夜の仕事がなくなり暇を持て余し気味の俺は、人恋しくもあり
2日間で大学時代の同級生と高校時代の同級生に会ってきた。 うまいと評判のお粥屋に行き飯を食った。 大学時代の同級生は就職していて、付き合い始めた彼女はいるんだけど 最近別に気になる子がいるそうだ。 デートをしたら今度家に料理を作るからと招待されたらしく、 もっぱら話題は女の子のことだった。 とても楽しそうだ。 俺は自分がするかどうかは別として、別に道徳観あふれる人間ではないので、 進展する浮気話をそれはそれとして聞いた。 衣食住満ちたりると人間は様々な欲求が出てくるのであろう。 自分の生活もままならない俺には、彼女なんぞ無縁の話だ。 店の最後に電話番号をくれた子がいたのだが、俺はそんなことをしている場合ではない。 連絡はしないつもりだ。 その友達も以前、転職活動をしていた経験があるので、いくつかのアドバイスをしてもらって別れた。 最後に、そろそろちゃんと就職したほうがいいよと言われた。 翌日会った高校時代の友達は、同じく求職中なので話題は主に転職活動の話題だ。 彼は入りたい業種がまったくの未経験職ということもあり、 現在30連敗中で大苦戦を強いられているとのこと。 それも大きくない小規模の会社だけの活動に絞っているのにだ。 年齢が行ってからの未経験職志望は厳しいことをあらためて感じた。 俺も自分の友達の転職活動を過去に様々聞いてきたけど、 みな活動のあかつきに就いたのは経験職がほとんどだ。 企業側も即戦力になる人間を求めているので、採用に至るのは 新たに1から教育する必要がない、その業種を経験している人間になるのは 自然の流れなのだろう。 俺も流れには逆らわずに自分の経験してきた職種に関連した仕事で探すつもりだ。 現実問題としてヘッポコの俺にはもう、選択の余地はないのだから。 彼はその異業種志望だけに絞って活動を続けるというからチャレンジャーだ。 まだまだ未来に夢や希望やみなぎるやる気を持っているのだろう。 俺にはもうやりたい仕事というものが明確にないし、あえて未知の世界に冒険するつもりもない。 ラインや限度はあるけど、自分の能力的にできる事で、 そこそこの生活ができて激しく嫌な仕事でなければそれでいい。という考えだ。 前は仕事が趣味に近い業種になればストレスもなく日々楽しいのだろうと 考えていた時期があったけど、 会社を辞めて1年間利害とはまるで無縁な人間関係だけで、 好きなことをしてきて完全にわかってきたことがある。 それは、単純に趣味の活動をしている生活が一番楽しくストレスもなくそれ以上のことはないと。 たとえ仕事が趣味に近かろうが憧れの職種だろうが、それは仕事なのだ。 決して、利害のない趣味活動をしている楽しさや充実感に成り代わることなどない。 自分は自分の中でこの1年間の生活で、精神的には最高のものを経験してしまった気がするのだ。 経済的には不足はあったけど、精神的には十分に満ち足りていた。 だから、俺の中でもう完全にあきらめがついたというか。 手放すのはもう時間の問題だけど、青い鳥は見つけました。 友達とは過去の仕事の経験話や、お互いに知っている高校時代の同級生たちの 近況話なんかもしたりした。 お互いに活動を頑張ろうと色々と活動のアドバイスをもらって別れた。 人事も経験していた友達には、俺はじっくりと話ができるし営業向きだそうだ。 俺は自分では営業職には懐疑的でもあり、経験職で文系の俺には それしかないという職ではあるのだが 少し力をもらった気がした。 人事にいた彼いわく、アルバイト誌のフロムAは小さい求人広告でも2週間ほど掲載するだけで 20万円ほどかかるそうだ。 だから、毎週掲載してもマッチした人が来るとも限らずにかなりのコストなのだそうだ。 よくコンビニに置いてある無料の求人誌でも4万くらいかかるとのこと。 就職雑誌はさらにかかり、転職エージェントだと募集企業は相当な金額を支払うそうだ。 だから金がかからない職業安定所だけに求人広告を出している会社は、 人材採用に金をかけられない資金のない小企業が多いらしい。 かつてハロワだけで活動をしていた友達は、やっぱり人材に金をかけない企業は 条件も悪くろくな会社がないと言っていたが。 友達はいいものだ。 同じ時間を生きてきて、いろんな悩み事やお互いの話ができることに感謝だ。 人間一人では生きていないんだなと思った。
by masa3406
| 2008-03-05 02:23
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