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秋葉原の事件

夜中、秋葉原通り魔殺人事件の現場をさしかかった。
事件があった中央通りの、ドンキホーテ側にテントが置かれ
その中にはおびただしい数の花束が置いてあるのが車窓から見えた。
俺の友達はそこに赴き、祈ったと言っていた。

秋葉原は俺が中・高校時代に、乗り換えによく使っていた駅。
非常に思い出深い街だ。
朝、決まった時間にホームで電車を待っていると、
同じホームに他校の大人っぽい女の子たちがいたのも秋葉原の駅だった。
朝一緒に通っていた男子校の俺たちは、ただそれをあの子可愛いよなとか評論したり
見ているだけだったけど。

当時は、今ほどいろんなジャンルの店はなく
あくまでも家電やパーツ屋が中心で今ほど色んなジャンルの
オタクの町のイメージはなく完全に家電の街だった。
オタクでもPCとかアマチュア無線 電子製品 ゲームの限られたオタクが
多かった気がする。
当然、メイドカフェなるものもなく、飲食店すらろくになかったと思う。
コスプレをして歩いている人もいなかった。
それは、単に俺が知らなかっただけかもしれないが。
絵を高額で売っている詐欺まがいの手助けをする女はたくさんいた。

今はフィギアやエロDVDやらアニメやら模型やらゲームやら
本当にいろんなジャンルの店がある。
ドンキホーテができ、つくばエキスプレスが開通し、貨物駅跡地にヨドバシカメラができ
高層のきれいなオフィスビルが立ち並び、秋葉原の街は昔と大きく姿を変えた。
行きつけだったラーメン屋もいつの間にかなくなっていた。
先月にヨドバシに行くために久しぶりに秋葉原に来た俺は、
街を歩くカップルの多さに驚いたものだ。
昔は秋葉原にカップルなんてこんなにいなかった。
せいぜい家電を一緒に選びに来たカップルくらいだった。

当時、乗換え駅だったこの街では特に何をしたというわけではないが、
俺はよく友達と学校帰りに、今は亡き秋葉原デパートの1階の
立ち食いで食べれるスタンドのたこ焼きややらそばやら食べたものだ。
ゲームの新作が出ると買いに行ったり、友達とゲーセンでよく対戦した。
今でも秋葉原を歩くと当時の記憶が鮮明に思い出されて、暖かいイメージで
行くと当時の情景が思い浮かび俺にとっては懐かしい場所なのだ。

だから、そんな思い出の場所で起きたこの事件は、俺にはさらに悲しい事件だった。

もし俺がその場にいたら、のんきに携帯をいじりながら歩いていて
トラックに轢かれているかもしれない。
もし居合わせたのなら、かなりの確率で猛ダッシュをして逃げるか
遠巻きに見ているだけだと思う。
あの犯人みたいにナイフを持ち覚悟を決めて、全力で無差別に殺しにかかっている人間に
素手で立ち向かうのは現実的ではない。。
こういう精神状態の人間は普通以上のパワーが出る。
格闘技をしていようが、俺は糞の役にも立たないのは確実だ

最後に取り押さえた警官が長い特殊警防で犯人を追い詰めていたが、
ああいうナイフを持った手よりも長いリーチの武器になるものがないと
なかなか厳しいと思う。
パンチが当たる距離は、ナイフで刺される距離になるのだから。
自分に死ぬ覚悟がないと厳しいだろう。

この街が以前のイメージに戻るまで、どれくらいの時が必要なのだろうか。
被害者のご冥福をお祈りしたい。
by masa3406 | 2008-06-15 05:40


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