもはや野暮で、これは人間マクレーン刑事ではなく
中身は絶対に壊れないマシンか不死身のターミネーターということで納得することにした。

最後の決闘の地であるチェルノブイリでは、防護服も着ないまま原子力施設に
乗り込んでいくシーンや、敵が持ち込んだ放射能中和ガスをひとたび放てば、
たちどころに放射能の数値が下がっていき、もう大丈夫と敵が防護服を脱ぐ馬鹿馬鹿しい
ご都合主義は、ギャグ漫画状態だ。

そして、一番驚かされたのはいつもなら2時間30分は上映されていた映画自体が、
なんとたったの1時間30分で終了してしまったことだ。
洋画で1時間30分しかない映画は珍しいのではないだろうか。

これまでのダイ・ハードなら、全体的に大きな死闘が3つはあるのだが、
それが予算削減によるものなのか、何かは謎であるが今作は最初と最後で終わりと
短縮されていた。

また、いつものマクレーン刑事が、なんで俺はいつもついていないんだ。
こんな目に遭うんだと途中ピンチになった時に泣き言を言う、
いわゆるダイ・ハードシリーズ伝統の人間臭いシーンが、なかったのも実に物足りないものであった。

そして、今回はダイ・ハード・ラスト・デイとタイトルでうたっているのだが、
最後までどこにもこれで最終作を匂わす場面も説明もなく、
まだまだ続くことを予感させるもので、これも想定外であった。

とまあ、今作は今までのファンにはがっかりな内容で、
前作といいどんどんつまらなくなっていくのが残念なところだ。
by masa3406 | 2013-02-20 20:00


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